2007-02-20
200701-02
年オンナ。何か目標でもということで「今年こそは小まめに食べたものを記録していこう」と誓ったはずなのに、既に立春も過ぎ、二月も残りわずか。忘れないうちにメモメモ。
1月1日の献立
【青森産天然平目の昆布〆】
【こはだの粟漬け】
【手綱こんにゃくとしいたけの煮物】
【大根と鶏のからめ煮】
【ごまめ】
【大根と人参のなます】
【伊達巻】
【お雑煮】
1月某日の献立
【青森産天然平目の昆布〆丼】
1月7日の献立
【七草粥】
2月3日の献立
【大豆とひじきの煮物】
【大豆】<豆源>
【厄払い】<鶴屋八幡>
枡を模ったお餅の中には、きなこあんが入っています。枡ときなこ(大豆)をかけるとはなんとも絶妙。きなこあんの舌ざわりはマイルドで、甘さもほどほど。また来年までさようなら。
2007-02-26
2007/02/XX直径2~3mmの管状パスタ。イタリア語のBuca(穴)が語源。中が空洞のため、直径はスパゲッティ(1.6~1.9mm)やスパゲッティーニ(1.4~1.6mm)よりもあるものの、ゆで時間は短め。トマトベースなどのソース系との相性は抜群。
今日の献立
【トマトソースのブカティーニ】
*****
【トマトソースのブカティーニ】
・Bucatini:300g
※たっぷりの沸騰したお湯に塩小さじ2を入れ、茹でる(トマトソースの分量が1/3程度になった頃にゆではじめるとちょうどよい、下記参照)
・トマト缶(400g):1缶
・しめじ:1パック
※霜ふりして、よく水切りしておく
・ツナ缶(80g):1缶
・にんにく:2~3かけ
・鷹のつめ:2つ
・ローリエ:1枚
・バジル(乾燥):適量
・オリーブオイル:適量
・塩:適量
・黒胡椒:適量
・パルミジャーノ・レッジャーノ:適量
・グラーナ・パダーノ:適量
※フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたにんにく、鷹のつめを入れ、弱火にかける
※にんにくがこんがりしてきたところで、鷹のつめを取り出し、トマト缶とローリエを入れ、煮詰める
※トマトソースの分量が1/3程度になってきたところで、水切りしておいたしめじとツナ缶をいれ、バジルを適量入れ、塩、胡椒で味を調える
※茹で上がったブカティーニをトマトソースにからめ、お好みでチーズをふりかけ、出来上がり
※パルミジャーノ・レッジャーノとグラーナ・パダーノのすりおろしを混ぜて使うと、一層コクが出ておすすめ
2007-03-07
2007/某日
先日といっても、もう1ヶ月以上前ですが「幸せのちから」を鑑賞。混んでいる、空席が少ない映画館は苦手で、公開直後はいつも避けていましたが、今回は平日の最終時間の回ということもあり結構空いていて快適。基本的に事実モノ、ドキュメントモノを好むこともあり、結論からするとまぁ好きな映画です。
ご存知の方も多いと思いますが、現在アメリカで証券会社を営む億万長者「クリス・ガートナー」のサクセスストーリーを描いた作品。地下鉄のトイレでの宿泊などホームレス生活をする日々も経験しながら、笑顔と希望を捨てずに努力をし続け、成功を手にするというお話。
喜怒哀楽、抱腹絶倒というような大がかりな演出で、見ている最中に大盛り上がりするようなエンターテイメント性を個人的には感じませんでしたが、ところどころに見られるクリス・ガートナー役を演じるウィル・スミスとウィル・スミスの実息ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスが演じる息子役クリストファー(クリストファーだらけで混乱しそうだが)とのやりとり、仕草や台詞が翌日以降じーんと思い返されるような、そんな映画。
以前の仕事の関係でアメリカに滞在していたときも、とにかく「アメリカ人ってハンバーガーおよびその類をよく食べるよね…」とは感じたが、映画の中で印象に残ったのは、やはり「ハンバーガー」の食事シーン。確かにハンバーグやハンバーガーは美味しいし、好きですが、大きすぎるものや何度も食べるのはちょっとキツイとわかってはいるのに、先日旦那さんのススメで近くの<Baker Bounce>@三軒茶屋に行ってしまいました。結論:美味しい、でもかなりハード。
ハンバーグは、ひき肉を使わずお店でミンチにしており、さらに炭火で仕上げているので、歯ごたえとジューシー感は最高。サンドして食べるのには無理があるほどの大きさ。さらにトッピングも各種豊富で、私はベーコン、目玉焼き、アボガドをトッピング、さらにクラムチャウダーもオーダー。デビュー戦なのに注文し過ぎました。味、ボリュームとも申し分ないですが、やはり完食したあかつきには、満腹で動けなくなります(←私の場合)。オススメな一軒ではありますが十分お腹とご相談の上ご注文くださいませ。
ちなみに3/30オープンする東京ミッドタウンへ出店するそうです。
2007-04-03
2007/某日
ロングパスタ、ショートパスタスモールパスタなど、イタリアには数え切れないほどのパスタの種類がありますが、日本にはあまり多くの種類は入ってきてないのよねぇ。なので、イタリアに行く都度山ほどパスタを買い込んでしまう。過去にも何度もスーツケースの重量オーバーで成田やあちこちの空港で泣く泣くクレジットカードを奉納しているのに、ついつい手がのびてしまう。前回の渡伊時は後から合流した旦那さんに山ほどのパスタたちと一緒に帰国してもらったこともあったっけ。
そんな数あるパスタの中でも、お気に入りの一つがTrofie(トロフィエ)。日清製粉に問合せをしたら以前は輸入していたようですが現在はやめてしまったとのこと。やはり数量が出ないんですかね(?)。インターネットで確認しても買ってみようと思える産地のトロフィエとは出会えず…。とそんなとき近所の輸入食材屋さんにて発見。灯台下暗しとはこのこと。早速購入。
このパスタ、イタリア北部のリグーリア地方でジェノベーゼソースと絡めてよく食べられているもの。長さ3cmぐらい、稲庭うどんをくるんとツイストしたような形状。ペンネやフジッリなど他のショートパスタとはまったく異なる食感は食べてみるとよ~くわかります。生地に内包された空気のせいか、とにかくもちもちするんです。ジェノベーゼもよいけれど、トロフィエにからみつくようなソースであればクリームでもトマトソース系でもばっちりです。ということで今回はクリーム系にすることに。
今回の献立
【小松菜としめじのトロフィエ】
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【小松菜としめじのトロフィエ】
・トロフィエ:200g
※たっぷりのお湯に塩小さじ2を入れ、13~15分ほど茹でる
・小松菜
※3~4cm程度に切り、熱湯に塩を入れてさっと霜ふる
・しめじ
※ふさをばらしてさっと霜ふる
・ホワイトルー(小麦粉とバターを練ったもの):適量
・牛乳(常温状態にしておく):適量
・洋風スープ:適量
・パルミジャーノレッジャーノ
・塩
・白胡椒もしくは黒胡椒
※フライパンにホワイトルーを入れ弱火にかけ、温まってきたら常温にした牛乳と洋風スープを入れ、塩と白胡椒もしくは黒胡椒で味を調える
※トロフィエが茹で上がる1分程前になったら、霜ふった小松菜としめじをフライパンに入れる
※湯で上がったトロフィエをソースとからめて出来上がり
2007-04-07
2007/03/XX
先月、親しい友人Wが入籍のため英国より一時帰国。奥様は見た目ポーランド人、国籍ポーランド&ニュージーランド、中身新橋のおやじ、一方旦那様は料理上手、そしてイケメン(死語?)な若き日本人。とてもお似合いな二人の出会いは渋谷のんべい横丁。渋谷に住んでいた頃夜な夜なひきずられていた頃がナツカシイ。
そんなお二人がいらっしゃるとのことで、様々な産地、大きさの鯛が揃う<岩善>@築地場内にて1kgほどの真鯛を調達。2年魚で20cm程度、最大1mほどにまで成長する真鯛ですが、お刺身にするにはある程度の大きさ、1kg程度はあったほうが美味しい。ボディには水色のドット、目元には同じ水色でアイラインをばっちり入れているおしゃれさん。お好みの餌は甲殻類所以か、かなりの硬骨魚で、さらに背びれと尻びれに発達したするどい棘あり。才色兼備な友人Wは、外人とは思えないほど日本語を巧みに使うするどい話術の持ち主。なんか似てるのね~、なんて思ってしまった。
祝い膳は、【真鯛のお刺身】を中心に副菜をおりまぜ、シメは【鯛の潮汁】。とにかくよく飲む二人。ビール、ワインと次々に飲んでいるうちに、手元には小さい切り傷。飲みながら出刃包丁は危険です。
とにかくよく食べてくれるお二人。帰国の際はぜひまたいらしてください。末永~くお幸せに。
2007-04-08
2007/某日
宮崎といえば、やはり東国原知事と連想してしまう私。発想貧困。そんな私に宮崎県出身の友人が「日向夏(ひゅうがなつ)」を教えてくれました。宮崎県原産。ゆずの血をひくこの日向夏は、輝くような黄色のボディに、肉厚の外皮、それをむくと食欲をそそる香りがただよい、とてもジューシーな果肉がお目見えします。種がやや大きいので房の内皮をむくときは丁寧にむくことで実割れを防げると思います。お味はグレープフルーツより、マイルド。外皮は捨てずにお風呂に入れました。旬は春から初夏、まさに今です。
2007-04-09
2007/某日
過日の一本Le Viognier du Pesquié(ヴィニエ・デュ・ペスキエ) 2005、ヴィオニエ100%。すっきりとしていて、とても個性的な香りを楽しめます。甲殻類やオリーブオイルを使った香草焼きのお魚料理との相性がいいとのこと。
このワイン、和食と美味しいワインのいただける<のみ山>@三軒茶屋のオーナーさんのブログでご紹介されていたワインショップ<カーヴ・ド・プティット メゾン>@世田谷で購入。店内には様々なワインやワインに関する小物もいっぱい。見ているだけでも楽しめそうなお店です。
2007-04-11
2007/某日
冷蔵庫を見たら、1ヶ月ほど前に一羽で仕入れた 地鶏のもも足一本を発見。冷蔵庫の野菜室と相談。ブロッコリーとじゃがいも発見。ということで、
過日のあるものごはんの献立。
【ブロッコリーとアンチョビのスパゲッティーニ】
【骨付きもも肉のトマトソース煮込み】
とり肉のトマトソース煮込みは、その日の気分でトマトソースの味をハーブ強めにしたり、しょうゆを混ぜたりなど、変えながらよく作るんですが、やはり骨付きの方が美味しいと実感。お肉のジューシー感が全然違うのね。でも、カニを食べるとき同様食卓に会話がなくなっちゃうのがちょっとさびしい。
*****
【骨付きもも肉のトマトソース煮込み】
・骨付きもも肉:1本
※表、裏ともフォークなどで穴をあけ、塩、胡椒をふる
※余分な水気を軽くふき、フライパンに薄くオリーブオイルをしき、皮目を下にして中火で焼き色をつける。その際、最初は落し蓋などで上から軽く押さえる
※皮目にこんがり焼き色がついたら、ひっくり返し同様に焼き色をつける
※中まで火を通さない
・トマト缶:1缶
・トマト:2コ
※1/8に切る
・にんにく:1かけ
※みじん切り
・鷹の爪:1本
・ローリエの葉:1枚
・たまねぎ:1/2コ
※粗みじん切り
・オリーブオイル:適量
・エクストラバージンオリーブオイル(もしあれば):適量
・赤ワイン:1/4C
・塩:適量
・黒胡椒:適量
・じゃがいも:1/2コ
※2cm程度のさいの目状に切り、水から茹でる。細串がささる程度になったらざるに上げる(気上げ)
・ブロッコリー:適量
※一口大に切ったブロッコリーを、塩をいれた熱湯にくぐらせ、芯の部分に細串がささる程度になったらざるに上げる(気上げ)
1.フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたにんにく、鷹の爪を入れ、弱火にかける
2.にんにくの香りが出てきたら、粗みじん切りにしたたまねぎを入れ、さらに炒める
3.たまねぎの香りが出てきたら、トマト缶、ローリエ、赤ワインを入れ、1~2分煮込み、そこに先ほど焼き色をつけたもも肉を入れ、さらに煮込む
4.もも肉に細串を刺し、穴から透明の汁が出てきたら、切っておいたトマトを入れ、2~3分中火で煮込み、最後にエキストラバージンオリーブオイルを少量かける
5.もも肉を皿にのせ、トマトソースをかけ、じゃがいもとブロッコリーをのせたら出来上がり
2007-04-15
2007/04/XX
しばらくの間、見てみぬふりしていた、ペッパーミル、ソルトミルのお世話。湯気や熱気がむはんとしているお鍋やフライパンの上でもごりごりするから、ミルの本体下部の内側に胡椒や塩がくっついちゃう。特にアクリルタイプの場合は内側にへばりついた胡椒や塩が外側から見えるから、美しくない。
使う都度きれいにすればいいのですが、なかなかそうもいかない。さらし、細串、刷毛を使い、徹底的にお掃除。見違えるほどきれいになってかなり満足~。
例えば、和包丁や漆器などは、お世話を怠るとあっという間に使えなくなるとわかっているので、満腹で1ミリたりとも動きたくなくても、なんとかお世話はしますが、どうもミルたちは、そのうち~、今度~、と思っているうちに…悲しい姿に。
この製品、きちんと正しくお世話して使っていれば、メカニックの部分については基本的に永年保証。この「きちんと正しく使っていれば」というのが曲者ではありますが、常識の範囲内で使っていて、「すれなくなる、動かなくなるなどあれば、職人さんが確認した上で対応してくれる」とのこと。塩や胡椒以外のものをすってしまったりするとそれはもちろんミルへの影響は悪く、「それはお客様のご使用方法が…」と言われてしまうそうです。ま、そんなことしないけどね。
2007-04-16
2007/04/XX
よく作る組み合わせトマトとなすで、リゾットにしてみました。お米は日本のお米(短粒種)を使っていますが、日本のお米より粘り気の少ない大粒種ジャバニカ米もしくは高アミロース米のホシユタカを使ってみたいと思い探してみたけど、近所では見つからず。生協にもなかったな。ひとまず挫折。
今回の献立
【トマトとナスのリゾット】
【ポテトサラダ若らっきょう風味】
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【トマトとナスのリゾット】
・米:2C
・にんにく:2かけ
※みじん切り
・鷹の爪:1つ
・オリーブオイル:大3~4
・トマトの水煮缶:1つ
※ざるにあけて軽く汁気を切っておく
・ブイヨンスープ:
・なす:2つ
※縦に1/2に切り、その1/2を斜めに厚さ6~7mm程度に切る
・トマト:1.5こ
※1/8等分に切る
・バター:15g
・パルミジャーノ・レッジャーノ:適量
・塩:適量
・黒胡椒:適量
※深鍋にオリーブオイル、にんにくのみじん切り、鷹の爪を入れて弱火にかける
※香りが出てきたら、なすを入れ軽く炒め、なすがオリーブオイルを吸って表面の色が変わってきたら、なす取り出す(完全に火を通さない)
※同じ鍋に、米を入れ、軽くまぜる
※米が透明になってきたら、軽く汁気を切っておいたトマトの水煮缶を入れ、まぜる
※続いて、ブイヨンスープ1/2C程度注ぎ、底に米がはりつかないよう、切るように混ぜながら米を炊いていく
※一度目のブイヨンスープがなくなってきたころに、先ほど取り出したナスとトマトを入れ、さらにブイヨンスープ1/2C程度注ぎ、同じように底に米がはりつかないよう、切るように混ぜながら米を炊いていく
※途中、米の炊きあがりを確認しながら、水分がなくなったらブイヨンスープの追加を繰り返し、塩、黒胡椒で味を調えていく
※米に芯が残るぐらいで、火を止め、バターを入れ全体になじませた後、さらにパルミジャーノ・レッジャーノを入れ軽くまぜ合わせ出来上がり
2007-04-17
2007/04/XX
先日、実家の両親が主人のお誕生日プレゼントを渡しにやって来てくれた折、ごはんを食べに行ったのが<Guccina>@三軒茶屋。以前から、好きだったこのお店、現在隣にはGuccinaのマネージャーも兼任されている平さんが開いた<Il chiasso>というバール感覚のお店もあり、Guccinaでゆっくり食べて隣のIl chiassoへ移動、もしくは軽くIl chiassoで、など使い勝手もよい。
そのGuccina、ワイン、スプマンテなど、お酒の種類も豊富。アラカルトで好みのものを食べても良いし、コースでたんまり頂くのも良し。前菜、パスタ類、メインと、どれもマンマの料理のよう。大好きなお店の一つです。中でも、Crostini 4 formaggi alla "Guccina"(4種チーズのパングラタン・グッチーナ風)は特にオススメ。チーズのコクと香り、とろけ感も最高です。
(写真はプレゼントのポケットチーフと両親に渡した焼きたてロールパン)
2007-04-18
2007/04/XX
先日主人のお誕生日にANDRE CLOUET SILVER BRUTで乾杯。コクのあるドライな味わい、年間生産量3000本、辛口生一本といううたい文句というかお店の方のご説明に惹かれ、さらに黒とシルバーのジャケットに一目ぼれして購入したこの1本。どんな料理がいいのか、思案していたら…朝寝坊。河岸に行ける時間はとうに過ぎ去っておりました(凹)。結局冷蔵庫と食材棚をジロジロしながら、悶々。
【その日の献立】
・アスパラとトマトの生ハム“GRACO”がけ
・筍のペペロンチーノ、塩黒胡椒味とバルサミコ酢味で
・トロフィエのトマトソースあえ
・いちごのケーキ
・マカロン3種
コク、ドライ、辛口生一本、まさにその通りのお味。さらに色合いも深みのあるトーンで美しかった。辛口生一本がお好きな方にはきっとお口に合うのでは…。
“GRACO”は、プーリア州グラッコ社の無農薬栽培。濃厚なのにサラッとしていて、青トマトのような味わい。筍のペペロンチーノにも合わせてみましたが、相性マル。コク、香りとも申し分ないオイルです。
2007-04-27
2007/04/XX
「壽惠廣」。結婚式でも使っていたのに、ググってようやく「すえひろ」の漢字「壽惠廣」を知りました(汗)。扇のことを祝っていう言葉「壽惠廣」。開いた扇の形状が末広がりなため、将来の繁栄や幸せを象徴しているとか。あ~日本語って美しいな、としみじみ。同じ言葉でも平仮名、カタカナ、漢字で書くのとでは伝わるニュアンスって違うよなぁ、と改めて実感。
この「壽惠廣」、京扇子の専門店<宮脇賣扇庵>のもの。文政六年(1823年)創業の老舗。四季折々の花をあしらった舞扇や夏扇など、豊富な扇子がそろうとのこと。その店内の天井には明治時代の京都画壇の巨匠たちによって描かれた天井画があるらしい。へぇ~見て見たいものね。
そんな、普段なかなかご縁のないような壽惠廣ですが、数年前から習い始めた懐石料理、そのご宗家から講師の許状のお祝いでいただきました。当日、有難くも返礼のご挨拶もさせていただくことになり、かなり、焦り且つ汗り、ドタバタな一日。さらに強風にあおられ着物に紅も付いちゃうし(凹)。またしみ抜きに出さなくちゃ。
ひょんな理由から始めた懐石料理。そんな粗相の尽きない日々の中、今後も美味しいものを作れるよう精進していこうと思います。今後とも皆様よろしくお願いいたします。
*****
<宮脇賣扇庵>
京都市中京区六角通富小路東入ル大黒町80番地3
075-221-0181
2007-04-28
2007/04/XX
頂き物の牛乳や生協からの牛乳など、数リットルの牛乳が冷蔵庫におりました。そこでミルクプリンでも、と思ったところに、過日お友達から、アイス抹茶でも美味しいとのことでいただいた辻利さんの「豊榮の昔」も使ってみようと、作ってみたのが抹茶ミルクプリン。そもそも抹茶ミルクプリンなるものをそれほど食べたことがないので、よくわからないのですが…。次回はもう少しだけゼラチンを少なくしてみようと思った次第。ひとまず写真のみ(途上段階)。
2007-05-10
2007/05/XX
五月から茶道では「風炉」(五月の初風炉から十月の名残りまで)。寒くない時期のお点前作法といったところでしょうか。お稽古個々の所作の所以を伺うと、「はぁ~」と深く感心、感激するもののすぐ忘れるんだ、これが。それに、なんてたってお菓子が美味しい!
幼少の頃から、お茶のお稽古をする機会はあったものの全く興味を示さなかった私ですが、ある方のお力添えもあり始めることになった茶道。実は軽い気持ちで始めてしまったものの、始めた途端軽い気持ちで続けられるようなものではないということだけは学べた気がします。
そんなんなので、全く上達の兆しはありません。威張れることではないですがね。一生覚えられないだろうなと思うものがいくつかあり、茶道もお稽古する都度思います。
その状況を少しでも改善できれば…ということで淡交社さんから出版されている裏千家茶道教科を買うことに。と思ったらこれが全17巻あるので、ひとまず抜粋で数冊購入。「1.初歩の茶道 割稽古」と「2.初歩の茶道 風炉点前」を読んだこの連休。ムツカシくてよめない漢字も多い。ひぃ。
ちなみに、この本を買った茶道具屋さんでは、「ゆくゆく(伝物、教本のない口伝のお点前)に備え、本ではなく毎回お稽古内容を自分でノートに書き、書いてお稽古を繰り返すことで憶えるわよ」ともご指導いただきました。おいおいノートのほうもやろうとは思っていますが、おいおいと云っているうちはきっとダメなんだろうなぁ…なんて。
2007-05-11
2007/05
先日、久しぶりに、飲みの席でというか海で作った生キズ、青アザの痛みを感じた二日酔いの昼。次いでに携帯も故障気味。まずは暑いお風呂に入り、汗を出し、自分の不健康さがかなり後ろめたくなるほど空は快晴。主人に連れられ、<ひるがお>@世田谷へ。
ラーメンといえば、家系醤油とんこつ(麺固め、味薄め、油少なめ)が大好きなのですが、最近「魚だし」ものにも浮気中。いつ行っても行列、「今の時間なら並ばないよ~」という旦那さんの甘い誘惑に誘われ小雨の中行ったら、これまた行列。「並ばないって云ったぢゃん(怒)」ということもしばしば。並ばないで入ったことないな、そう云えば。そんな人気店<せたが屋>@世田谷が昼に営業している塩ラーメン専門店の<ひるがお>の塩ラーメンと塩つけ麺を食べました。ちなみに、<せたが屋>のほうも、魚介風味たっぷりの出汁、麺、スープの熱さとも申し分ないんですが。
塩ラーメンと塩つけ麺それぞれ大盛りで注文。出汁は利尻昆布、羅臼昆布、鰹節、宗田鰹節、大山鶏などなど…憶え切れんほどの材料からじっくり作られているそうで、とにかく「美味しい!」のひとことに尽きる。コクのある魚介出汁に、塩味とちょっと動物性の風味がぷわんとする。和食であれば、こんなに出汁たちが主張しているのはビミョウな気もするが、ラーメンだと嫌味にならず、食べごたえがあるのね。不思議。ただ、濃い薄いの話しにすれば、断然濃い味。塩ラーメンをメインに時々塩つけ麺をつまみ食い。二つの味をシェアすれば完食できますが、一人で一品の完食は、私にはちょっと厳しい。
晴天、さらに真夏のような太陽で、アイスを食べたくなり、コンビニで久しぶりにジャイアントコーンもぱくり。環七沿いということでちょっと行きにくい場所ではありますが、一食の価値あり。おすすめです。
2007-05-13
2007/05
一日遅れの端午の節句。粽、菖蒲酒、柏餅などなど…節会料理選手がおりますが、市場もお休みだし、冷蔵庫にあるものでなんとなかならないか考える。
もともと、中国で邪気を払い、健康を祈る日とされたことが始まりのようですが、定かではないそうで。蓬や菖蒲は邪気を払うと云われていたとか。中国、楚の時代の愛国詩人屈原が自分の正義が通らない世を憂い、5月5日に湖に身を投じたことへの供養で、民衆が粽を湖に流したことから粽を食べるようになったとか、お赤飯も邪気を払うための赤色とか…、諸説沢山。
再び冷蔵庫、食材棚と相談。端午=男の子の節句なので、旦那さんの好きな米ナスの鶏みそあんと、粽ではないけどもち米と桜海老を使って、赤色の炊込みごはんにしてみました。
ワインは、最近お世話になっている近くのワイン屋さんで「味噌味に合う赤を…」と相談したところ、お手頃ですすめられたのがLa Vieille Ferme 2005。ローヌ南部で栽培された有機栽培のぶどうのみから作られた柔らかい赤ワインとのこと。何よりもラベルの鳥のデザインに惹かれ即決定。お味は確かに味噌味には好相性。柔らかいけど、パンチはないかも。
【今日の献立】
・浅利の酒蒸し
・米ナスの鶏みそあん
・桜海老とじゃこの炊込み
・さわに椀
・La Vieille Ferme 2005
・柏餅
2007-05-14
2007/05
(径15cmと19.5cm)
(径21cmと24cm)
かつて、自宅にいる頃は何一つ家事をしていなかった私ですが、一人ぐらしを始めて困ったことといえば食事。とはいっても一人暮らしを始めた理由は、毎日の仕事帰りで積もっていく深夜タクシー代を立替えきれなかったのが大きな要因。もちろん一月遅れ程度で精算はされるのですが、立替えのキャッシュフローが回らなかったんです(恥)。よく母に頼んで玄関にタクシー代を置いておいてもらったこともしばしば。
食事といってもほとんど外食なので、お家で食べることはほとんどなし。でも、外食疲れが増してく一方。実家にいたときは座っていれば食事が出てくることの有難さを実感、とにかく自炊せざるを得ない状況下、まずは道具でも買って~と思い立ち購入したのが<有次>のゆき平鍋。当時、ゆき平鍋の良さもよくわかっていませんでしたが、とにかく「いずまい」が気に入り購入。
現在、このお鍋、使いこむほどに良さを痛感しています。このゆき平鍋は「普通」と「上」という、天丼みたいな2タイプが存在しておりまして。当時、格好から入った私は「上」を選択。「上」のほうが職人さんによる打ちめがしっかりしていて、さらに「普通」よりも少し重さが増すので、安定もいいかな、と思った使ってから勝手を理解した次第。
職人さんが丁寧に打ち込んだ凹凸は、プレス機械の型押しとは違い、熱伝導性も高く、熱がむらなく広がります。さらに火からおろしても冷めにくいので余熱で味をいれていくような料理にも最適。手放せません。
そのゆき平鍋たち。先日とあるインターネットのサイトから「お鍋に名前を入れてくれるサービスがある」ということを知り、本店さんに確認。京都の本店とデパートに入っている直営店であればその場で名入れをしてくれるということで、先日日本橋高島屋へ。
<有次>コーナーは、基本的に職人さんは居るものの毎日の常駐ではなく、私が行った日はたまたま不在。径15cmと19.5cmの雪平鍋たちを預け、仕上がりを待つことになりました。久しぶりに店内を見回していたら、かねてより気になっていた径21cmと24cmのサイズも非常に欲しくなり購買意欲が盛り上がる。その場で購入と思いきや、手打ちのため京都の職人さんの状況次第…ということで、在庫はなく長ければ2ヶ月待ちとも言われたお鍋たち。ようやく手元に届きました。
ちなみに、朴の木を使った柄の部分、長い間使っていると乾燥などによりややゆるんできます。そんな時は有次さんに持っていけば釘の取替えもしてくれます。こんな「お世話」の配慮がじんわりうれしい限りです。
2007-05-17
2007/05
この時期、ヨーロッパからやってくる淡いグリーンがきれいなアスパラゾバーシュ。フランス語「Asperage sauvage」は、野生のアスパラという意味ですが、分類的にはユリ科オオアマナ属。アスパラ(ユリ科アスパラガス属)とは属が違うのね。色は別として形については、つくしんぼにも似ているような。
フレンチレストランで初めて食べて以来、この時期のお楽しみになっています。アンチョビでソテーしたアスパラゾバージュ、食感・風味とも初夏を思わせます。キリッとした白ワインが進みそうなお味ですが、本日在庫ゼロ。常備しているお手頃スプマンテ(Monrubio Salceto)で食べることにしました。このアスパラソバージュ、今がまさに旬。築地場内・やっちゃ場のおじさん曰く、「あと2週間ぐらいかねぇ、入ってくるのも」とのこと。ご興味ある方はお急ぎくださいね。
2007-05-18
2007/05
諸々ギフトを求め、日本橋へ。迷い出すと止まらない。かれこれ朝から数時間ぐるぐるし、なんとか納得いくものを見つけたときには既に午後2時。贈り物探しは楽しいけど、コレというものがないとちょっとつらい…。空腹もピーク。近くでパクつきたいと思い、久しぶりに<たいめいけん>@日本橋へ。カニクリームコロッケやハンバーグなどパフォーマンスの良さそうなランチメニュー(@\800)をちろちろしながらも結局たんぽぽオムライスを注文。チキンライスの上に丸々太った卵が鎮座。フォークで割る瞬間、ゴクリ。無心に食べ、完食。卵のお味、食感とも申し分ないのですが、チキンライスのケチャップ味が立っているのはもう少しなんとかならないかな、と思うんだよね。
2007-05-19
お問合せをいただいていた方々へ
大変遅くなりましたが、下記に更新させていただきました。
よろしいときに、ご覧いただければ幸甚です。
http://chisou.typepad.jp/blog/2007/04/post_c8eb.html
2007-05-20
2007/05
初めて体験しました生姜湿布。
生姜は大好きで、毎日何かしらの形で食べていますが、生姜湿布は未体験。殺菌、鎮痛、保温等々…作用を上げるときりがないと云われる生姜。生姜湿布、自分で作るには生姜をどれほど使うんだ?と思うと、なかなか実行できずにいたところ見つけたのが<足庵>@銀座。
そこは、生姜湿布をメインに、足裏マッサージや整体メニューがあります。施術してくれる人はほとんど中国の方ですが、日本語はバッチリ通じます。先日選んだのは足裏生姜コース、足裏35分+漢方桶蒸し10分+足部生姜温熱法15分というもので、トータル1時間ちょっと。リクライニングソファにゆったり横になり施術される。好みのお茶(漢方茶やジャスミン茶など)もいただけます。どんどんつぎ足してくれるのも嬉しい。
足裏マッサージはググッと押下する指圧系。漢方桶蒸しというのはサウナ状態になっている桶に足を入れ毛穴を開けさせるもの。後続ステップ生姜温熱法の生姜エキスを吸収させやすくするためだと説明していたな。そして最後の足部生姜温熱法というのがまさに生姜湿布。生姜がたっぷりしみこんでいる布地のようなものを膝下部分にのせ、さらにタオルでぐるぐる巻くので最初「あちっ」と声が出るぐらい熱い。我慢できない熱さではなく、しばらくするとぽっぽっしてきて気持ちいい。生姜湿布が終わると足からは大量の汗が出ていて驚き。
点と線、つぼとリンパの流れを一体としてほぐしてくれるタイマッサージ好きの私には、足裏マッサージについては、不満というものもありませんが感動もない内容。ただ生姜湿布はまたぜひ行きたい。だって、自分で生姜湿布を作るのは大変だからねぇ。
平日の昼間や、月・火曜日に限定したサービスプランもあるようです。詳細は下記URLをご参照くださいませ。
http://www.asian-jp.com/
2007-05-21
2007/05
鱚が美味しい季節になりましたね~。<祝繁>@築地場内さんで江戸前の鱚を購入。たまには趣向を変えて、お刺身はオリーブオイルをベースにした刺身醤油で、残りは昆布〆で丼に。1kg近く買ったはずですが、あっという間に完食。淡白な旨み、これまたお酒が進んでしまいます。
(昆布〆丼のおともは、宍道湖しじみの味噌汁)
2007-05-22
2007/05
幸せの四重奏。ラーメン、ギョーザ、ライスそしてビールの晩餐。このセットを食べると幸せになります。
その昔、まだ磯子にしか店舗がなかった頃、<壱六屋>@磯子でラーギョーライビーをしていましたが、ここ最近は幸せの四重奏をしていなかった。なぜならば、旦那さんはラーメン屋さんではラーメンをたんまり食べるという思いがあるから。「なによ、それ、私はご飯が食べたいのに」といつも思っているんですが、この四重奏は、一人では量的に無理。協力者が必要なのです。
去年かな、魚だしラーメンで人気の<せたが屋>@世田谷がプロデュースした中華そば<ふくもり>。塩味なのにスープは結構濁ってる、なんで?さらに軒先近くになると顔面をなぞるように漂う魚だし、とくに煮干の香りはすごい。環七沿いの歩道からキッチンがのぞけるのですが、山盛りにされた煮干群や鰹節たちを見ると納得。
以前から<せたが屋>は好んで行っていましたが、お家からも中途半端な距離だし、いつも並んでいるし、というネガティブ要素をはらみながら行っていましたが、「<ふくもり>は行列ないし、<せたが屋>より近いよ~」という旦那さんの言葉に流されて行ったところ、確かに並んでないけど、ゼンゼン近くないぢゃん。とは思いつつ最近足を運ぶようになりました。環七を挟んで<せたが屋>の斜め向かいにお店はあります。
今日は、塩中華と醤油味のつけ麺ともに大盛り、ライス、黒豚餃子、ビールを注文。塩中華の麺は太めでコシもしっかり。鶏のチャーシュー(?)がとても柔らかくてマル。一緒に供されるゆず胡椒を途中から入れて二段階の味を楽しめるのもいい。醤油味のつけ麺はちょっと醤油味が立っているように感じます。やはり塩中華がいいかな。黒豚餃子はお肉の味がしっかりしていて美味。ビールと絶妙なハーモニーです。
ちなみに、味には関係ありませんが、店内の内装には目を見張るものがあります。白い壁、濃い茶色のテーブル、真っ赤なイス、昭和のいつだ?と思うような時代の漫画が並んでいる本棚、その本棚は薄茶色、さらにすのこを通って上がれる畳のお座敷に子供用のイス、それはマル。もちろん味が重要ですが、ここまで全てがバラバラに内装されているのは一見の価値あり。
*****
<ふくもり>
東京都世田谷区野沢4-9-18
03-3410-0081
<壱六家>
神奈川県横浜市磯子区森2-2-7
045-754-2323
2007-05-23
2007/05
先日一束買ったアスパラゾバーシュ。オリーブオイルとアンチョビを使ったソテー、その他サラダや中華系の炒め物などと使い、最後に残った少量はトロフィエのクリームパスタにしました。オリーブオイル、胡麻油、もしくは茹でて使うも、クリーム味にするも、本当に何にでも合うことを実感。ただ、熱通りもよく、火を入れすぎるとクタッと少し粘るので、手早く火を入れるのがポイントのようです。
2007-05-26
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今さら、もういいや~と思いつつ、自分の中でなんとなくシコリになっていること。それは昨年書いたものの、アップしては途中でストップしたりなどで、そのままになっている南仏&2006FIFAWCの記録。もう1年経っちゃった・・・ブツブツ。今までの色々な国や地域で美味しかったものやお店など、時の流れとともに本当に思い出せなくなってきている最近。健忘症、「健やかに忘れる」、ちょっと良いことのように聞こえる響き、勘違いです。他の旅行はともかく、やはりこの旅は備忘しておこうと思った次第。夫婦仲が冷え切った頃に思い出すといいかもしれないし(笑)。
出発~マルセイユ、フランクフルトなど。
1.交渉
2.Marseille-Pastis
3.Marseille- “L´ECAILLER”
4.Kaiserslautern-WC日本vsオーストラリア
5.Sachsenhausen-“Adolf Wagner”
6.Marseille-Pizza & Vin blanc de provence
7.Marseille-Marche´
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2006/06
旅も中盤にさしかかり、列車に揺られてマルセイユからニースに移動。海の色に圧巻。日差しは強いのに、涼しい。これぞ南仏~と、すぐさまニースを好きになりました。単純。
海岸で、カクテルでも…と思ったが結局いつも海に来るとコロナ。背後にいるムキムキ外人さんの隠し撮りのような写真ですが、偶然です。
ワイン屋さんで物色。時の経過が感じられる店内にうるうる。こういう絵に弱い、ミーハーです。周りの皆さん量り買い。いいなー。
マーケットのお魚屋さん。海外に行っていつも思うことは「これじゃぁ、生魚は食べられないよね、と思う陳列。
日向がそこまで来てますよ~。
さらに、鳩が寄ってきちゃってるよ、おじさーん。
太陽をたくさん浴びて育った野菜たち。妙に美味しそうに見えるんだ、これが。
種類豊富なハーブティ。香り満喫。
ニースのマーケットは一日居ても飽きませんな。
2007-05-27
2006/06
旧市街のCours Saleya(サレヤ広場)から一本北側に位置する<La Merenda>。海岸通りPromenade des Anglaisやサレヤ広場に立ち並ぶレストランやカフェのようなテラス席もなく、レストランというよりも食堂雰囲気むんむんの、20人も入ればいっぱいになってしまうような小さいお店ですが、開店と同時にほぼ満席。縦長の店内の奥にキッチンがあり、両サイドに座席。狭いせいかテーブルも少し小さめ。
注文したのは「ズッキーニのお花の天ぷら」「ラタトュイユ」「ビーフシチュー」ほかデザートなど。日本でも馴染みのあるお献立ですが、特に「ズッキーニのお花の天ぷら」は、揚げたてにふられた塩が、ほど良く衣にからみ美味。ワインはプロヴァンスの赤または白の選択肢のみ。今日は赤。
学生時代、フランス語の授業で「ケルクシュー?」と聞かれ「コルクの靴」と答え、私語で教室を追い出されもした私は、お店で聞こえてくるフランス語はちょうどよいBGM。白いフキンでお口をキュッキュッとふくようなお上品なレストランではないですが、気楽に食べれる一軒、といったところでしょうか。
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<La Merenda>
4, rue de la Terrasse 06300 Nice
2007-06-03
2006/06
知人のフレンチシェフから「一度は、行くといい」と勧められたニースPromenade des Anglais沿いホテル・ネグレスコのメインダイニング<Le Chantecler>@ニースへ。
ネグレスコのロビーは、噂どおりさながら美術館のよう。高い天井のもと、壁にはぐるりと絵画が鎮座。心地良いソファに座り、ぼんやり絵も眺められます。
ロビーを左方向に抜けるとメインダイニング<Le Chantecler>のエントランスが見えてきます。軒先には黒服さんがお待ちかね。知人シェフからは「日本人が多少なりともお洒落をして行ったとしても、トイレ近くの席に案内される。着物で行くのがいいですよ(笑)」と言われ、「そんなことあるわけ?」とか思いつつも、単の着物を持参(別に単だろうが、袷だろうがフランス人には関係ないんですがね)。事の真偽はわかりませんが、ひとまずトイレ近くではない、心地よい席に案内されました。
コース料理、何が出てくるか知りたいよね…と思ったらフランス語メニューのほか、英語、ドイツ語、日本語など複数言語のメニューがあり、助かりました。アミューズから始まり、温菜、冷菜、お魚料理、お肉料理、チーズ各種、デザート、焼菓子…とまさにフルコース。味、ボリュームとも満足です。冷菜では、カニに魚風味ソースを合わせたもの、お魚料理にはマダイなど、海の幸も満載です。チーズのオーダーで「美味しい、ストロングじゃないよ~」と勧められた「ジェネピー」というチーズ。見た目は象牙色、発酵というよりも腐敗を感じてしまうほどの痛烈な香りと味。きっと二度と食べないと思います。
帯を少しゆるくしておけばよかったな、思いながら完食。
2007-06-04
2006/06
現地では、お食事のお供はパン。わかっていても、パンではない炭水化物、お米や麺類を食べたくなる。イタリアも近いせいか、マーケットには乾燥トマトなど各種イタリア系食材も並びます。であればきっとイタリアンレストランも美味しいのでは…ということで入ったのがサレヤ広場に程近いイタリアンレストラン<La voglia>。
行列ができるほどの人気店(?)なのだろうか、少し待って店内へ。前菜盛り合わせとズッキーニとトマトのタリアッテッレを注文。前菜盛り合わせも魚介が豊富、白ワインが進む味で満足。タリアッテッレの茹で加減もアルデンテ。ただ混んでいるせいもあるのでしょうが、なかなか注文を取りに来てくれなかったりもする。ちょっと強く主張したら軽くムッとされましたが、まぁそのあたりは気にしないということで。
2007-06-05
2006/06/18
前日、ニースからマルセイユへ列車で移動、ルフトハンザのお世話になり空路マルセイユからミュンヘンへ、空港からミュンヘンを経由してアウグスブルグに移動。ミュンヘンでホテルが取れずに意味もなくアウグスブルクに宿泊。ちなみに、Augsburg(アウグスブルク)は紀元前15年にローマ人により建設された町だそうで、町の名はローマ帝国初代皇帝アウグストゥスに由来してるそうです(←帰国後復習)。
夜分に着いたホテルを翌早朝に出発し、ミュンヘンから150kmほど北上した町Nurnberg(ニュルンベルグ)のフランケン・シュタディオンへ。
疲れた、身体にムチ打って到着したニュルンベルグ。試合前に散歩。ミュンヘンに次ぐバイエルン州2番目に大きい町ということで駅のターミナルも立派。現代風のビルも顔は出すものの、街並は石畳やレンガ造りなど、古きヨーロッパを思わせてくれます。歩行者天国のケーニヒ通りなど、町歩きも楽しい。
2戦目のこの日、まだ決勝トーナメントへの期待もあった。試合後はさらに疲労がどっぷり。よろよろしながら、帰路ミュンヘンへ。昨日、今日とハンバーガー、フランクフルトサンド、ビールしか食べてなくやや栄養失調気味。
2007-06-05
2006/06
バイエルン・ミュンヘンといえばやっぱりビール。市庁舎近くの<Donisl>@ミュンヘンへ。お店の歴史は300年近くにおよぶこのレストラン、観光地ということもあり多言語メニューでこれまた助かります。ミュンヘン名物、こんがり焼かれた豚肉にこってりほの甘いソースがかかった一皿とビールを注文。ビールは、とても濃厚、でも口に渋みが残るわけではない、飲みごたえのあるものでした。中にはアルコール度数15%なんていうものもあり、お強い方にはいいかもしれません。
そうそう、市庁舎はドイツ最大の仕掛け時計グロッケンシュピールでも有名です。11時、12時に動くこの時計、等身大の人形が妙な感じで躍ります。こちらも一見の価値あり。
2007-07-04
2007/07
近くのスーパーで見つけた「さかなっつハイ」。ネーミングとこの古めかしい魚の絵が妙にツボに入ってしまいました。私にとっては、初めましてのこのさかなっつハイですが、関西圏ではメジャー!?とのこと。このお菓子がどうやったらメジャー級になるのか想像できませんが、関西圏特有の感覚があるものだろうか…と。
その名のとおり、小魚とナッツが入っています。子供も対象にしていることからか、やや甘みがコーティングされていますが、ビールのちょっとしたお供に合う。でもこのさかなっつハイ、どこに行ってもあるという商品ではなさそうで、さかなっつハイを置いているスーパーに行ったときは下がっている商品全てを大人買いしています。ご興味ある方は下記サイトをご参考までに。
2007-07-05
2007/07
ワインと和食を楽しめる<のみ山>@三軒茶屋さんがランチを始められるとのことで早速行ってきました。<のみ山>さんのブログにもありますがフェットチーネの生パスタ、サラダ、バゲット、コーヒーのセットで1000円、嬉っ。
生パスタのソースは四つの種類から選べるのですが、今日は「トマトバジルにモッツァレラがとろり(名前忘れました)」を選択。ハッシュドポテトとルッコラのサラダをいただきながら、カウンター越しに調理されるパスタソースの香りに鼻が反応。パスタが出てくるほんの少し前に香ばしく温められたバゲット登場。お味もさることながらランチとは思えないぐらいのサーヴのタイミング。フェットチーネのもちもち感がタマリマセン。
お店は三軒茶屋の駅から西に向かってR246を徒歩で6~7分ほど。世田谷警察署の交差点を左折してすぐのところ。少し開いてる扉は「手がかり」、ここは入っていいですよ~の印。ランチの看板は出ていないかもしれませんが、臆せず入ってみてくださ~い。
2007-07-08
2007/07
<祝繁>@築地場内にて、鱧を求めるも断念。今は鱧のトップシーズン、お高いのは当たり前か…。祇園祭が終われば少しは下がるのかな(希望)。
鱧を断念し、同じく場内<岩善>さんでハナダイを調達。マダイの味が落ちる夏頃から美味しくなるお魚、らしい。
ハナダイのお腹をくりぬいて、しめじ、たまねぎ、タイム、バジルを炒めたものを詰めました。
【今日の献立】
・ズッキーニのリゾット
・野菜をつめたハナダイとじっくりにこんだトマトソース
・バゲット
2007-07-09
2007/07
夏になると作るヴィシソワーズ。むしむし、暑い日はやはり冷たいものに流れます。
2007-07-10
2007/07
夏もの続き、サングリア。すいすい飲んでしまう…。
2007-07-13
2007/07
5月下旬、愛媛県・七折から届いた梅10kg。去年に引き続き、占師のSAKURAさんも梅漬けにご参加。お疲れ様でした。赤紫蘇から出てくる虫におどおどしながら赤紫蘇漬けも終わり、ようやくいい塩梅に。
2007-08-26
2007/08
あぶらぜみ、みんみんぜみやつくつくほーしが、大合唱の上野公園を抜けて、足利義満六百年御忌記念「京都五山 禅の文化」展(東京国立博物館 平成館)へ。耳には「とゅくとゅくほーし」と聞こえるつくつくほーしの合唱が好み。
足利義満というよりも、勝手ながらその孫足利義政に関する展示を求めて行ったのですが、義政さんがらみで記憶に残るのは「青磁茶碗 銘 馬蝗絆(ばこうはん)」ぐらい。やはり政治手腕というよりも、食や文化に功績のあった義政さんならではということか。確かに美しいエメラルドグリーンには感嘆。その茶碗にひび割れが生じ、義政さんが代用品を明の国に求めたが同等以上の品はなく、鉄の鎹でひび割れを修復して戻ってきたという茶碗。蝗も青磁にのれば、なんだか気品漂う虫にも思えたり。単純。
展示の中で多かったのは掛け軸。記された「賛」などを注意深くと読むと、当時の禅僧の自己顕示、セルフプレゼンテーション能力には頭が下がる。そんな禅僧の自己アピール方法は、今の時代にも垣間見えたりするのも面白い。
エントランスを出たときに、日傘をかざした奥さんが2mほど先を歩く旦那さんに「お父さん、馬蝗絆は見なかったの?」などといいながら近くを通りすぎました。仏像や掛け軸、禅僧がまとっていた袈裟などの展示品ゆえか、平均年齢高そうな空間、静かで快適。チケットやHPのデザインには「Let's ZEN」の記載。若者の呼び込みも意識しているようです。期間は2007年9月9日まで。
2007-09-04
2007-09-07
2007/09
銅鑼の形に似てるから、銅鑼の上で焼いたから、など命名由来に諸説あるどらやきですが、先日上野<うさぎや>さんのどらやきを4つ購入。
「出来たてを…」という販売方針に従い、即行自宅に戻りふんわり温かいどらやきをパクリ。あんを包むカステラ生地の食感、香り、そしてあんの程好い甘さ、絶妙です。その日の夜分、取っておいたもう一つをパクリ。もちろん美味しいのですが、食感、味とも「出来たて」との違いを実感。
DORAYAKI di USAGIYA a UENO sono squisiti. Il sapore, il senso di mangiare e il profumo sono delisiozi. E´ bene Lei mangialo che siamo avuto prodotto appena al negozio.
2007-09-11
2007/09日頃は乾麺が多いウチですが、近くのランチパスタでいただいた生フェットチーネのモチモチ感が忘れられず、作りおきしているトマトソースで、我が家でも生パスタ。トマトソース、モッツァレラそしてバジリコの組合せにマンマミーアァ。
バジリコの配置が何故か真横。気になる。フォトショップとかあればこういうのも修正できるのだろうか…。
2007-09-16
2007/09
先日両国・国技館へ。お相撲はTVで見てますが、現地は初めて。お相撲初ライブをご報告。色鮮やかな幟(のぼり)を見ながら南門へ。北の湖理事長を見かけるも気付かず素通り。理事長は散歩好きとのこと。みんな大きいので、素人には個別認識が難しい…。
やきとりとビールで小腹を満たす。七味の小袋が付いてたら、なお嬉しい(実際は付いてません)。5本で530円。売店の焼き鳥にしては結構まとも。
ペチペチという音とともに生高見盛。
琴欧州の実物大に驚嘆。懸賞はやはり「ブルガリアヨーグルト」。納得。
新大関琴光喜。「コトミツキー」の掛け声多し。
結びの一番、西 栃乃洋、東 白鵬。白鵬、初日の土には驚きましたが、手堅く勝利。やっぱり横綱は強くなくちゃね。
ライブ観戦の良さを実感しつつ、招待してくれた友人に深く感謝。国技館を背中に<ちゃんこ川﨑>へ。こちらの詳細はまた後日。
2007-09-17
2007/09/17
千住博氏(日本画家)、湯浅法子氏(華道家)、内田繁氏(デザイナー)のお三方が奏でる和の空間展が新宿高島屋11階で開催されています。
ガラスで作られた茶道具、月夜の景色、堂々と鎮座している松の枝など、個性的な印象ながらも、朱塗りや織部の敷板や刷毛目のお茶碗など、モダンと伝統の共存・融合といった感想でしょうか。また、お道具や掛け軸などをしつらわれたお茶室として拝見できるのも一興。期間は9月25日(火)まで。
期間中の週末には、「東京茶道会」各会派の方々によるお点前のご披露と呈茶も行われています。本日17日は裏千家の先生のもと、鶴屋八幡さんの主菓子と薄茶をいただきました。
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
2007-09-24
その昔、仕事中のお夜食にも食べていた、神楽坂下にある甘味喫茶<紀の善>の抹茶ババロア。下駄の修理を出したついでに久しぶりに立ち寄り、購入。抹茶の香りと甘すぎない餡との相性が抜群。
Questo e' il bavarese di MACCHA al caffe KINOZEN a Kagurazakashita(Shinjuku-ku). Il profumo di MACCHA e non abbondato dolce AN(azuki e zucchero cotto a fuoco lento ) sono brava affinita'.
*****
<紀の善>
東京都新宿区神楽坂1-12
TEL:03-3269-2920
Kagurazaka1-12 Shinjuku-ku Tokyo
TEL:81-3-3269-2920
2007-10-01
2007/09
急に寒くなるのね。「食欲の秋」。秋になると食欲が増進するのは、「気温が下がる→体温や内臓の温度維持→食欲の増進」というような、科学的な理由もあるのだとか。そんな理由からか定かではありませんが、「朝食にバターたんまり風味のクロワッサンもいいね」と思い、軽い気分で作り始めたのが日曜日の午後。
その昔、ウィーンのパン職人がオスマントルコ軍の攻めにいち早く気付き、オーストラリア軍に勝利を導き、お祝いに焼かれたというトルコ国章の三日月形のパン。その後パリのパン屋さんが、そのアイディアを取り入れ現在のクロワッサンを作ったそうですが、その三日月形に焼きあがるようにするのも難儀。三日月形と認識できるのは半分ぐらいだろうか…。ムツカシイ。確かに焼きたての味には代え難いものもあるが、軽い気持ちで作るものではないのねぇと痛感。作るプロセスの多さに驚き。何かのサイトで「根性と時間が必要」と書いてあったけど、まさにその通り。次回のクロワッサン作りがあるかは不明。
2007-10-16
2007/10
先日、知人のご好意あって、「桂文我 極彩色高座賑(ごくさいしきこうざのにぎわい) 其の五」を聴きに国立劇場演芸場へ。
幕は上がり、桂まん我さんの「つる」に始まり、文我師匠の「井戸の茶碗」。この「井戸の茶碗」、今のご時世では考えられない正直者の三名が繰り広げる、痛快パロディといったところでしょうか。「正直者は救われる」そんな江戸の世を垣間見せてくれるこの噺。実は文我師匠の落語を聞くのは初めてでしたが、心地良い上方しゃべりに大満足。ちなみに、今日の演目ではありませんが、お金儲けのために互いに化かしあいをする「猫の茶碗」もお気に入り。
話は戻り、続いて小金治師匠の「蛇眼草」。落語というよりもお茶の間テレビでの印象が残っていた小金治師匠。「泣きの小金治(敬称略)」とも称されていましたよね。小金治師匠の落語は、ゆるりとした口調の中にも、思わずこちらまで餅を食べたくなってしまうような、そんな餅を焼く仕草、食べる仕草など、さすが!と思った次第でございます。
演目は、小金治師匠と文我師匠のフリートーク「芸談あれこれ」に続き、とりは文我師匠の「浮かれの屑より」。鳴り物にぎやかに、踊りあり、義太夫あり、長唄ありの文我師匠。コミカルなストーリーの中に、演者文我師匠の芸っぷりを堪能できる演目。圧巻。
重ねてご好意に甘え楽屋へお伺いし、背筋を伸ばしてご挨拶。足元よくないお空のもと、白足袋が汚れていなかったか、それが心配。
「桂文我 極彩色高座賑 其の六」は12月6日(木)18:30~。
2007-11-09
2007/11
茶の新年を祝う口切の茶事。今年は水屋として出席。畳も張替えられ、万端のお心遣いで設われた空間に感動しつつ、思わず畳に大の字で寝そべりたくなってしまう。
水屋では、茶事の運びに一寸のずれもなく、出されていく懐石の用意に集中。最近順序立てたきっちり懐石を出していなかったせいもあり、身体はすっかり鈍っていた模様。事前にずいぶんと準備をしていただいたところからの仕度であったにも関わらず途中腰がぎしぎししてくる始末。6時間ぐらいもたないでどうしたものか、情けない。
今年は初めて、石臼で茶葉を挽いてみました。まさに百聞は一見にしかず、すごく重く、継続的に回すには結構力が必要です。時計回りとは逆に回すこの石臼の挽き音は非常に心地良く、眠りを誘う音色。また来年までさようなら。
帰宅後、深夜1時に亥の子餅を食べて就寝。茶人の一年は忙しいのだな、とつくづく思った一日でした。
2007-11-21
2007/11
先日、兵庫県たつの市のヒガシマル醤油「龍野乃刻」というしょうゆが届きました。以前にヒゲタしょうゆの「玄蕃蔵」についてはご紹介しておりますが、今回届いたのは淡口醤油。
年に一度、春に仕込まれ、夏を過ごし、秋にしぼられる「龍野乃刻」。以前、悩みのタネであったしょうゆですが、淡口醤油については、通常ヒガシマルの「特選有機うすくちしょうゆ」に落ち着いていました。そんなところに、原材料の甘酒を二回に分けて加える「甘酒二段仕込み」という手間ひまかけてます~(ヒガシマルしょうゆHPより)という製法など、なんともそそられるキャッチコピーにやられてしまい、夏に入った頃に申し込んでおりました。
届いたところで、即開栓といきたいところですが、現在我が家の冷蔵庫には開封しているものだけでも「丸中醤油の杉樽三年熟成しょうゆ」「ヒゲタの玄蕃蔵」「ヒガシマルの特選有機うすくちしょうゆ」「粟長醤油のカンチョウ醤油」が仲良く共存共栄中。八方美人なわけではないんですが、念のため。しょうゆは日持ちのするもの…とはいいつつ、そこはやはり生き物。味は刻々と変化するので、なるべく良い状態で使い切りたいという気持ちもあり、今だ味見ができず今日に至っております。
味のご報告は後日となりますが、ご興味のある方は下記サイトをご参考ください。今年の分は終わってしまいましたが、2008年度分は来年6月頃に受付が開始されるそうです。
2007-12-03
本日から、陶芸家五十嵐貴子さんの個展が横浜・元町にあるgallery元町で開催されます。やさしいラインの中にモダンな雰囲気も醸し出される彼女の作品は、目にも心地良く、実際に使うのも楽しめそう。何かと忙しなく感じるこの時期ですが、師走の元町を散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
・五十嵐貴子陶展
・2007.12.3(mon)~12.9(sun)11:00~19:00まで(最終日17:00まで)
・gallery元町 横浜市中区元町5-216/045-663-7565 JR石川町駅南口下車徒歩3分
・http://www.group-rough.net/g-motomachi/
2007-12-04
2007/11
先日、東京湾中の瀬で釣れたというスミイカ(コウイカ)がクール宅急便にて届きました。釣られた際に、それはそれは怒って吐き出したんでしょうなーと想像できる黒い墨だらけのスミイカたち。でも、よくよく見るとこんもり長丸の胴体の下に、くりくりと大きい眼が目立つ頭、そして足と触腕。胴体→頭→手足と繋がっているこの様が、とてもかわいい。
こんなフレッシュな贈り物は、釣りがライフワークとなっている旧知の友人、<横浜の海の近くにある釣具屋さんアークス根岸店>店長さんから届いたもの。日頃の彼の釣果に対し、「食べたい」という羨望の念を伝えていたところ、今回釣りたてスミイカ五杯が我が家へ到着。
彼曰く、このスミイカ釣りは「餌に活きたシャコを使う東京湾独特な釣り方」だそうな。しゃこを使うところがなんとも江戸風情。その昔の旦那衆もそうして釣り糸をたらしていたのかもしれません。
スミイカの身は厚くて、やわらかく、ほんのり甘く、うまい。生でも火を通しても美味しくいただけるスミイカは優等生。胴体の表側に包丁目を入れ、石灰質でできた甲を抜き取るとそこには肝の姿が。その肝を含め薄い内膜に覆われている内蔵上部のすこし下側に墨袋が鎮座しています。内臓を取り出した後、墨袋をやぶけないようにやさしく取り出してイカ墨パスタにしても尚結構。今回は既に墨をほぼはききっていた模様で断念。ゲソの部分はイボイボ部分をこそげ、フライにするのもよし。胴体部分は皮の下に薄い皮がもう一枚あるので、大方手でむいたあとに布巾などを使うときれいに取れます。
街でよく見かけるのは、筒型のツツイカかと思いますが、こんもり長丸のスミイカを見かけた際は、ぜひ手にとって食べてみてはいかがでしょうか~。おすすめです。
2007-12-10
2007/12
蹲の水が冷たく感じるようになりました。その冷たさで背筋がのびます。この時期激しさを増すのが、幼少の頃からのお付き合い、肌の乾燥。ハンドクリームや爪の保湿栄養リキッドなど手放せませんが、さらに強い見方が先日届きました。
この嬉しい届き物は「<SANDRA>オリジナルアロマリップ」。ほのかな香りとさらりとしたつけ心地のこのリップ。毎朝毎晩つけています。SANDRAとは葉山の御用邸近くにあるプライベートサロン。ここでは書ききれないほどmenuも豊富。現在SANDRAでは、ご来店されたお客様全員にアロマリップをプレゼントしてくださるそうです(HPより)。詳細は下記をご参照くださいませ。(既に完了していたらゴメンナサイ!)
2007-12-13
2007/12
「8時半になったら出てってもらいます」。8時にお店に着いた私たちは、ピシャリとそんな云われように一瞬戸惑いながらも目当てのシュウマイを食べたくて入ったお店が横浜・中華街の<清風楼>。(ちなみに店員さんは日本の方で、日本語に不慣れということではありません)
昭和20年、終戦後に開店。池波正太郎も好んだと云われるこの店のシュウマイはかねてからの大好物。皮からお肉があふれでそうになりながらとどまっている、そんないずまい。ビールの中ジョッキから泡があふれそうであふれない、という絵にも似ているこのシュウマイ、余計な味がせずお肉の旨みを楽しめる。1人前4個入りで420円。珍しく店内でパチリと撮った写真は2人前。整列などしておらずお皿の上をゴロンゴロンとしています。少し小ぶりなため、箸からポロッとすべり出しそうになるのでご注意を。
さらにいただいたのは「焼飯(やきめしと読む)」。焼飯は並・上・特上の3種が用意されており、具、ボリュームともに上がっていくらしい。ちなみに先日注文した並は、いわゆるチャーハン皿ではなく、どんぶりにごそっと盛られてくる。卵にふんわり包まれたぱらぱらチャーハンではなく、こんがり香ばしくまさに焼いたごはん。これはこれで結構イケル。食べ進めるうちに、中から申し訳なさそうに海老が二尾出てきます。続いて、注文をせかす店員さんに圧倒されながら勢いで注文したのが「サンラーメン」。もやしと細切り豚肉が入ってるこの麺ですが、比較的コシのある麺に、汁には貝柱も入ってるかな?と思わせるほんのり甘いやさしい味。しかしながら、二つ離れたテーブルでは紙の伝票めくりながら電卓たたいたり、閉店に向けた作業に集中している店員さんたちに取りつく島などなく、確認できず。
外からの風貌も、中の店内も、そして店員さんたちも、居並ぶ中華街のお店とは明らかに異なる食堂風情のこの店は、横浜・中華街 関帝廟通りにあります。お店でいただく蒸したてシュウマイが一番ですが、お土産に買っていかれる方も多いようです。
*****
<清風楼>
横浜市中区山下町190
045-681-2901
2007-12-20
最近、おウチごはんの備忘が滞り中。遡ってアップしてみることに。
バジリコソースのリングイネ
鮭のソテー
鶏肉のクリーム煮
帆立の貝柱とじゃこの炊き込みごはん
2007-12-21
韻、ふんでみました。
少し前になりますが、近所の青空市場で大蔵大根を購入。大根の横に何かわかりやすいものを置けば実物の大きさもわかりやすかったんですが…。この大根とにかく大きい。よく見られる青首大根とは比にならず。形は長~い円柱といったところ。葉もたくさん付いていて嬉しい限り。
その昔は流通していたそうですが、晩生で、収穫作業(抜くの)が大変などから市場に出回らなくなったとか。この大蔵大根のキャッチコピーは「煮込みに最適」。和洋問わず様々な煮込みに使いましたが、米のとぎ汁で下ゆでし、さらに汁やスープに入れてじっくり煮込んでもまったく崩れません。そしてお味はしっかりしみ込み、言うことなし。葉部分も炒めたり、スープの具材にしたりと大活躍。お見かけした際はぜひお試しを~。
下記の写真は、先日ありもので作ったカレーうどん。出汁やスープ、10種類ほど(?)のスパイスなど入れて作っていますが、毎回味は違います(-_-)。そのうち定量化したいところ。
2007-12-25
2007-12-27
過去撮った食べ物写真棚卸中。最近こればっかり。
ジャガイモコンビーフグラタン風。ホワイトルーも入れずに作ってしまいましたが、コンビーフの旨みが威力を発揮したひとしな。
急ぐときによく作る中華風炊き込みごはん。豚ばら先生、ピーマンなど冷蔵庫にある野菜を調理し、スープと一緒に炊き上げたもの。
獅子唐&じゃこのさっと炒め。
2007-12-31