2015-01-03
あけましておめでとうございます。
昨年中も大変お世話になりました。
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今年も国内・国外問わず、食を通じた様々な機会や企画に携わっていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2015年1月
奥田ここ 拝
Happy New Year!
I'm very grateful to you for the kindness you showed me last year. May the new year bring you a lot of happiness and smiles! I would like to make a variety of opportunities for all the cuisine and foods.
January 2015
Koko Okuda
小肌の粟づけ、KOHADA marinated(specially prepared New Year's food)
2015-01-06
明日1月7日は五節句の一番最初、人日の節句ですね。
新年だなぁとうすらぼんやりしていていると、あっという間に「一月はいぬ…、そして二月は逃げる三月は去る」となってしまう毎年なので、今年こそは一月はいぬられなかった(←ニホンゴとしてビミョウですが(;´∀`))!といえるようがんばっていこうと思います。
年末年始の嬉しいご馳走疲れをしたからだをいたわり、ビタミン補給もできてしまうちょうどいい七草粥。季節の流れにそったショクゴト(食事)、よくできている仕組みだなぁと思います。その歴史をひもといてみると、平安時代にまで遡ると言われ、当時の律令制度(法制度)を示した「延喜式」にも記録が残されているとか。当時は穀類を用いたもののようですが。
七草…せり・なずな・ごぎょう・はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ
「唐土の鳥が、日本の土地へ、渡らぬさきに、七草なづな…」と囃しながら、まな板で七草を叩きます。
「toudo no tori ga, nihon no tochihe, wataranusakini, nanakusanaduna...」Let's sing! Cantiamo !
最近では七草をセットにしてくれているものも店頭に並んでいて助かりますし、七草揃っていなくとも、大根や蕪の葉でも十分美味しく作れます。明日1月7日の朝、ちょっと早起きして、お囃ししながらの朝粥はいかがですか?
節句のハレの粥、もしあれば餅を入れて頂くと一層行事粥感が引き立ちますね。
2014/12/26発売 講談社with2月号にて、新年を彩るお献立として七草粥もwith girls部活日誌176ページにてご紹介させて頂きました。お手にとって頂けたら嬉しいです。
withonlineにて詳細レシピも掲載頂いておりまーす。お役に立てたら幸いです。
http://withonline.jp/cooking/906
NANAKUSAGAYU,
NANAKUSAGAYU is the rice gruel with 7 herbs.
In Japan, we have a custom to eat NANAKUSAGAYU and to hope for healthy lives on the morning of January 7th. This gruel is known to be healthy after eating too much new year's special cuisine.
Recipe of NANAKUSAGAYU is published in the magazine “with” now on sale.
The details of recipes are on the web site.
http://withonline.jp/cooking/906
2015-01-13
寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
どちらかというと暑さより寒さの方が弱め(~_~;)でありますが、ぱきっとした冬の青空や星空を見ると冬もよかよか、などと調子よく思ったりもしています。
今年も年始の楽しみをもぐもぐとかみしめております。
そのうちの一つ、年始めの築地市場場内・愛養さんでは今年もきれいな水仙がたくさん。毎年の楽しみな景色です。
また新年の楽しみといえば、新春を祝う茶会のお初釜。毎年晴れやかな温かい茶会をしつらえてくださる先生、そして社中の皆様に感謝でいっぱいの気持ちです。そして、今年もぐぐーっと引き込まれる茶碗とめぐり逢わせて頂きました。姿、色、絵付けもさることながら、手に抱いたときの心地、すべてがあまりに好きすぎて、思い出すだけでそれを肴に一杯呑めそうです。
そして、新年の楽しみといえば、大相撲初場所。大相撲が始まる前日、大相撲贔屓筋の各所に「明日から大相撲が始まりますよー」とふれてまわる太鼓が訪れます。築地市場場内にもふれ太鼓がやってくるお店があり築地で拝聴することが多いのですが、今年は大好きな居酒屋、湯島のシンスケさんにてふれ太鼓を拝聴。何度か訪れているシンスケさんにて、ふれ太鼓を拝聴するのは今年で二度目。美味しい肴と酒をつつきながら、そして呼び出しさんの声を間近で聞けるというのは筆舌しがたい喜びで、気分はもう両国国技館に飛んでいます。 (東京湯島・シンスケさんのお店の前にて待機されているふれ太鼓♡)
(書類の片付けをしていて出てきたクリアファイルたち、朝青龍、懐かしいなぁ。今場所は誰のファイルだろう)
こんな年始め始動をしつつ、各種レッスンなどなども始まっておりまーす。今年最初の東京・代官山AL Kitchen Studioの和食の基本は2/1(日)11時~の開催です。
(日時)
2015年2月1日(日)11~14時
(献立)
・カキの土手鍋
厳寒の折、カキと出汁と味噌との三重奏なお鍋料理でほっこり暖をとりましょう♪カキ剥き実習もいたします。
・お鍋の〆の味噌うどん
お鍋の最後は、ぐーんと旨みいっぱいのお汁にうどんを入れて頂きます。
・菜の花の辛子漬
ほろ苦さは春の足音、和洋問わずご活用頂ける菜の花の下処理なども。
・金時にんじんとくるみのサラダ
お鍋の箸休めに、便利な常備菜として、たくさんにんじんを頂ける便利なひとしなです。
詳細情報とお申込みはこちらです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2014/12/washoku2.html
カキ剥き実習もいたします。ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいませ♪
2015-01-14
正月の望の日(満月の日)のことで、元旦の大正月に対し、小正月と呼ばれる一月十五日には小豆粥を食べ悪疫退散を祈願していようです。
この小正月の行事、平安時代の書物にも記録があるほど歴史は古く、冬場の風邪や流行するインフレンザ、こうして食べ事で健康維持を願っていたんだなぁと、つくづく昔の人の食生活から学ばせて頂くことの多さに感謝の気持ちでいっぱいです。小正月に限らず、粥や雑炊は、日常の食事としても時折盛り込む献立の一つで、寒い冬は出番がすこし多くなるかな。
口にするとからだにしみわたる小豆粥、いかがでしょうか。
AZUKIGAYU,
AZUKIGAYU is the rice gruel with red beans(adzuki)
In Japan, we have a custom to eat AZUKIGAYU and to hope for healthy lives January 7th. This gruel is known to be healthy.
2015-01-16
宮崎県の恵み、大好きな金柑「たまたま」が昨日1月15日に解禁を迎えました。皮ごと頬張れるこの金柑・たまたま、甘みとやわらかい酸味と皮のほろ苦さが口中に広がります。散歩の際、たまたまをポケットに忍ばせて、給水がわりにたまたまをぱくりとかじりながらてくてく歩いたりもしています。お正月の御節にも添えられる金柑でもありますが、旬果実として3月頃まで楽しめます。ぜひ♪
The season of fruits kumquat “TAMATAMA” from MIYAZAKI prefecture in Japan has come. “TAMATAMA” is very juicy and delicious, and we can eat them whole with peel and pips. I hope you'll give it a try.
TAMATAMA Nouveau party at Bar Valley
『たまたま』とは
開花から収穫まで210日以上、樹上でゆっくり育てることで、きんかんとは思えないほど大きく、甘くなるそうで、糖度、形、色を厳選し、究極の美味しさを追求したものが、完熟きんかん“たまたま”だとか。糖度やサイズにより「たまたま」と「たまたまExcellent」との2ラインでの展開です。
■たまたまExcellent
糖度:18以上
サイズ3L(3.6cm以上)、2L(3.2~3.6cm)
■たまたま
糖度:16以上
サイズ3L(3.6cm以上)、2L(3.2~3.6cm)、L(2.8~3.2cm)
2015-01-22
寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ここ最近のうろうろ先をちょこっとご報告でございます。
日頃より美味しい一献を求めて参道をうろうろすることが多いのですが、先日は五反田方面から途中銀ぶらしつつ、池上本門寺方面でうろうろ。池上本門寺で出逢った梅の花、凛と静かに咲く梅が大好き。大寒も過ぎ、梅の花も見かけ始めると、すこしずつ春が近づいてきているような気がします。
また、目下開催中の大相撲初場所、池上エリアのうろうろついでに尾上部屋を覗き見。場所中ですので静まりかえっておりました。とてもモダンな佇まいですね。 そして満員御礼が続いている今年の大相撲初場所の両国国技館、様式美がつまりにつまった大相撲をいつものスタイルで今場所も観戦。
そしてこうも寒いと温かいものをずずずっとしたくなることも多く、先日久しぶりにAFURIの澄んだお汁のらーめんをずずず。
続いてこちらは東京新宿・花園神社の骨董市へ。この日は取り立てて出逢いものもなくボウズにて。寒さに負けてとっとと暖をとりに近くの新宿歌舞伎町・川香苑へ。酸辣湯麺をずずず。
こちらは、冬のご馳走魚、ブリの前菜を紹興酒とともに。 聘珍樓の料理長もご経験のある林慎一オーナーシェフの広東料理Foo@東京・世田谷区。カジュアルスタイルな中で、本格中国料理がいただけるこちらのお店は、ソムリアさんもいらっしゃりワイン類も充実しております。お仕事で香港にもよくいらっしゃるとのことの林さんと香港市場話なんかもしたりして、カウンターってやっぱりいいなと改めて。
ぼちぼち思い出すものでアップしてみたら、1月前半は中国料理がやや多め、なんでだろ。一月いぬる二月逃げる三月去るとならないよう、がんばろう。
2015-02-10
ちょっとばたばたしつつ、つかの間関西パトロールに行っておりましたここ数日です。
先日、今開催中の「ぼくらが琳派を継いでいく」展でのレセプションにて、こつまみや手鞠寿司のご提供をさせて頂きました。開催前からずっと楽しみにしていたこちらの展示でのお手伝いというご縁に感謝です。レセプションの日は作品を拝見できずだったので、明日の最終日、なんとか滑り込みで訪問しようと思っています!
AL(東京・代官山)にて、琳派のエッセンスを現代的な解釈で試みられ表現された作品郡「ぼくらが琳派を継いでいく」展~明日2/11まで。ぜひ♪。http://toyowado.com/news/index.html
豊和堂 (TOYOWADO)
http://toyowado.com/index.html
…食べたり呑んだり旅したり、日々のつれづれはtwitterやinstagramでぽつぽつアップしておりますので、よろしかったらのぞいて頂けたら嬉しいです。ぺこり。
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2015-02-12
先日所用ついでに、京都・宮津の富士酢飯尾醸造様と京都・伊根の伊根満開ほか美味しい日本酒の造り手さん向井酒造様を訪問させて頂きました。
飯尾醸造様では、五代目飯尾彰浩様から直接ご案内頂く機会にめぐまれ、酢蔵のみならず、目下仕込み最盛期な普段は拝見できない酒蔵も含め拝見させて頂き、発酵の美しさや美味しさに触れることができました。酸味という味以外にもコクを出してくれたり、料理全体をさわやかにまとめてくれたり、材料を色白に仕上げてくれたり、と数々の仕事をしてくれる酢類にますます惚れ込んでしまいました。米酢の原料となる日本酒を作る際に使用される蒸されたてのごはん、「朝ごはんにどうぞ」と言っていただき、ほかほかを食べさせて頂けたのは一生の宝もの。かめばかむほど米の旨みが広がり、何度もおかわりしてしまいました。とその辺りも含め、飯尾社長様よりご許可を頂き数々の写真も撮らせて頂きましたので、改めて飯尾醸造様編として詳細をアップさせて頂きますね。
飯尾社長様、飯尾醸造の皆様、本当にありがとうございました!
また創業1754年の向井酒造様では、修繕を繰り返しながら今に至るという酒蔵を杜氏の長慶寺久仁子様に直接ご案内頂き、日本酒特有の並行複発酵という発酵過程に和を感じる作り方について細かく教えて頂きました。樽毎の発酵のタイミングによって、耳に届く音がまったく違い、そんな仕込み樽からの音色を肴にこれまた一献呑めそうな~とにんまりしておりました(~_~;)。ご主人の長慶寺健太郎様は大の相撲好きということもあり、酒蔵でちびちびしながら時間を忘れ相撲談義にも花が咲き気づいたら日が暮れ始めておりました。 くにこさん、ちょうさん、そして向井酒造の皆様本当にありがとうございました!また伺いまーす!
夜は向井酒造様にご紹介頂きました京都・京丹後市の「縄屋」さんを訪問、今冬初ぐらいの大雪な夜、美味しいということばでは足りないほどの悶絶なお料理の数々を頂戴しました。
京都・伊根でお世話になった舟屋さんや、海の京都に入る前には京都・大坂・兵庫の大好きスポットの巡回などなど、勝手ながら(~_~;)お伝えさせて頂きたいこといっぱいです。個別に追って詳細アップさせて頂きますねー。
こ。
2015-02-17
醸しの旅、向井酒造(京都・伊根)編。
日頃お世話になっている調味料や食材、時には料理道具などなど、折をみて作り手さんを訪問させて頂いております。今回は京都・丹後半島、海を臨む酒蔵、向井酒造さんを訪問させて頂きました。
江戸の頃からなおしなおし使われている向井酒造さんの酒蔵と、明るく豪快、温かい杜氏の長慶寺久仁子さんにお酒造りについてご教授頂きました。当時から残る梁の力づよさにもうっとり。
米と麹菌とで作られるという一見素人にはシンプルにも聞こえるプロセスながら、あまたの複雑な要因に影響され生まれくる日本酒、厳寒の丹後半島、向井酒造さんではまさに仕込み真っ最中でございました。(お忙しい時期にごめんなさい!)酒蔵の樽から聞こえてくる、醸しの過程ごとに異なる音色は、何かをささやかれているようにも感じます。また麹菌が美味しいお酒を作り出せるようにと、時には仕込み樽に腹巻きを着せたり、なんてこともあるそうです。
海を臨みながら仕込まれる向井酒造さんの酒、この景色には鷲づかみにされました。
また、長さんこと久仁子さんのご主人は大の料理上手で相撲好き。酒蔵にてちびちびお酒を頂きながら相撲談義に華も咲き、時を忘れたひとときを過ごさせて頂き、気がついたら陽が落ちておりました。
今回は、櫂での作業も体験させて頂いたのですが、あまりの自分のへっぴり腰、徳川家康の三方ケ原戦役のしかみ像にならい、自戒の念も込めてアップしてみます(汗)。
海の京都、早くまた訪れたいな。
2015-03-05
寝台特急北斗星も残り約1週間。来週3/14が最終列車、この春も、またひとつ味わい深い寝台特急が消え行くんだなぁと思うとさみしいというか、ちくっとします…。
先日、いつも神奈川の葉山一色の海で楽しくご一緒させて頂いているカメラマンさんと、「海は大好き、でも移動は船ではなく鉄道なんだよねぇ、窓からうかがえる人の、生活の気配が感じられるから」と朝の打合せ中に大盛りあがり。普段自力では入りにく里山を鉄道でくぐりぬける楽しみももちろんですが、車窓からのぞく人熱れが何にも代えがたい大好物のひとつです。
移動手段としての寝台特急が次から次へと姿を消しゆく。抗えないけどなにやら卒業式のような、涙の気分です。
さそり座との並走は忘れないな、昨年の北斗星と過ごした魅惑の16時間のブログはこちらです。
http://chisou.typepad.jp/blog/2014/05/index.html
そして思い出すのは、札幌・麺屋彩未の味噌らーめん。このらーめん食べるだけでも札幌行きたい。
(札幌すすきの塩ジンギスカン、八仙にて)
(札幌大通りさえらのタラバガニ&パストラミビーフサンドイッチ)
(札幌・円山のうな明♡)
(こちらも大好物の市場メシ。札幌市中央卸売市場のなめたかれい定食)
***
なかなか海の京都のつづきを綴れずにいる3月6日です(;・∀・)…。かみしめながらブログを書く時間、結構好きなのにー。
海の京都のショートカット版はこちらにもございます~。
https://instagram.com/kokookuda/
twitter.com/kokookuda
2015-03-24
昨日はEDIT LIFE(東京・渋谷)での落語会、お忙しい中お足をお運びくださり本当にありがとうございました!都内の桜も開花したようで、春のはじめを落語から、柳家さん光さん、柳家ほたるさん、そして柳家権太楼師匠の爆笑噺に江戸のこつまみを添えさせて頂きましたこと、本当に嬉しかったー。
かねてよりずっとずっとやってみたかった落語と食のコラボレーションでございました。柳家さん光さん、柳家ほたるさん、そして柳家権太楼師、EDIT LIFEの皆様はじめ、多くの方々のおかげで昨日を迎えることができました。改めて心よりお礼のほど申し上げます。ありがとうございました!
(柳家権太楼師匠の噺の演題、師匠の直筆はとても珍しいそうです。福田春美さんは「猫の災難」を、私は「青菜」を頂戴いたしました。家宝にいたします。)
ご来場頂きました皆々様お一人様にご挨拶申し上げたいところでございますが、取急ぎこちらのブログにてお礼のご挨拶とさせて頂ければ幸いでございます。
昨夜からのパソコン絶不調も回復し、ようやく諸々せっせと挽回している今夜です。と言いつつブログを書いている(;´∀`)。連日の調理に無言で助っ人しつづけてくれたいつもの道具たちをあらため、清めも終えこれでほんとの一段落。漆ものや木製もの、土物などを乾かしている時間も好物ひとときだったりもしています。
EDIT LIFEでの楽食住企画も残すところ1ヶ月弱。まだまだ楽しい企画満載です。ぜひまた皆様とお目もじ叶えば嬉しいです。
http://editlife.jp/event/488.html
よろしくお願い申し上げます。
奥田ここ 拝
2015-03-29
こんにちは。ついこの間梅を眺めてうっとりしていたはずが、外はもうソメイヨシノがたわわに揺れる頃になっていて。あっという間に過ぎていたここ1~2ヶ月を反芻してみようと思います。
2月の厳寒な折、念願の海の京都を訪問。詳細アップをしようとしつつ、途中でとまっていることに今気づき。
赤米を使った伊根満開はじめ多くの美酒を造っていらっしゃる江戸創業の「向井酒造さん」や、無農薬のお米から作っているつくりお酢屋の「飯尾醸造さん」などを訪問。雪の伊根・舟屋での景色は宝ものとなりました。
遅い時間での夕食は蕎麦などの麺類のことも多く。寒いせいもあり夜鳴きそばの頻度あがる2月でもありました。白魚そばはたまりません♪。
そして3月、最高に熟してきた牡蠣を扱うレッスンや、大好きな寝台特急北斗星にお別れをしたり。また日頃和食には無くてはならない各種串ものの棚卸しをしつつうっとり眺めて時間が過ぎてしまったり。
3月8日にはふっわふわのミモザをもらってにこにこして。それでもやっぱり梅が恋しく亀戸天神に梅見に出かけ、亀戸餃子はやっぱり美味しかったのでありました。
日頃より、色々なものを各アイテムのプロにお願いをしてお直しをお願いしているのですが、お直しの依頼&ピックアップにいつも追われている気がしたこの3月。直して直して使いつづけるのがやっぱり楽しい。
そしてようやく行けたcoffee house Nishiyaさんのビチェリン、ほんと美味しかったー、また呑みたいな。
また、この3月は、念願の!念願の!柳家権太楼師匠の落語会@EDIT LIFEにて江戸風情なこつまみをご提供させて頂くという機会をいただけました。落語と江戸の食という企画、具体的なイメージはなかったものの、ずっとずっとやってみたかった内容で、この度このご縁に出逢わせてくださった関係各位の皆様、そしてご来場頂きました皆様に大変感謝しております。ありがとうございました!
http://goo.gl/iUTaEm
備忘も兼ねてのブログのアップ、ついつい滞りがちな理由はなんだろー。反芻の時間は色々と思い返し、些細なものからちょっと大きいものなども含め、todoを思い起こせるいい機会だな、と改めて。
日々の食べたり呑んだり旅したり、twitterやinstagramでぽつぽつアップしておりますので、こちらの方もよろしかったらのぞいて頂けたら嬉しいです。ぺこり。 Twitter→ https://twitter.com/kokookuda Instagram→ http://instagram.com/kokookud
今週は早くも4月がやってくる。
先日、茶道の稽古先での利休忌に参加させて頂き、毎年この時期の利休忌を過ぎると本格的な春のはじまりだなぁ、という気持ちになってきます。
温かい季節への変わり目、皆様どうぞご自愛くださいませ。
奥田ここ 拝
2015-04-08
前々から、和食の基本をぎゅっと短期間でお伝えできるスタイルのレッスンを開始できれば、と考えており、この春より最初のクラスがスタートしました。
■和食の基本、短期集中プライベートレッスン(仮称)の概要
出汁のとり方やごはんのとぎ方、炊き方などをはじめとした主食と汁物のほか、
煮物、焼物、揚物などの主菜、おひたしや酢のものといった副菜など、
日常のお食事献立を中心に一部おもてなしにも活用いただける内容も盛り込んで、プライベートレッスンにてお伝えいたします。
魚のおろし方など、魚介類の扱いも織り交ぜていく予定です。
また各献立を通して、基本的な調味料の使い方などもご紹介して参ります。
短期間でごきゅっとお稽古をされたい方におすすめです。プライベートレッスンなのでレッスン日やお時間帯なども可能な限りご希望にそわせて頂ければと思っています。
ご興味ある方、下記メールアドレスまでご一報頂けたら幸いです。詳細をお知らせさせて頂きます。
E-mail address: kokookuda.info@gmail.com
■Short term of private Japanese cooking lessons is available.
You can learn,
-Japanese basic soup stock
-Japanese steamed rice
-Basic Japanese simmered dishes
-Basic Japanese grilled dishes
-Basic Japanese deep-fried dishes
-Basic Japanese side dishes
And
-How to prepare seafoods
-How to use basic Japanese seasoning
e.t.c.
This course is useful for people who want to get the know-how of Japanese cooking focus on basic.
Please feel free to contact me if you are interested in these lessons and would like more details. I'd be more than happy if we could share a moment over delicious Japanese food!
E-mail: kokookuda.info@gmail.com
2015-04-29
薫風気持ちよい季節、次回のAL Kitchen和食の基本レッスンは5/30(土)11時~、鯵とふきです。
フキやマアジなど、春から初夏へのうつろい感じられる食材でお待ちしていまーす(^O^)/。お料理経験はどうぞお気になさらず!お一人でのご参加の方も多くいらっしゃいます。どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいね。
「和食の基本」5月
旬の真鯵丼と色鮮やかなふきの浸しもの、ひじきの煮物と生麩の味噌汁、です。
■日時■
2015/5/30(土)11:00~14:00
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが、進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
■献立■
三枚おろしの手始めに最適なマアジのほか、フキやひじきの扱いや生麩を使った味噌汁です。
・真鯵丼
旬をむかえたマアジを丼に。三枚おろしの練習にも最適なマアジです、ぜひこの機会に。
・ふきの浸しもの
ほろ苦さが美味しいフキを下処理し、淡いお味で仕立てた小鉢です。
・ひじきの煮物
ひじきの煮物はそのままでももちろん、他の献立の材料としても重宝する
大変便利な常備菜のひとつです。
・生麸の味噌汁
あれこれと活用できる生麩を今回は味噌汁に。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
■お申し込み方法■
件名に「和食の基本 5月」と明記の上、
お名前、ご希望の時間、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など) 添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申し込み下さい。
詳細サイトはこちらです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2015/04/wasyoku201505.html
お待ちしていまーす。
奥田ここ
2015-07-18
皆様、ごきげんよろしゅうございます。
春から、ばたばたっとしているうちに夏になっており、ようやく一呼吸ついたこの頃です。
ブログを書いている時間は、もにゃっとしている頭の中の整理整頓もできたりする気がして、なるべく書こうと思っている中ついつい易きに流され…。
5月はパリでチャリティイベント、6月は恒例の香港巡業レッスン、美味しいもののことなど書き留めておきたいこと山積みだなぁ。どこから手をつけよう…。
4月の頃、青光りの銀肌も一興な本鱒シーズン到来。今年も、身ももちろんながら、頭は骨まで命まるごと頂いた本鱒。レッスンでは活車えびの処理をお伝えしたり、ぷりぷりの車海老をお味見したり。
浅草の老舗、今半さんで頂いた、大好物のひとつすき焼きも美味だったなぁ。
また、久しぶりに拝聴させて頂いた宮内庁楽部による雅楽、古から伝わる楽器の中、協和音なのか不協和音なのか、なんともいえない感覚になる笙の音色はたまらない好物です。
また連日レッスンな中、築地・やっちゃばで目があってしまった小さい粒の実山椒。ひとつひとつ実を外し下処理をして冷凍庫へ。まさに夜鍋作業でしたがやっぱり調えてよかったな。
5月前半は約2週間フランスとベルギーへ。東北の震災以降、毎年パリと東京で開催されているチャリティイベント「HOPE AND LOVE」。毎年お手伝いさせていただく度に元気ももらっているこちらのイベント、今年はパリ開催の方にも参加させて頂きました。こちらについては改めてご報告させていただこうと思っておりますー。
帰国後、まず滑りこんだのは、大相撲五月場所。国技館でだらっと見る相撲観戦、無くてはならない愛すべき時間です。
そして6月、今年も梅漬けの頃となり、愛媛県七折より小粒の梅を取り寄せました。
また毎季節毎誌面料理レッスンをさせて頂いている講談社・withさん、撮影の折編集の方がいつも護国寺の群林堂さんの大福をさし入れくださるのです。和菓子の中で愛してやまないものといえば大福、なのでございます。
香港巡業レッスン前の滑り込みは、唐津焼・中里太亀さんの個展。公私ともども楽しませて頂いている太亀さんの器たち、今回もしびれた器の数々でございました。
なぜだか実山椒の下処理をすることにもなったりした、夏真っ盛りの香港巡業レッスン、今回も楽しく和食レッスンをさせて頂きありがとうございました~。こちらについても改めてアップさせてくださーい。
そして香港帰国後のご馳走は、春のEDITLIFEさんのイベントでご一緒させて頂いた柳家権太楼師匠の一門会。聞き入り、笑った笑った数時間、ありがとうございました!
また大好きなお友達から山形のルビー、さくらんぼを頂いたり、まぶ友に念願の文壇バーに連れて行ってもらったりと、と日々皆様のおかげで美味しく楽しい時間を過ごさせて頂いております。いつもありがとうございまーす!ぺこりぺこり。
そして夏といえば、葉山・一色海岸。今年も海が始まりました。一色海岸いるだけでしあわせになれる毎年のひとときです。
また今月7月発売8月号より、徳間書店・GoodsPressさんにて料理のタイミングについてのコラムを書かせて頂いております。お手にとってご覧頂けたらうれしいです!
そして暑くなると、冷し中華やカレーを一層欲してきて。また京都・老松の夏柑糖も無事食べられました。今年は残念ながら既に終わってしまい、また来年まで食べられないのか、と思うとちょっとさみしい。
今回の反芻の時間も、色々と思い返し、些細なものからちょっと大きいものなども含め、todoを思い起こせるいい機会になりましたーとかなり自己完結なブログアップですみません。
日々の食べたり呑んだり旅したり、twitterやinstagramでぽつぽつアップしておりますので、こちらの方もよろしかったらのぞいて頂けたら嬉しいです。ぺこり。 Twitter→ https://twitter.com/kokookuda Instagram→ http://instagram.com/kokookud
暑い夏、皆様どうぞご自愛くださいませ。
今度こそまた近々こちらで~。
奥田ここ 拝
2015-08-04
和食の基本短期集中プライベートレッスン 秋冬コースのお知らせ
今年の春よりスタートさせて頂きました和食の基本をぎゅっと短期間でお伝えできるスタイルのレッスンの、秋冬コースのお知らせです。
■和食の基本短期集中プライベートレッスン 秋冬コースの概要
出汁のとり方やごはんのとぎ方、炊き方などをはじめとした主食と汁物のほか、
煮物、焼物、揚物などの主菜、おひたしや酢のものといった副菜など、
日常のお食事献立を中心に一部おもてなしにも活用いただける内容も盛り込んで、プライベートレッスンにてお伝えいたします。
魚のおろし方など、魚介類の扱いも織り交ぜ、各献立を通して、基本的な調味料の使い方などもご紹介して参ります。
また秋冬コースでは、鍋物献立や、ご家庭で楽しんでいただけるすしものも取り入れていく予定です。
なお開始月は、9月または10月を目安としておりますが、ご希望の時期からのスタートも可能です。
短期間でごきゅっとお稽古をされたい方におすすめです。プライベートレッスンなのでレッスン日やお時間帯なども可能な限りご希望にそわせて頂ければと思っています。
ご興味のある方、下記メールアドレスまでご一報頂けたら幸いです。詳細をお知らせさせて頂きます。
E-mail address: kokookuda.info@gmail.com
■Short term of private Japanese cooking lessons is available.
You can learn,
-Japanese basic soup stock
-Japanese steamed rice
-Basic Japanese simmered dishes
-Basic Japanese grilled dishes
-Basic Japanese deep-fried dishes
-Basic Japanese side dishes
And
-How to prepare seafoods
-How to use basic Japanese seasoning
e.t.c.
This course is useful for people who want to get the know-how of Japanese cooking focus on basic.
Please feel free to contact me if you are interested in these lessons and would like more details. I'd be more than happy if we could share a moment over delicious Japanese food!
E-mail: kokookuda.info@gmail.com
(Tsukiji fish market)
2015-08-12
皆様、こんばんは。
東北の震災以降、毎年参加させて頂いているパリ仕込みのチャリティイベントHOPE AND LOVE、今年は5月のParis開催への参加に続き、先週末8/8の東京開催に今年も参加させて頂きました。ご協力してくださるたくさんの企業様、運営スタッフやボランティアの方々、そして当日ご来場いただいた多くの皆様のおかげで今年もあたたかい一日を過ごさせて頂きました。遅ればせながら心より深謝申し上げます。本当にありがとうございました。
多々あるイベントコンテントの中で今年担当させて頂いたのは、イベント会場内・musmusさんエリアでのかき氷と和菓子の販売コーナー、ご一緒させて頂きました皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました!
WATASHIに、ずっとできること
これからも続けていけたらと思います。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどかれぬる
築地市場へ行く朝の空気にも、ほんのすこしだけ涼味が見え隠れしてきた今日この頃。夏ってほんとに短いなーとちょっとさみしくもなっています。残りの晩夏、満喫しなくちゃ~。
2015-08-28
職人でもありアーティストでもあり、何より、なんでも楽しくしてしまう遊びの名人だった兄さんが、先に旅立った8月27日が今年もやってきた。貸してくれた木材道具、作り方を指南してくれた手作りの竹箸、さるすべりの花を見るたびに思い出します。最後に握手をした温かさも昨日のことのように感じられ。今夜は遅くなってしまったけど一緒にビールで乾杯しましょう。
今年は秋の訪れがすこし早いように感じます。
2015-09-07
さて。
もはや反芻のためにあるようなブログになっているようですが、懲りずにまたふりかえりアップ。
今年の夏も、鰻やウニ、カレイなど旬の夏のご馳走とともにレッスンをさせて頂き、そばやうどんなど今年も麺喰いまかないが多くなった今夏でありました。
あ、あと、東京・渋谷のカレーハウスチリチリのカレー、なかなかのスパイス感だったな。
そしてローカルフレンズたちと過ごす葉山・一色海岸での時間は何よりもご馳走時間、今年も時間を見つけては葉山・一色海岸へ南下を繰り返しておりましたー。
そして、夏真っ只中ではありましたが、秋に向けての仕込みではしりの秋刀魚を料理したり。またお外朝ごはん活動も地味に活動中。お外での美味しい朝ごはんハントは楽しみにひとつです。
暑い夏の築地仕入れは、魚介に添えていただく保冷用氷も増してくる季節、荷物を担いでいる肩の皮も厚くなるという、だぶるアツアツなシーズンです。また講談社のWITHさんにて、毎季節恒例の誌面料理レッスンも掲載いただき、徳間書店さんのGoodsPressさんでは、引き続きコラムも掲載頂いておりますー。
またこの夏ゲットした、MAISON N.H PARISのエスパドリーユ、あまりにはきやすくて夏が過ぎても脱げない感100%。
また毎年楽しみにしている真夏の夜の動物園、今年も上野動物園で、カバを見ながらカバを呑む。ふくろうかわいかった。
夏も後半、葉山・森戸海岸での盆踊りをしないと夏がしまらず。今年もまぶ友と踊る盆ダンス、楽しかったな。
また今夏は大切な友人&そのファミリーがNYへ引っ越しをした夏。大好き過ぎて、フライト前夜の成田空港近くのホテルに料理を持っておしかけてみた。
さらに夏の〆にはパリ在住の高校生男子クンの一時帰国にあわせうどんデート(笑)。うどんが大好きとのことで東京・神保町の丸香と本郷三丁目のこくわがたへ。うどん屋さん2件はしごからの3件目訪問は断念し、東京大学キャンパス内のくろぎのカフェでおしゃべり。ティーンとのサシ時間はちょっと新鮮だったな。
赤紫蘇漬けにした梅が仕上がる頃は夏の終わり、と同時に美味しい新米の季節の到来。季節のバトンはおいしくつながっていくんだなぁ。今年もあっという間に過ぎた夏、人の夢と書いて儚い、かぁ。夏大好き、また来年。
お盆がすぎて9月に入ると今年ももう終りに近づいてるなぁと毎年思う、ほんとに。
思うというか、お盆をすぎたあたりから年末までの間が、あまりに毎年あっという間に過ぎ去り、あれぇこんなこともするはずだったのに、あんなこともしたいはずだったのに、と年の瀬にいつも思うから。要は毎年学習できていない、という点も否めず…(;´∀`)。
とはいえ、いつも秋の始まりには今年こそ年末にかけて着実にひとつひとつがんばろう、がんばりたいという意気込みだけでは横綱級に持っています。
夏の疲れも出始めるこの頃、皆様どうぞご自愛くださいませ。
奥田ここ 拝
2015-09-08
明日、九月九日は重陽の節句。
菊に不老長寿の願いを込めて過ごすこの日が来ると、毎年秋に向けての本腰気分になります。
古くから奇数は縁起が良い陽数とされ、五節句の中でも、一番大きな縁起の良い陽数「九」が重なる九月九日を「重陽の節句」とし、不老長寿や繁栄を願ってきたそうです。
酒に菊の花びらをうかべて不老長寿を願うのもいいですし、今の時期、菊の酢漬けを蔵庫に入れておくととても重宝いたします。炊きたてごはんと混ぜて菊めしにしてもいいですし、名残りの夏野菜と合わせて秋へのうつろいを表現したり、秋のきのこたちと合わせて秋味あふれる小鉢にも。菊ずしなんかにしてもいいですね。スーパーなどでも手に入る食用菊やもって菊、ぜひお試しいただければ。
菊酒
オクラ、菊花、豆腐の精進小鉢
菊花と舞茸ごはんのオムライス ほうれん草あんがけ
大根、鹿尾菜、菊花のごまをきかせた精進強肴
2015-10-27
天高く気持ちのいい青い空を見上げていたのもつかの間、足元が既に冷え始めたり、湯気のあがる料理が恋しくなってきたり、あっという合間に秋も後半。晩秋の鐘が鳴る、とその前に、秋のはじまり、何をしていたかしら、何を食べていたかしら、という自己ふりかえり記録です…。
お友達邸の気持ちのいいベランダでのBBQから始まった今年の初秋、秋のはじまりのご馳走、生筋子からのイクラ漬けや、新米を愛で頬張ったり、と夏が行ってしまった…と言いながら、胃袋は既に秋の掴まれる毎年のこの時期、夏と秋、二股状態な心持ち。あ、ハンドパンという楽器を初めて触らせてもらいました。ユニークな、カタカナで表現できないような音色だったな。
大相撲九月場所のはじまりを告げる「触れ太鼓」、東京での場所の折、築地市場の場内でも毎回拝見できるのが嬉しい。築地場内の各店様に感謝。
また、ごくたまに開催させて頂く一客一亭の宵を開催。亭主相伴が常な宵ということもあり、作って食べて、としているといつも写真がなく…。
そして大相撲九月場所、後半戦の折いつものように泡とともに観戦。またイクラ三昧が続きつつ、中秋の名月を愛でたり、と秋をたくさん五感で食べて呑んで。
レッスンの後には、よくがつっとしたお肉系を頂くことが多いのですが、久しぶりに新大久保の美名家さんや根津の海上海さんにも行きました。そうそう、多くのらーめん屋さんを展開するせたが屋さんの15周年感謝のらーめんというのも美味しかったな。
そうこうしているうちに秋鯖の美味しい時期も到来。鯖の棒寿司や船場汁など、あれこれ鯖三昧な秋中盤。
ごそごそとデスクワークも多かった秋の前半ではありましたが、食べることに元気に向かえる時間に感謝です。
2015-11-01
ひゃぁ、もう11月。毎年年始の1月、2月に続いてあれれ、あっという間に過ぎちゃったと思う後半の11月…。
先月はお誕生日月ということもあり、皆さまのおかげであれこれ楽しいことが多い10月でした。まずはたまたまワイン好きの友人が美味しいシャンパンとワインを呑もうと訪問してくれて、ふってわいた前夜祭。 AGRAPART7crusとTANTARA、早くもほかほかチーズフォンデュを始めた10月、最後のチーズおこげもたまらない。美味しかったなー。
さらに、ギタリストなお友達のご好意で彼がバンド出演するロックコンサートへ。この日はダイアモン✡ユカイさんの30周年コンサート、RED WARRIORSのときのユカイさんとはまた一味違った艶やかさにどっぷりとつかり、見惚れるという久しぶりのアクティビティが発生した宵でした。そのユカイさん、途中のMCで「定石をやぶるのがロック云々…」という話をされていて、その先がどんな話だったか記憶がないのですが、ふと「宗易ハ名人ナレハ、山を谷、西ヲ東ト、茶湯ノ法ヲ破リ、自由サラレテモ、面白シ、…(山上宗二記)」の一文が降りてきてつかの間頭の中だけコンサートから離脱。
千利休の弟子であった山上宗二が伝える利休さんの様子は臨場感がありとても興味深く、今一度ちゃんと読了してみたい伝書のひとつなのですが、虫食いで触れながらもいつも思うことはその当時までの、確立された会所の茶の湯や書院茶など、既存の古き伝統的な茶湯や禅の世界の哲学や美学のカタを理解し咀嚼したからこそ、当時にとっては前衛的、あまりに斬新とも思われる利休さんの美学が今でも色褪せずに艷やかに映るんだろうなぁと、改めて。
自分にとってのカタとか定石とか、もんにゃりとあるようでないようでそしてこころもとなくもあり。これからの1年は、といっても早一ヶ月経とうしていますが、自分なりに利休さんの哲学にずりずりすりと近寄ってみようかと思います。真に近寄れるかはどうかはわからないけれど、トライするのは自由ということで(笑)。
コンサートのあとは大好きなイタリアンレストラン、La Barrique Tokyoへ。美味しさももちろんですが、こちらのお店のオーナーさん曾祖父さんの故郷の職人さん製の欄間がすばらしく、眺めながらいただく空間も大好物です。
どのお料理も好みのものばかりなのですが、中でもイカスミのリゾットのコクのバランスや仔牛のカツレツの火入れ加減はほんとに絶妙で、すばらしいなぁ、すばらしいなぁと繰り返し言いながら、いつも食べています。
一年に一度の誕生日、家族や友人からたくさんの温かいおめでとうという言葉を頂き感謝でいっぱい、何はあれまた一年一生懸命がんばろうと前を向くためのかえのきかない栄養をたくさんいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2015-11-19
すこし前になりますが、お伺いさせて頂いた神田錦町 如月。和食を頂きつつ、時には女将である如月まみさんが小唄やお三味線も耳に届けてくれるうれしいお店です。
如月へなかなか伺えずにいた折に、旧知のまぶともphotographerのyOUちゃんがお誕生日お祝いで連れて行ってくれました。大好物のシャンパーニュから始まり、旬を愛でたご馳走の数々、そして〆にはなんとも粋なしつらえのお赤飯も添えてくださいました。
また甘党辛党二股な私に、創業1617年の和菓子屋・萬年堂さんの御目出糖と、以前彼女の作品として撮ってもらったすっぴんポートレートのギフトまで。最初こそすっぴん撮影と言われかなり慄いておりましたが撮っていただいた後には、えぇ?!というぐらい、ある意味自画自賛な出来栄えに喜々としてしていた一枚で、その写真を飾るところにちょっと悩むぐらい大きなサイズに焼いてくれました(;´∀`)。
大好物づくしのお祝いをしてくれたまぶ友への感謝とともに、今年もこうして平穏にお誕生日を迎えられていることの有難さについても語った宵でした。
2015-11-26
このところ反芻用ブログになっている件。ここで反芻する必要はあるのか?という自問もしつつ、思い返す時間の中であれこれ新しいことが降りてきたりもするので、なんとなくアップしてみております。お付き合いくださっている皆様、ありがとうございますm(_ _)m!
ここ数日、仕入れに通う築地でも、今年も「寒いねぇ」というおはようがわりの挨拶シーズンが始まりました。ぶるっ。
レッスン後のまかないはそばなどの麺類が多いのは常ですが、冷え始めた先月は土鍋麺も開始。火からおろしても冷めずにあつつっといいながら、ずずずとできる土鍋は便利。今年も大・中・小、各種サイズの土鍋で寒さと対峙していこう。
そして寒くなり始めたこれから、またまた新ばし しみづの暖簾をくぐり握りをぱくりと頬張りたい。予約受付が当日のみというハードルも乗り越えるぞ。
神田古本まつりの折、久しぶりに立ち寄った神保町のエチオピア。神保町界隈はカレー天国、じゃがいもおかわり自由も嬉しいところ。
また築地のやっちゃばにも橙の入荷もスタートした先月。香酸柑橘の中でも酸味がまるく果汁も多い橙は大好物。PONSは搾りたてに限る、というのがマイルール(*´∀`*)。
不定期開催の高校時代の友人とのミニミニ同窓会 at 神田・味坊。30年近く経っても変わらないトーンの中、大きなトピックもないなか笑って楽しい時間を過ごせるひとときに感謝。当時と違う唯一の点といえば、話題に健康話が加わったことぐらいかな。
また茶道の世界にとって11月の開炉はお正月的な大事な祝いごと。今年もあったかい炉の季節の始まりです。
寒くなると…白子の季節♡。もちろん搾りたてのPONSでぱくり。年明け、AL Kitchen和食の基本レッスンでも白子を扱ってみようかな。
打合せついでに、先日日本に上陸したというお肉屋さんに立ち寄り。熟成肉のお店としてとても名高いお肉屋さんだそうで(後から知った)、確かに美味しかったなぁと納得。
HUGO DESNOYER -> http://t.co/34s6hFT8OR
また唐津焼の中里隆先生や種子島で作陶されている野口悦士先生とも久しぶりにお目もじできた嬉しいこの頃。隆先生より頂戴した器にも白子をそえてみたり、野口さんの白焼〆馬上杯にはどんなお料理をそえようかなとわくわく妄想中。 今年も残り1ヶ月弱がんばろう。
2015-12-11
築地市場とまかない飯で占められている日々の時間をまたまた反芻しています。
今年も元気に動けてきたからだに感謝。
定期的に受けている人間ドックの医師との面談で「適度な運動と野菜の摂取とストレスのない環境」という話が何度か出まして。野菜の摂取は問題ないけれど、それ以外の2つ、それはそうだよねぇでもなかなかそうもいかないことも多いよねぇと思いつつ、とにかくネガティブなことと遭遇中もとにかく笑ってみるということはしてみています。
今年もあとすこしだなぁ。大好きな焼き肉も頬張りつつ、唐織りの帯のおなおしもきれいに仕上がってきたし、年末年始の準備も始めないとなー。
2015-12-16
先日念願の音に、ようやく出逢えました。辻井伸行さんのピアノの音色が大好きです。シンプルにまっすぐに伝わってくる曲調や鍵盤の音にまた触れたいなー。
またこの間は、Gi!nz(ギインズ)という国会議員4人で結成されている音楽ユニットのチャリティライヴに、まぶ友からのご縁ではじめて参戦する機会をあやかりました。政局とは別の次元の、こういった活動をなかなか目にすることはないので色々な意味で刺激になりました。
自身で、音を奏でる、歌をうたう、といったことがからきし不得意の私ゆえ、音はめっぽう外からの吸収のみ。慌ただしい年の瀬に、栄養補給となった時間に感謝です。
2015-12-16
今年も、大好きな友人たちから届いた個性豊かな世界各地のオーナメントたちを眺めながらシュトレンをいただく時が始まって~。ずっしりと、思いのほか甘くはないシュトレン、毎日切ってすこしずつ、と思いつつ、ついつい食べて過ぎてしまうこのテイスト、クリスマスまでもつかなぁ。
Start to enjoy the Christmas tree with lovely ornaments which my precious friends sent me from many parts of the world.
2015-12-18
年明け初回のAL Kitchen和食の基本レッスンは2016/1/24 10:30~の開催です。
1月は、料理をする際には無くてはならない「まな板の扱いの基本」です。
伊勢の式年遷宮に古くから使われてきた岐阜県加子母村の神宮美林。
一級建築士でもある菅 道(すが ゆき)先生が、長年研究や建築の際にも愛用してきている神宮美林の里から直送したヒノキの一枚板を、機能的な形に仕上げてくださったまな板をお一人様一枚ずつお渡しします。サンドペーパーなどを使い最終的な仕上げ作業の実習を通し、傷やシミがついてしまった際のメンテナンス方法などを、菅道先生より伝授いただきます。
そしてまな板レッスン後は、仕上がったまな板を眺めながら(笑)、姫おにぎり(予定)とともに小休憩をはさみ、和食の基本レッスンへと続きます。
和食の基本レッスンは、冬にあったか美味しいふろふき大根や、大根の皮を活用した小鉢、鶏と生麩を使ったくわ焼き、羽釜で炊いた菜めしを作ります。大根を美味しくいただくこつや下処理のほか、あますことなく素材を頂ききる大根の皮の活用のほか、煮てもよし焼いてもよしな生麩の扱いなど、今月も和食の基本満載での開催です。
前々からまな板の選び方や扱いなどについてご質問をいただく機会も多く、今回念願叶って、和食の基本レッスンとともにお道具の基本まな板編として開催させて頂くことになりました。木目も美しく、一枚板ならではの安定感など、目で愛で、手で愛でるそんなまな板です。ぜひこの機会にご一緒できたら幸いです。
2015-12-25
皆さま、こんにちは。
今年もやっぱりあっという間に年の瀬になっていた~と思いつつ、今月をちょっとふりかえり。
国会議員バンド、ギインズ Gi!nzライヴにまぶ友からのお声がけにて潜入。音楽好きの国会議員の方が毎年開催しているチャリティライヴ。知っている議員の方、知らなかった議員の方、いずれにしても音を楽しんでいる様を拝見しながらこちらも歌ったり踊ったり。楽しかった!
また先日もちょっと休憩に立ち寄った帝国ホテルのラウンジ。あ、東京の方。大好きなホテルの一つで、用事もあり、用事もなく、立ち寄るラウンジ。ここの壁のデザインが大好きで、いつかこのデザインの帯を仕立てたい、と妄想しています。未だ妄想の域を出ることができていないけれど。
そして毎年恒例、みんなで大量の牡蠣を剥いて剥いて剥きまくる会を敢行。作りながら食べる、ただそれだけの時間がとても楽しく幸せで。
またNY在住時代から大好きだったハンバーガー屋さんに行こうとこれまたお声がけ頂き、Shake Shackへあいのり。外苑前の銀杏並木の通りにあり空気の澄んだ空のもと頬張り満足。すっごく混んでたけど、また食べたい。 そしてこの日は有りがたくも友人ファミリーが並んでくれて入ることができたのですが、まぶ友のやんちぇでかわいいご子息が「銀杏を集めていたら薔薇になったの」と言ってプレゼントしてくれた手製花束。あぁそんなこと考えたこともなかったぁ。その集めているプロセスを説明してくれる様もこれまたかわいく真剣。あまりのピュアさに照れてしまいながらも、じーんと嬉しくなりました。こんな6歳児、惚れてまうー。
仕事もプライベートも何かとせわしなくなる12月。
そして今日はクリスマス。クリスチャンではないですが慌ただしい年末のこの時期、新しい年を迎える前に一瞬立ち止まり大好きな家族や友人とゆっくりと過ごしやさしい時間を持てることはとてもいいことだなぁと思っています。
I wish you all a very merry christmas!
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日々のつれづれはtwitterやinstagramでもぼやいておりまーす。
https://twitter.com/KokoOkuda
https://www.instagram.com/kokookuda/
2015-12-29
学生時代から好きだった街、新橋にて今年の年忘れごはん会の〆。
前々から気になっていた「新ばし 久」、カウンターのみの店内はとても潔く、はるさめとからすみを合わせた小鉢や、奇をてらわない正統派の鯵や白子のフライ、またシャンパンのお伴に好適なパテなど、どれもとても美味しく、あっという間にボトルは空いてしまうほど。〆のごはんと汁もの、香の物で心地よくお腹の虫も収まり、ごちそうさまでした。
(お通しは淡いお味の炊きもの。お汁までずずっと頂戴いたしました)
さて今回、新ばし久さんで十分満足したものの、20年ほど前、学生時代の頃より好んで訪れていた烏森神社近くにある中華料理店「蘭苑飯店」が懐かしくなり梯子酒を試みる。しかしながら、当時お世話になっていた本店は、場所も移転し、現在とてもきれいにバージョンアップされた上でご健在で、現在の蘭苑飯店の本店は当時の面影は無くちょっとさみしくなりしょんぼり…。悩んだあげく、当時の本店の面影を残してはいる姉妹店の蘭苑飯店に潜入し、瓶ビールと餃子を注文。うん、しっくり。
大好物の瓶ビールと餃子のセットの原点はここ蘭苑飯店にあるような気がしています。その蘭園飯店、20年の間に姉妹店も展開し、本店はバージョンアップもし、成長の一途をなしていて、一方私は20年の間に…?と、この日ご一緒した四半世紀来のまぶ友にしんみり問うたり、自問をしたり、な宵となりました。
いつにも増して有益な内容のないアップとなりましたが、若い頃から好きだった街や空間に久しぶりにゆっくり滞在し、やっぱり新橋はいいなーと再認識。オブラート感のない空気感がいいのかな。現在はかつてと同じ蘭苑飯店はないけれど、また立ち寄りたい。