2013-01-02
新年あけましておめでとうございます。
昨年中も大変お世話になりました。
師走、年の瀬、そして新年と、お世話になってる皆々様と顔を合わせて過ごす時間に頬がゆるみます。感謝。
皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2013-01-07
改めまして、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申しあげます。
遅ればせながら、年の瀬の市場巡回のアップです。
師走だなぁと思っていたらあっという間に、New Year Has Come.
例年通り2012年の〆にも、京の錦市場と大阪の黒門市場を巡回してきました。
変わらないけどいつも新鮮。
年月が巡れど、同じ季節に同じものがならぶ市場の風景にほっとします。
錦市場の恒例棒だら。
そして黒門市場は河豚・河豚・河豚。
棒だらや河豚のほかにも、居並ぶお野菜にも西の面々。昨年、最後の最後も市場から元気をもらいました。
2013-01-07
お好み焼きが大好きです。
とても好きなのです。
シャンパンもワインも大好きです。
とても好きなのです。
その、お好み焼きとシャインパン&ワイン、ともに美味しくともにいただけるお店が大阪・西天満に。昨年年の瀬最後に最後に胃袋鷲掴みにされました。
まずは、Pasaniaよっちゃんの説明に耳をダンボにして、本日のシャンパーニュを選びます。
この日の「おこワインランデヴ」は、Andre Beaufort Millesime 2004と小豆島産オリーブの新漬けと完熟オリーブの塩漬けから。イタリアのオリーヴ漬けとは一味違う、とても繊細なお味で、これから始まる宴に期待わくわく。
フレッシュ野菜とサーモンのサラダ、白子のグリルにレモン風味のオリーヴオイル、そしてどかんとSTAUBからは、根菜・緑黄色野菜満載の豚さんがこんにちは。引き出された素材の味たちが一同に醸す、一期一会なひとさらひとさら。からだに野菜がずんずん入っていくようで美味しかった。
そして本題のお好みアワー。グラスワイン越しに見えるPasaniaチエちゃんが仕込んでくれた牛すじ・青ねぎ・こんにゃく入りお好み焼き。豪快愉快な関西弁とエレガントな物腰しのチエちゃん、そのギャップがあまりに素敵。
鉄板料理の醍醐味、香りがずんずん上がってくるのを目の前で鼻腔いっぱいに吸い込みながら待つ時間。これまさに鉄板。ズルいよねぇ、と頭にシャ乱Qのズルい女が木霊して。古。
垂涎中。
いただいたお好みたちは「牛すじ・青ねぎ・こんにゃく入りお好み焼」「カキ豚お好み焼」「豚モダン焼」「焼きそば」。そして「おこワインランデヴ」の〆にはBAROLO1967。ソースもマヨも供されたお好み焼の完成形は、早々に胃袋に入っていったため撮り忘れ。写真とともにお伝えできず残念ですが、お野菜コース同様、それぞれ具材の味を満喫できる具沢山かつ洗練されたお好み焼。ナイショにしたくなるお店、大阪・西天満のPasaniaです。あぁ、再訪したくてうずうずしてます。
■お好み焼きパセミヤ■
ADDRESS : 大阪市北区野崎町6-3第五藤ビル1階
TEL : 06-6313-4157
Home Page : http://okonomi-pasania.com/
2013-02-02
佐賀・唐津の中里太亀さんの今年最初の個展、東京銀座・万葉洞みゆき店にて2/1~5まで。昨日早速拝見してきましたが、茶事がお好きな太亀さんならでは、どれもこれも見て美しくそして「用」のシーンもイメージできる、惚れてしまう作品群ばかりです。
万葉洞みゆき店
http://www.manyoudo.co.jp/mi_news/2012/12/2013-2125.html
隆太釜HP
http://www.ryutagama.com/
2013-02-14
■献立■
・ホタルイカの酢みそあえ
和風でも洋風でも大活躍するホタルイカがぐんと美味しくなる下処理を皆さんとともに。定番の酢みそあえで頂きます。
・筑前煮
目にも舌にもわくわくするお野菜たっぷりの煮物です。
・切干大根の煮物
切干大根を食感よく炒め煮にしたひとしなです。
・わかめごはん
磯の香りただようわかめごはんです。
※1回のレッスンは約3時間を目安にしておりますが、進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※試食はそれぞれ1食分相当をご用意します。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず♪
どうぞお気軽にお越しください。皆さまと楽しく美味しい時間をご一緒できたらうれしいです♪
≪お申し込み方法≫
詳細情報はコチラ(↓)に記載してございます。合わせてご覧いただければと思います
件名に「和食の基本2月」と明記の上、ご希望のお時間、お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など)、メールアドレスを添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申し込み下さい。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2012/12/1.html
2013-02-17
AL Kitchenレッスンにご参加いただいている佐藤果林さん、今発売中のGINZA No.189の「愛しき土曜日」にてご紹介されています。ファッションブランドのプレスをされている果林さんの週末は「ALL BETS OFF」。レッスンでの様子もちょこっとご紹介頂いています。ご覧いただけたらうれしいです♪
今月のAL Kitchenレッスンは2/24(日)の開催です。
ホタルイカの酢みそあえ
筑前煮
切干大根の煮物
わかめごはん
の4品です。
和風でも洋風でも大活躍するホタルイカがぐんと美味しくなる下処理や、煮物の定番筑前煮や旬を迎えた切干大根の煮物、磯の香りに春を感じるわかめごはんを皆さまとともに♪どうぞお気軽に遊びにいらして下さい~。
詳細はこちらです→ http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/02/224.html
2013-02-19
「色々な種類をすこしずづ揚げたてで」というのがいい、串かつ。
新大阪駅の新幹線改札を入った駅ナカならぬ「新ナカ」にあるフードコート“大阪のれんめぐり”、時々使っています。時間がない時などは、これまで551蓬莱の豚まんとお弁当を見繕って新幹線に乗り込むことが多かったのですが、こちらの大阪のれんめぐりができて以来、すっかりお世話になっています。
「大阪新世界元祖串かつ だるま」のほか、十三のねぎ焼き「やまもと」、道頓堀のたこ焼き「くくる」など、大阪グルメをぱぱっと頂けるのが嬉しい。
ねぎ焼きは本店のものよりすこしサイズを小さめに出しているなど、フードコートならではの本店との違いもありますが、串かつはその場で衣をつけて揚げています。串かつの油はラードを使っているのかな。揚げたてからほんのすこし滴る油があっという間に乳白色になってたな。
先日は串かつ経由のたこ焼き完了で新幹線へ。
大阪のれんめぐりのサイトはこちらです→ http://www.osaka-norenmeguri.com/index2.html
2013-02-22
厳冬期の筒茶碗( cylindrical tea bowl )。
手なりの丸みな姿ではなく、胴体を真っ直ぐに伸ばした筒型の茶碗(=筒茶碗)のことで、寒い時期に湯が冷めにくく、客が一服をすする際あたたかみを一層感じられます。
その筒茶碗、茶碗を清めたり、茶筅通しをする際など、とても機能的で削ぎ落とされたステップの上に、その動きがとてもしなやかで、結構気にいっています。できているかは別として(笑)。
四季、それ以上の細かい日々の季節の移り変わりを全身五感で感じられる茶道、守破離ということばも好きだな。
立春、そして雨水を過ぎた今にして、筒茶碗を使いたくなるような今。今年は春の訪れが一段と待ち遠しいこの頃です。
2013-02-27
2/24(日)、AL Kitchenレッスンへご参加頂いた皆さまへ
先日はAL Kitchenレッスン2月「和食の基本」へのご参加ありがとうございました!
例のわかめの件、こちらに記させて頂きまーす。
乾燥わかめ5gを戻すと、→約54g
さらに戻したものの水分をしぼると、→約45g。
作り手さんや水切りの加減により多少の前後があるかと思いますが、9~10倍を目安としていただければと思います。
よろしくお願いいたします!
奥田ここ 拝
2013-02-28
今発売中のクロワッサンプレミアム4月号(No.65)でムール貝を使ったおもてなしレシピを掲載頂きました!早い簡単美味しいの三拍子揃った華やかなひとしなです。我が家の秘蔵っ子エスプレッソマシンも登場。
「おいしく食べて今宵もおしゃべり 今月の女子会レストラン/今月のお手軽女子会料理(P.169)」ご覧いただけたら嬉しいです♪
2013-03-01
戦乱の時代。そのようなご時世に一服の茶をすすることに終始した利休さん、「政」とのはざまでどんなことを感じ考えてたのかなぁ、と。
陰暦二月二十八日は、千利休切腹の日。実際にはおおよそひとつき遅れの自刀の頃は暖かい桜の頃だったのかな。武士でもないのに切腹。やはり想像するとちょっと切なくなります。
昨夜は所用を終えて、抹茶を頂くにはちょっと遅いかな、と思いつつ、一人利休忌。ともは鶴屋吉信の京観世。濃茶がなかったので薄茶を濃いめに点てました。きめのこまかい泡に覆われた抹茶、ほんと美味しい。
また昨日は「忌」ごと、ケガレごとと感じるのですが、民俗学でいうところの広義ではハレかケガレかの考え方も別れるところでもあるようで…。とても悩んだのですが、個人的には「利休忌」はケガレとハレの混在気分、利休さんを偲びハレとケガレを行ったり来たり、が一番しっくりくるように思います。そんな訳で昨夜は新しい数穂をおろしてみました。穂数によって茶筅にも色々と呼び名がありますが、薄茶はやはり揃った穂数の豊かな茶筅が点てやすい~。
流派によっては薄茶をあまり泡立てないということもあるようですが、私は泡派です♪。
2013-03-06
パブリックカッピング(Public Cupping)と聞いて、一瞬頭をよぎるのはどの単語もマッチしていないのに「フィーリングカップル5vs5」という昔のテレビ番組。自分の脳回路が恨めしい。
コーヒーのテイスティングと言えばいいのかな、カッピングに行ってきました。この日のラインナップは浅煎りコーヒー「Ethiopia, Panama, East Timor, Nicaragua」の4種類。
寒い時期の朝はじっくりコクのあるものを、暑い夏は浅煎りのさわやかなものをぐびぐびっと頂いたり、年の瀬などごちそう続きの夜には酸味を感じるテイストで食後感をすきっとさせたり、と淹れるコーヒー豆は、季節やシーン、時間帯によって飲みたいテイストが変わるゆえ、その都度変えています。浮気症(笑)?
そんな中で、浅煎りのものは比較的頻度は低めなのですが、カッピングで浅煎りコーヒーの楽しみ方を教えて頂きました。浅煎りのものは深煎りよりも一層感じられる香りや余韻を楽しむ、のだそうです。確かに深煎りのものは舌へのパンチを楽しんでしまうばかりに鼻に感じる香りや余韻というのものが脇にまわっていたように思いますが、意識してみると浅煎りはハーヴティのように鼻から口から香りが充満し、さらにやさしく後をひく余韻があるものもあり、今まで素通りしていた味を感じることができました。
中でも、豆をひいた直後の香りも、淹れたコーヒーの味も、なんだかベリー系の果実ようでフルーツのような酸味も感じたNicaraguaはワインのよう。お話を聞いてみると、コーヒーチェリーの果肉をつけたままの発酵処理にて生豆を取り出すそうで、そういったテイストが醸されるそうです。納得~。
食後のフルーツを食べる時はどんな飲物が合うのかなぁ?と日頃より思っていた訳で、早速Nicaraguaを買ってみました。チーズにも合いそうだな。
小一時間近くの中で印象に残ったのは「コーヒーも農産物」ということば。
今までも「鮮度と自家焙煎」を意識して買っていたものの、農産物ということばにとてもしっくりきたカッピング。また行ってみよう。
あ、カッピングはObscura Laboratoryにて開催されています。HP→ http://www.cafe-obscura.com/
ちなみにObscura、GINZA(184)の「TOKYO 男前珈琲を飲みに行こう」にも紹介されています。
2013-03-06
今月3月のAL Kitchenレッスンは3/31(日)。
春の桜のお花見シーズン
~たこの桜めしや旬を迎えた細魚(さより)などの三種類の手鞠寿司のほか、みんな大好き鶏の竜田揚げや春の香ただよう根みつばのお浸しです~
■献立
・三種の手鞠寿司
-淡いさくら色が美しいたこの桜めし
-旬を迎えた細魚の生姜醤油仕立て
-スモークサーモンのクリームディル風味
♪細魚の三枚おろしもいたします♪
・鶏の竜田揚げ
香ばしいかおりがたまらない、揚げたても、お弁当に入れて冷めてからでもおいしい鶏の竜田揚げ。
・根みつばのお浸し
今の時期ぜひとも食べたいほろ苦くもさわやかな旬菜根みつばのお浸し。
今回はご試食時用にアルコール・ノンアルコールご自由なお好きな飲物の持込OKです。
レッスンの最後の試食にて、お花見気分で楽しみましょう。
※一部献立は事前に用意したものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※試食はそれぞれ1食相当分をご用意します。
※1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが進行度合いにより、予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず!
お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
《お申込方法》
件名に「和食の基本3月」と明記の上、ご希望のお時間(昼/夜)、お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など)を添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申込みください。
詳細情報はコチラ(↓)に記載してございます。合わせてご覧いただければ幸いです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/03/3.html
2013-03-08
こうもあたたかくなってくると「お出かけしない?」と陽気にナンパされますね。
©yOU
「食事を携帯して食べる」という行為は日本では古くからある習慣で、平安時代にはすでに、天皇や貴族が旅の際に、食べ物を入れて下々の者に運ばせていた筒型の「行器(ほっかい)」という容器もありました。
では「弁当」は?ということになりますが、「弁当」という言葉は中国から伝わったという説があり、容器に食べ物を入れて持ち運びができることは便利なので「便(弁)当」という説もあるそうです。そんな語呂合わせなの?という気もしますが(笑)、17世紀はじめに編纂された『日葡辞書』にも「Bento」、「Focai(行器)」のほか、行器のように食料を運ぶための木製の器「Varigo(破子)」の記録も見られ、江戸時代中期に入ると庶民にも娯楽が広がり、旅弁当や花見弁当、芝居小屋での弁当などなど弁当文化花ざかり、現在に至るようです。
と長くなりましたが、日本人のDNAに刻みこまれてきたような弁当文化、ご多分に漏れず私も大好き。提げ重箱に手鞠寿司や稲荷寿司、焼き物や串物等々、食べやすい形で時間の経過とともに味のぶれにくいものをこころがけて詰め、お花見にパーティに大相撲観戦にと何かと重箱提げてお出かけします。
今年もいい頃になりました~、提げ重の季節到来です♪
2013-03-10
3月8日はIl giorno della mimosa、またはFesta della Donnaとも。
イタリアでは、男性が感謝の気持ちを込めて女性にミモザの花をプレゼントする日。恋人へ、友達へ、マンマへ、ノンナへ。ふわりふわりとした黄色のミモザ、それを抱えている男性というのもとてもフォトジェニックだなぁと思ったりもいたします。
所用が無くなり、あるものでごはんを…と思った昨夜。そしたらなんとなくミモザ仕立てになりました。
・生ハムのサラダのトリュフ風味
・エビとポテトのレモンリゾット
・ブリのソテーマスタードソースがけ
・粟汁粉
生ハムのサラダにはマイユフレッシュマスタードのTruffes Noir。濃厚なトリュフの香りが生ハムととても相性良く。
エビとポテトのリゾットには、鶏のブロードとミルク、レモンの果汁と皮もたっぷり、ほんのすこしの蜂蜜を。
ブリをさっとソテーして、こちらもマイユフレッシュマスタードのVin Blanc 、シャブリベースのマスタードソースを合わせました。
そして〆のデザートをどうしよう…と冷蔵庫をごそごそしていたところ、冷凍庫に作っておいた生あんを発見。こしあんだけでが物足りないので小豆もさらに茹で、餅は切れていたので粟入り汁粉に、抹茶をしゃかしゃか。
伊和折衷ナイトになってしまいましたが、ビタミンカラーの黄が食卓にならぶと元気出るな~。
2013-03-11
その人に二度目の悲しみを迎えさせないように。
一度目の死、そしてみなの記憶からうすれ思い出されなくなり迎える二度目の死。一度目も、そしてとても長い視点で見てみれば二度目のことも、誰にでもやってくることだけど、でもいつも感じていられるように…。
忙殺されがちな日々の中、月命日というならわし、一瞬立ち止まり偲ぶ時間、いい習慣だなと思っています。
今日もがんばろう。
2013-03-13
青背系魚なのに透き通るような上品な身色、かといって淡白を身上かというとそうでもなく、エレガントなしっかりとした旨みのある魚、細魚(サヨリ)。本当に大好きなお魚です。
今月の3/31(日)のAL Kitchenレッスンは、
春の桜のお花見シーズン
~三種の手鞠寿司と、みんな大好き鶏の竜田揚げや春の香ただよう根みつばのお浸しです~
細魚も三枚おろしにし、手鞠寿司に仕立てます。
■献立
・三種の手鞠寿司
-淡いさくら色が美しいたこの桜めし
-旬を迎えた細魚の生姜醤油仕立て
-スモークサーモンのクリームディル風味
♪細魚の三枚おろしもいたします♪
・鶏の竜田揚げ
香ばしいかおりがたまらない、揚げたても、お弁当に入れて冷めてからでもおいしい鶏の竜田揚げ。
・根みつばのお浸し
今の時期ぜひとも食べたいほろ苦くもさわやかな旬菜根みつばのお浸し。
今回はご試食時用にアルコール・ノンアルコールご自由なお好きな飲物の持込OKです。
レッスンの最後の試食にて、お花見気分で楽しみましょう。
※一部献立は事前に用意したものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※試食はそれぞれ1食相当分をご用意します。
※1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが進行度合いにより、予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず!
お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
《お申込方法》
件名に「和食の基本3月」と明記の上、ご希望のお時間(昼/夜)、お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など)を添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申込みください。
写真も豊富に詳細情報コチラ(↓)に記載してございます。合わせてご覧いただければ幸いです。
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2013-03-18
先日伺った東京・六本木の華都飯店。こちらの期間限定の酸菜鍋、ほんと美味しい。発酵させた白菜を使ったお鍋で、牡蠣やカニ、お肉や春雨などなどが繊細でエレガントな酸味&旨みとマッチし、おなかにじんわり響いてきます。白菜漬けに適した季節かつあたたかくなる前までの間で今年は1月から3/17。滑り込みで頂いてきました。桜とともにクローズするお鍋です。
米酢やヴィネガー、スダチ・カボス・柚子・橙・レモン・ライム、ピクルス・オリーヴ・ケッパー・ぬか漬けなどなど、料理に酸味を取り入れることは多いのですが、やっぱりさわやか酸味大好きと再認識。
来年の解禁日が今から待ち遠しいです。
2013-03-22
<<さよりとおろしアボカドの姫お向>>
春告げ魚のひとつとも言われる細魚(さより)。さすがは「さ」の付く魚、スレンダーなボディが身上です(でも腹黒いよ)。さわらやさんま、「さ」は狭いとか細いの意を表します。三枚おろしにしてほんのり下味をつけたさよりに、大根おろしにレモンの皮とアボカドオイルを合わせたものをまとわせ、山葵をそえました。
<<京菜花のアボカド香るごま浸し>>
毎年初春の時期から桜の頃ぐらいまで菜の花を楽しみます。そろそろ名残りな菜花に今回はアボカド風味をプラスしました。森のバターとも言われるアボカドオイルは、オイルというよりも一つ野菜の味をトッピングするようで、いつものお浸しがぐーんと味わい深いひとしなに。ワインにもあいます♪
普段、オイル類は、米油、菜種油、胡麻油、亜麻仁油、オリーヴオイル、アルガンオイルのほか、バターなどなど料理や献立、成分の特徴によって使い分けておりますが、前々から気になっていたアボカドオイルもオイルのラインナップに追加です。
今回使用したものはニュージーランド産のGROVE Avocado Oil。
皆さまご存じのように、オイルは製造環境やボトリング、輸送状況で状態が変わってしまうある意味生鮮食材といえる調味料。「製造・ボトリング・輸送については、NZ Bio GroとUSDA(アメリカ農務省)の基準をクリアしたもので、搾油もコールドプレス(低温圧搾)。さらに気になるのはオイルの栄養素が壊れるスモークポイントと呼ばれる温度ですがこちらは255℃」ということで、加熱料理にも使える嬉しい便利なオイルです。
オリーヴオイルに続き、和食とも奇をてらわずシンプルに相性よく寄り添ってくれるアボカドオイルとの出会いに大感謝。おすすめです。
次回は加熱利用の献立をご紹介させていただきまーす。
GROVE AVOCADO OIL → http://www.avocado-oil.co.nz/
GROVE AVOCADO OILの取り扱い先 → http://fusionlife.co.jp/link/
2013-03-25
2013-04-02
今月4月のAL Kitchenレッスンは4/20(土)。
筍やふきを使って、春の味を楽しむ
~たけのこを下茹でするときの香りはなんともいえない春のご馳走
たけのこの扱いのほか、今が旬のふきや青豆(グリーンピース)など、春本番の献立です~
■献立
・とりつくねと若竹煮
筍と鶏のつくねの、ごはんがすすむ煮物です。つくねは鶏肉をたたいて作ります。
・青豆めし
ころんとした姿のかわいい青豆のごはんです。
・新たまねぎと姫皮の味噌汁
水々しい新たまねぎとたけのこの姫皮を使ったお味噌汁です。
・ふきの浸しもの
ほろ苦さがほっとするふきの浸しものです。
《お申込方法》
件名に「和食の基本4月」と明記の上、ご希望のお時間(昼/夜)、お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など)を添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申込みください。
詳細情報はコチラ(↓)に記載してございます。合わせてご覧いただければ幸いです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/03/4.html
2013-04-03
きゅうりのシーズンがすこしずつではありますが近づいてきて嬉しい。
ぬかづけで一番好きなのはきゅうりかも。齢 三十路を優に超えているアラサーぬか床は、ぬかのほか、大豆・生姜・にんにく・辛子・唐辛子などを入れています。
生活が慌ただしくなると、ぬか床の調子はおかしくなり始めます。ぬか床は生活のバロメーター。今日も手を入れ仲良くハンドシェイクです。
2013-04-08
冷蔵庫の野菜の棚卸しな2献立。
菜の花・たけのこ・新たまねぎのミラノ風リゾット。名残からはしりまでの春野菜にサフランの香りを添えました。サフラン、香りも色も大好きです。
こちらは春のお椀。生身に菜の花と筍を練り込んだしんじょのすまし汁。木の芽のシーズン到来です。菜の花は花が咲いてるもので名残り感を。
筍の下茹で時間は薫薫時間。とうもろこしのような香りも調理時間のごちそうですね。4/20(土)のAL Kitchen「和食の基本」レッスンでも「とりつくねと若竹煮」など、たけのこの下ゆで行います。よろしかったら遊びにいらしてくださーい( ´∀`)♪
献立
・とりつくねと若竹煮
・青豆めし
・新たまねぎと姫皮の味噌汁
・ふきの浸しもの
詳細はコチラです→ http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/03/4.html
2013-04-09
時々作るラムのグリル。いつもはシチリア産オリーヴオイルできりりとさわやかに仕上げますが、今回はラム肉と同郷のアボカドオイルと合わせました。
たまねぎとハーブを刻み、それにアボカドオイルと白ワインヴィネガー、塩、黒胡椒でマリネ液を作ります。それにラムチョップを漬け込み、後は表面カリッと、中はジューシーに焼くだけという簡単ひとさら。
付け合せはほうれん草とくるみの温菜と新じゃがいも。
森のバターともいわれるアボカドオイル、ワインヴィネガーとも相性よくこっくりふくよかな仕上がりになりました。
先日こちらのブログにアップいたしましたアボカドオイルと和食の献立はこちらです→ http://goo.gl/x9i12
2013-04-12
大きな筒型のパスタ、Paccheri(パッケリ)。
てろんとした姿とは裏腹に歯ごたえもあり、ソースとのからみもよく、大好きなパスタの一つです。空洞を活かして中に詰め物をして使っても♪
写真は、いつもの基本のトマトソースにきのこをトッピング、パセリとおろしたてパルミジャーノをたっぷりかけました。クリーム系ソースとも相性いいので、とても重宝しています。
2013-04-15
先日『ウグイス アヒルのビオトーク ~ヴァン・ナチュールを求めて~』の出版記念レセプションに伺ってきました。
雑誌GINZAの人気連載が書籍化されたもので、
「美味しい食事と自然派ワイン、お店の空間も大好きなワインカフェ uguisu」と「渋谷のワイン酒場アヒルストア」の両店主の美学とLOVEがぎゅーっとつまった書籍です。
中には以前こちらのブログでもご紹介させて頂きました、大阪・お好み焼きとワインのマリージュも、店主のよっちゃん&ちえちゃんも最高な「お好み焼 パセミア」やハムとサラミの専門店「サルメリア69」、店内目移り必至な、500℃まで耐熱OKな鍋つかみなど鍋に関するなんでも揃う合羽橋のお鍋の博物館などなど、大好きなお店や気になるスポットも続々登場しています。
さらに巻末には「LES 100 MEILLEURS PRODUCTEURS」というおすすめワインリストと「自然派ワインが飲める店20軒」がついているのも嬉しい。
手にとったその日には、ワインをすぽっと開けてしまう、そんな一冊です。
2013-04-23
唐津焼きが好きです。
こちらのブログへご訪問頂いてる皆様は既にご存知かもしれませんが、となんとなく告白。
唐津焼 隆太窯 中里太亀さんの個展レセプションに伺ってきました。太亀さんの器は、いつもこの季節のこんな料理、あんな料理、こんなシーンで使いたい…と見れば見るほど妄想が広がります。そして触ってしまったら連れて帰りたくなるものばかり。誘拐。
今回は太亀さんたってのご企画されたレセプションで、ご自身の裏山で掘ったというたけのこや太亀さん自らが干した鰺の干物など、唐津の旨いものと酒をご用意くださりました。じんわりと温かみのある太亀さんの大皿や片口に一同に会した唐津のご馳走たちとの相性は言うまでもなく最高で、最初に目で楽しみ、そして口に運ぶとどれも上品で、でもほっとするとても美味しいそれぞれでした。また個展を開催されている柿傳ギャラリーと同じく、茶懐石料理も供されているという京懐石 柿傳さんならではお料理も登場し、まさに舌鼓が鳴り続け。
またレセプションのはじめには、隆太窯とのご縁が深いつのだたかしさんのリュート演奏を拝聴させていただきました。初めて耳にしたリュートという弦楽器。姿は琵琶?という印象なのですが、奏でられる音色は琵琶のような純粋アジアンではなくアジアの気配もしつつやはりヨーロピアンな響きです。つのだたかしさんにお話を伺ってみると、ルーツ、祖先は琵琶と同じだそうで、なるほど~と。ドイツ・ケルンへ単身渡独修行されたつのだたかしさんのケルン時代のお話も楽しかったな。
東京・新宿 柿傳ギャラリーにて「唐津 隆太窯 中里太亀展」は、~4月27日(土)まで。新宿ルミネのすぐとなり。一見主菓子の縁高重をずらした姿を模したような?ちょっと風変わりな姿をビルをした地下2階です。
HP→ http://www.kakiden.com/gallery/exhibition/current.html
長生きできそうなこちらの万齢。純米酒、すきっとしてじんわりとした旨味で進んじゃって進んじゃって。
2013-04-26
5月のAL Kitchenレッスンは5/26(日)。
鰺の三枚おろしと肉じゃが
~初めての魚の三枚おろしに最適な鰺を使ってつみれ汁にいたします
また家庭料理の定番、肉じゃがやいんげんの胡麻あえ、そして桜海老をつかった駿河ごはんを作ります~
■献立
・鰺のつみれ汁
鰺を三枚おろしにして叩いて手製つみれに仕立てます。
・肉じゃが
定番おかずの代表選手の肉じゃが、ごはんのすすむひと品です。
・いんげんの胡麻あえ
旬を迎えたいんげんを使って、ごまの香り豊かな小鉢献立です。
・駿河ごはん
駿河の国の名産、桜えびを使ったごはんです。
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※レッスンの最後には皆さんで楽しく試食会をいたしましょう。試食は1食分相当をご用意します。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず♪。お気軽にお越しくだい。鰺たちとともに皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
2013-05-16
夏野菜のマリネ。
ある生徒さんから「前回の和食レッスンで作った若竹煮を作ってお祖母様に差し入れ。とても喜んで頂けた♪」というお話を聞かせていただきました。そんなお話を伺いながらの、今月のイタリアン献立「ズッキーニやオクラ、トマトを使った夏野菜のマリネ」。生徒さんのおかげで、会話にも季節のうつろいを感じさせてもらっちゃった。
またパンナコッタを容器の代わりコップで作ったお話や、チーズの選び方などなど、皆さんのお料理シーンのお話を伺えるのはとても楽しみ。いつもありがとうございまーす。
2013-05-16
先日、多くの皆様のおかげで、和食の基本in香港を終えて参りました。
回を重ねるごとに、より多くの皆様が足を運んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
レッスンやパーティなどお忙しい中お時間を共に頂きました皆様、心よりお礼のほど申し上げます。
今回は現地在住日本の皆さまのほか、香港、オーストリア、オーストラリア、ポーランドの国々の方がご参加くださいました。
引き続き、こちらのブログで今回も行なってきた現地の市場巡回の様子も含め、ご報告させて頂きますね。(実は前回の香港レッスンのアップも途中だったことが発覚)
取急ぎ誠に略儀ながらお礼のご挨拶を。本当にありがとうございました!
The cooking classes and catering service in Hong Kong went smoothly well.Great thanks to everyone whom I spent the wonderful time together in Hong Kong.
I'm very glad that I've met more many participants in the cooking classes than the last time.This time, in addition to Japanese living in Hong Kong, the people of the country of Poland, Australia, Austria and Hong Kong took part.
Furthermore I had patrolled the fresh market in Hong Kong. I report the patrolling of the market on the blog.
ちらしずし用のすし飯をSTAUBで。
朝、市場などへ仕入れに出る前、海の景色を眺めるのが楽しみのひとつでした。
2013-05-23
まずはレッスンの様子をアップさせていただきまーす。
今回の「和食の基本 in Hong Kong」での献立も、現地で調達可能な材料で作れる下記の4品といたしました。
・素麺
日本より温かい香港にて、一足早い夏の献立「素麺」です。
素麺のゆで方、出汁をとっての素麺つゆの作り方、お薬味類の下処理などなど。
・肉じゃが
家庭料理の定番「肉じゃが」。
じゃがいもの下処理や絹さやの下茹で、「振り分け煮」や「分け盛り」などの料理用語のご紹介も。
・ほうれん草のおひたし
葉物のゆで方、冷まし方、水切りの仕方や出汁醤油をそえるポイントなどなど。
・あさりの酒蒸し
あさりの砂抜き方法やふっくら仕上げるポイントなどなど。
今回は現地在住日本の皆さまのほか、香港、オーストリア、オーストラリア、ポーランドの国々の方がご参加くださいました。素麺のゆで方が中国料理・点心の作り方との共通点があったり、温度・湿度の高い香港での食材の保存方法についての意見交換など、日本を離れてのレッスンならではの話題も多くあり、大変充実したレッスンとなりました。本当にありがとうございました!
そして毎度のことながら今回も写真を撮りそびれ…。ご参加頂いた皆さま、もしお写真を持っていらしたら拝見できたら嬉しいです。
I offered private Japanese cooking classes in Hong Kong in May.
The followings are the cooking class menu.
2013-05-29
常備乳製品の一つのヨーグルト。お肉などの下処理のほか、和食・イタリアンともに淡い酸味テイストとしてヨーグルトを使ったりしています。
この度、森永乳業様よりご提供を頂きましたヨーグルト「濃密ギリシャヨーグルトPARTHENO(パルテノ)」。ギリシャの伝統的な「水切り製法」という方法で作られているそうで、舌に濃密に広がりつつ、あと味がすっきりしています。プレーンのほか、はちみつとラズベリーソースが付いてるものとの3つのラインナップ。従来のものより、水気が少なく濃密なので、食材にもしっかりからんでくれそうです。
ヨーグルトと和食、ちょっとご縁がうすく感じられるかもしれないのですが、牛乳を使った和食のひとつ、飛鳥汁(鍋)の起源は飛鳥時代にも遡るなど、歴史の変遷の中でブランク期間はありつつも、日本の食と乳製品との付き合いは長く、相性もよいのでヨーグルトや牛乳をよく使っています。
2013-06-04
Brazil World Cup 2014。
あっという間の4年サイクル。
出場決まりましたね。まずは出場決まって安堵。
とはいえ、まさかの豪州17番、ロスタイムのハンド…。そしてあの状況でPKを決める本田選手の精神力、想像できません。。。
サッカーに親しんでかれこれ四半世紀以上経ちますが、どんなサッカーの試合でも、はっとして、うっとして、わぁーん(涙)とすることには変わりなく。サッカーを好きな理由を聞かれても、いつもうまく説明できません。
でも、はっとして、うっとして、わぁーんとするという感覚は、和食の世界と接している時の感覚ととても似ています。なんていえばいいのかなぁ。静と動、艶やかさを感じ続ける対象というか。
気分がワールドカップで、過去の自分のドイツワールドカップの時のブログを回想していたら、最後までアップできていなかったことに気づいた今。2週間弱、移動、また移動で、体力の限界ながら観戦したWC。最後に見た試合、スペインvsチュニジア戦が抜けているみたい。記憶あやしいけどアップしようかなぁ。ということで、なんとなくその時の試合の写真はこちらです。
2013-06-07
中里太亀さんのお湯呑み。シンプルだけどほっこりする姿と、もうずるいなぁというお湯呑みの「生き様」に惚れまして。こちらのお湯呑み、お茶をそそぐとお湯呑みの中に花がひらきます。外側のフォルムからではそれほどわからないのがまたよいのですが、お茶を注ぐとお茶が花びらの姿に。ずずっと啜る時、お湯呑みの内側に浮かんでいる花が目に飛び込んでくるのです。写真を撮ってみたたのだけど、うまく撮れないのでアップできず(涙)。
今回も使い初めの前に器の呼吸を開始。使う前のこのように浸水させている時間、待ち遠しくもあり、愛おしくもあり。じれったいけどこんな時間までプレゼントしてくれる器に感謝です。さらに唐津焼の粉引、今度は使い始めたら、使い手色に染まっていく過程も楽しみでついつい手がのびる。このお湯呑みはどんな風になめ~と馴染んでくるのかなぁ。
器とともに過ごしている時ももちろん嬉しい時間なのですが、お互い違うを時を過ごしている間、器がどんな風に過ごし遷ろっていくのかと考えるとわくわくします。そんな時間は次に器と接する時までのプロローグのように感じます。
2013-06-13
今年も愛媛・七折の小梅の漬け込みを始めました。しとしとぴちぴち。雨音をぼんやり聞きながら梅のヘタをとり、塩漬けへ。毎年同じことをしながら同じことを思ってて。思考も繰り返していて。これってどうなんだろう。
今年も美味しく漬かりますように。
2013-06-20
高校時代、サッカー部にたまたま入ったのがサッカーのご縁とのきっかけ。
以前急な腹痛で駆け込んだシチリア・カターニアでのBARでは、最初こそ怪訝そうな表情されたけど、日本人とわかったとたん「Morimoto! Giapponese!」と言って、色々よくしてくれたこともあったっけ。当時、森本貴幸選手はCalcio Catania S.p.A.所属。ところ変わり、たとえ過去のことでも「ナカムラ(中村俊輔)!」や「中田(中田英寿)!」の話題も出るよね。今なら「NAGATOMO!」。なんとなくそんなことを思い出しながらの今朝のFIFAコンフェデレーションズカップの日本vsイタリア戦。結果は残念だったけど、今朝も全力で観戦。疲れちゃった。
サッカーがきっかけで様々な場面で素敵なご縁や機会を頂くことも多く、サッカー好きでよかったなぁと日々思います。ヘディングすら目をつぶってしまいまともにできない私ですが、いつもお世話になってるサッカー関係の皆さまに改めてお礼を言いたくなりました。ありがとうございまーす。
今朝は、相当賑やかなイタリアのラジオ解説を聞きながら、日本に勝ってほしいなぁと思いつつも「やはりアズーリ!」と思うプレイがあると微妙にうれしくなったり。ピルロのサッカー見れるのもあとどのくらいかなぁと思うと、ちょっとちくんとしたり。朝からエネルギー消耗しすぎてで、個人的なクールダウン中です。
写真はシチリア・カターニアの市場より。
2013-06-26
2013-07-01
7月のAL Kitchenレッスンは7/27(土)11時~と16時~。お申込み受付開始いたしました。
NO NASU NO NATSU。
すみません。夏のぶらさがり野菜”茄子”とひんやり美味しい水ようかんです。
茄子一族の中から、手に入りやすい三種の茄子をセレクトし、米茄子のとりあんかけなど茄子の献立3品と羽釜で炊いたごはん、〆には夏の定番水ようかんを抹茶とともに。
また今回は夜の部において”包丁研ぎ”のデモも行います。
【献立】
・米茄子のとりあんがけ
果肉のしっかりとした米茄子に、こっくり美味しいとりのみそあんを添えます
・水茄子の利久仕立て
今の時期ぜひとも食べたい水茄子に胡麻を合わせて頂きます
・焼きなすのわさび風味
直火で焼いた茄子に和のハーブわさびの風味をそえて。焼きなすの下処理ポイントなど
・羽釜で炊いたごはん
お米のとぎ方、炊き方など。羽釜の炊きたてごはんをお楽しみください。
・水ようかん(抹茶付)
ひんやり美味しい手作り水ようかんを抹茶とともに。
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※レッスンの最後には皆さんで楽しく試食会をいたしましょう。試食は1食分相当をご用意します。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず♪。お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
2013-07-04
梶の葉。
深い切れ込みが涼しげな雰囲気をかもしてくれるこの葉、触ってみるとふわふわと、ちょっとチクンともする細かい毛が生えています。短冊の代わりに梶の葉を用いていた昔の七夕は、中国の乞巧奠(きっこうでん)が由来とされ、平安の頃は古代より神木として尊重されていた梶の木の葉に歌を綴り飾られていたそうです。
先日の茶道の稽古でも、水指の蓋として、季節の梶の葉をあしらった「葉蓋」の扱いをいたしました。畳の上に静かに座る水指の上に、露をしたためた梶の葉。何度も見ているはずなのに、なんて涼やかな景色なんだろう、と毎年気持ち踊っています。
茶懐石では、口に入れないものは膳にも器にも出さないという約束事はありますが、通常の食卓や会食では、今の時期、梶の葉を使い初夏のしつらえを楽しんでいます。
農耕や豊作を意味する牽牛星、手技や機織りを意味する織姫星。食と糸をなぞらえて、江戸の頃より七夕には素麺、な食の習慣も。七夕の頃より、食卓への素麺頻度が上がります。夏の始まりですね。
2013-07-04
京都発のパン屋さん、le petit mec.東京店にて食パンとバゲットを買ってみました。食パンは浅草のペリカンのようなスタイルで、サイズも小さめ。トースターで焼いて外カリ、中もちっという期待どおりなお味です♪。バゲットの方は粉の風味は比較的淡い感じかな。皮もあまり硬くない食感。時間が経ったバゲットの方は、牛乳・卵・蜂蜜に一晩つけて、フレンチトーストへ。楽しみ~。
2013-07-06
使い込んできたまな板のお手あてを。
檜をサンドペーパーで削って再生です。「以前は大工さんに削ってもらってたんだけど、がつっと削ってくれるから減りも早くてねぇ」ということで、自分でされる方もいらっしゃるそうです(築地市場談)。サンドペーパーの粗いものから始め、細かいもので仕上げ。今回は粗いサンドペーパーが無かったので、ちょっと結構時間がかかっちゃった。
道具をお手あてしている時間も楽しか~。
今月7/27(土)のAL Kitchenでの和食の基本「茄子三昧と水ようかん」、夜の部ではお道具お手入れのひとつ、包丁研ぎのデモも行います。お茄子と水ようかんとお抹茶と。どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいね♪
2013-07-09
暑いときにはあついもの。
梅雨明け後、いきなり飛び込んできた夏の気候。冷たいものをとりがちになるこの季節、おなかの中をあっためたくて、東京・吉原の中江にて、さくら鍋を食べに行きました。
くせのないお肉と脂。見た目ほど甘っからくない鍋汁に馬肉の旨みがとけていきます。残った汁に馬肉のおとし身とおぼろ豆腐、卵を落として頂く〆の「あとご飯」はことばを失う美味しさで。
遊女の逃亡を避けるように、吉原へ入っていく旦那衆を目隠しするように、とぐーんとくねっている吉原大門の曲がり道を眺めつつ、かつて支払いに困りここで馬を売った旦那衆に感謝しながらいただきました。
2013-07-10
2013-07-10
現在発売中のSTORY(August 2013)にて、夏のおもてなし料理5品を大好きな唐津焼の器とともにご紹介させて頂きました。どれも簡単にできるものばかりで、中にはBBQにもご活用頂ける焼き物献立も♪。夏のホームパーティにお役立ち頂けたら幸いです。
2013-07-11
一気に夏に突入しましたね(汗)。暑くて、夕立…。ココハネッタイデスカ?という東京。皆さま、大丈夫ですかー?
先日、東京・入谷の朝顔市で、目に涼を補給してきました。青や紺色、渋い暖色系の団十郎など、ひらんとした朝顔の姿は、ほんと涼しげですね。
こちらの赤いちぃさな朝顔はるこう咲。ラッパの楽隊のようでかわいかったな。
朝顔市やほおずき市、供養のための盆踊り、また京都では祇園祭真っ最中。暑いけど時代を超えた景色に出会えることが多い夏、大好きです。
2013-07-12
暑いといつも以上に食べたくなる辛いものと酸味のもの。
重宝しているのは土佐酢。追いがつおをきかせたこの合わせ酢は、豆腐や刺身、冷うどんなど、濃度を加減しながらあれこれ使っています。
ついつい冷たいものを取りがちになるこの時期、次回は温奴にしようかな。
2013-07-16
連休は所用で関西へ。
東海道新幹線は崎陽軒のシュウマイから始まるのですが、先日は駅の売店へのシウマイの到着がちょっと遅れていたようで食べられず。と、ちょっとしょんぼり気分で始まりました。
朝から動ける京都はいつも助かっていて、まずはスマート珈琲のタマゴトーストとコーヒーで朝食を済ませました。
その後錦市場を眺めつつ有次さんで道具についてあれやこれやとお話を伺いました。職人さんとのお話は勉強になることばかりで感謝です。その足で丸久小山園へ。抹茶諸々を調達し、ほうじ茶ソフトクリームで涼をとり、渋いながらもじんわり甘旨くてクセになりそうです。
こちらの黒い佇まいはle petit mec。東京店もありますが、京都のお店にも訪問。ほぼ住宅街なエリアでなかなか御用がないかもしれませんが、数々のパンを目の前に、美味しい香りをかぎながら選ぶ時間はやっぱり楽しいですね。 バゲットの類や食ぱん、クロックムッシュやオリーヴ入りなどの調理系パンのほか、スイウィーツ系のパンなどなど、広い展開アイテムです。
静寂な空間の、裏千家今日庵と表千家不審庵。スコールかと思いきや、今度はぎらぎらとした太陽、そんな空の下往来する涼やかな着物のご婦人や殿方たちを拝見すると、こちらまで束の間涼しくなった気さへします。そして千家さんの目の前の清昌堂やましたさんでも色々とお話を伺い、ついでに扇子も新調してみました。源氏香の図って、なんか艶っぽくないですか?
京都に行ったらほぼ必ず寄るのが丸太町十二段家。こちらに通い始めて20年ほどになりますが、ほんとに飽きることのない幸せの定食。淡いテイストながらも出汁がきいただし巻きたまごと、春夏秋冬それぞれの季節のひとしな。ごはんは小さめのおひつにおかわり付きででてくるのですがもちろん毎回完食です。お昼は3つの定食メニューがあり、私は決まって「ごはん・味噌汁・香の物・だし巻きたまご・季節のひとしな」で構成されている”水菜”を頂きます。夏はハモをつかった冷たい鉢ものが多いかな。
そして市原平兵衛商店で箸ものの調達を済ませ、祇園祭まっただ中な京都でしたが、名残り惜しくも早々に撤収。いつも所用で足早に行くことも多く、どっしりとゆっくり過ごすことがここ最近少ないので、次回は久しぶりに貴船あたりでぼけっとしたいな。
つづく。
2013-07-17
…崎陽軒に始まり551蓬莱に終わるのつづき。
記憶に残る美味しいスパニッシュレストランLuna Parpados@兵庫・苦楽園口。
バルやピンチョス文化のスパニッシュ、お酒にあうしっかりめのテイストが多いように感じますが、こちらのお店はなんともエレガントなトーンで大変気に入りました。丹波や淡路など、オーナー自ら足を運んで惚れ込んだ地場産の食材にこだわっていらっしゃいます。
数々の魅力的なアラカルトメニューがあり何を注文するか相当迷いますが、今回は「アミューズ・タパス・前菜・メインディッシュ・飯もの・デザート&カフェ」で構成されるコースを頂き、メインディッシュはイベリコ豚セクレトのロースト、飯ものはワタリガニのパエジャをチョイスしました。アミューズのトマトと苺を合わせた冷製スープや、タパスの中の一つ鶏をつかったパテは絶品。ワインも豊富で、料理にあったものを相談しながら頂くのも楽しみのひとつです。
ワイン作りは「待つことでもあるから」と名付けられた”MATSU”という名の赤ワイン。三世代それぞれラベルがあり、こちらは二世代版。
また蛇足ながらレストルームには数々の配慮があり、涼のための大きめの氷が置いてあったのも印象的。
カウンター席もあるので、コースでなくとも、タパスでのんびり一杯やるのもいいですね。再訪しよう。
つづく。
2013-07-17
…崎陽軒に始まり551蓬莱に終わるのつづき。
大阪・法善寺横丁で牛すじとビールをクイッとした後ほんのすこし余った時間。よっちゃん&チエちゃんに会いたくて西天満のお好み焼屋さんPasania(パセミヤ)へ。滞在時間約40分という短さでしたが、ノンドサージュのキリリとしたシャンパン二杯とお好み焼きの定番 豚玉ジャンボをがつっと食べて撤収。「クイックで」と言いながらお好みを焼いてくれたチエちゃん、よっちゃんありがとうです。以前にもこちらのブログでご紹介させて頂いているパセミヤですがワインとお好み焼をご一緒に、という方、おすすめです。LEE7月号とDIME9月号にご紹介されているようです(ちえちゃん談)。
(法善寺の柳に猫。国芳さんならどう描いたかなぁ)
おわり。
2013-07-23
胸黄。和食でもイタリアンでも頂いているウナギ。テリっとした蒲焼も、わさびで頂く白焼も好きですが、鰻鍋やマリネも外せない定番になっています。
鰻鍋。出汁ベースの汁に焼いて蒸したウナギを入れて。生麩や、九条ねぎをたっぷりと。〆には湯葉仕立ての雑炊をずずっといただきます。(こちらは小鍋仕立て photo by yOU)
ごはんがすすむ照りっと美味しい蒲焼。
イタリアでも日本のものより大きめなうなぎを煮込んだり、スープにしたり、マリネしたり、と食されています。こちらはたっぷり夏野菜をつかったうなぎのマリネ。
江戸時代の風俗に関する当時の百科事典ともいえる見聞録、喜田川守貞の『守貞謾稿』にも「鰻屋」や「鰻飯」として登場しているウナギは、江戸っ子も愛した味。土用丑に関わらず、暑いとやっぱり鰻が食べたくなる。からだがエネルギッシュな食材を求めてるのかな。今夏もモリモリ食べていきまーす。
2013-07-24
こちらは先日ご提供させて頂いたお友達とのコラボケータリングのお弁当。
・ビーツのポテトサラダ オレンジぞえ
・いんげんの胡麻あえ
・大山地鶏の竜田揚げ 獅子唐ぞえ
・ラタトュイユ
・自家製さつま揚げ桜えび入り
・厚揚げこんにゃくトマトの玄米甘酒ピンチョス
・たまご焼き
・きゅうりと生姜の浅漬け
・味噌昆布
・とうもろこし枝豆ごはん
この他、深夜食用のフィンガーフードとして、ベジタコスと牛肉タコス、ふどうやチェリーなど食べやすいフルーツを。こちらは残念ながら写真は無く。
お弁当の中身やご提供の仕方など色々打合せ、いつもの築地場内での仕入れ、仕込み、調理、そして納品。通常一人で行うことが多いですが、コラボで作るってあれやこれやの意見がミックスされて楽しいですね。
ご提供先からは、涙がでそうなぐらい嬉しい温かいご感想を寄せていただきました♪
ありがとうございました~。
空蝉。枝豆のおとしもの、どんな風に頂こうかな。
2013-08-02
8月のAL Kitchenレッスン8/24(土)「築地で材料仕入れから」。お申込み受付開始いたしました。
イカはイカがですか?
すみません。皆さまと築地で材料を仕入れ、その後にレッスンという内容です。
お献立は、ツツイカを捌いたり、九月九日重陽の節句には欠かせない菊料理などをいたします。
先日ちょっとの間、築地に行かない数日がありました。そんな折、いつもの場内・愛養さんで「あ、来た。暑さでぶっ倒れてるんじゃないか…と心配してたんだよ!」「あ”ーよかったよかった」と、河岸の尊敬する師匠の皆々さまが声をかけてくださいました(涙)。場内の本屋でこっそり立ち読みしていたら、後ろから覗かれていたようで「○○の本はどうだったかぁ(にやにや)?」と云われたり(汗)。築地には、あたたかいクールな先輩方がいっぱいです。そんな空気感を皆さまとご一緒させて頂きながらお料理できたら楽しいなぁ、という企画です。
■献立■
・いかの焼きもの
イカの捌き方の実習をいたします。ごはんのすすむひとしなです。
・菊花ごはん
五節句のひとつ、九月九日重陽の節句には欠かせない菊料理。食用菊の下処理ポイントなど。
・春菊とくるみのあえもの
葉物野菜の扱いなど。くるみのコクが春菊によりそうほっとする小鉢献立です。
・舞茸の梨衣
初秋を感じる梨の風味がさわやかなひとさらです。
詳細はこちらにございます。ご高覧頂けたら幸いです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/08/8.html
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず♪。お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
2013-08-05
京都・大原から届いた赤紫蘇。梅漬け用や、夏の定番赤紫蘇ジュース用に、茎や枝から一枚一枚、葉の状態を見定め外していきます。ワイン作りの、ぶどうの粒の手づみ作業もこんな感じなのかな。
そんな作業の折…、時々ひょっこひょっこと歩いている(?)尺取虫が「やぁ」とも言わんばかりに現れます。そういった方々はちょっとよけておいて、すべて終ったときに、彼らが食べていた美味しい赤紫蘇はないけれど、東京砂漠に生えている、葉っぱたちでなんとか生き延びてくださいね、言い添えてお仲間とともに外に放ちます。
作業中、尺取虫は最初に目に入ってくるのでよけるのですが、今回は気づかぬうちに素の右腕によじよじされておりました( ̄∇ ̄;)。真夏の未明にやや悲鳴。どこをどうつたってきたのかわかりませんが、あまり驚かせないください、尺取虫殿。
2013-08-29
9月のAL Kitchenレッスン9/16(月・祝)「お彼岸です。おはぎです。
お彼岸に、おもたせに、ご活用いただけるおはぎのほか、おはぎと一緒に楽しんでいただける空芯菜やこんにゃくを使った小鉢ものやお吸い物を作ります。
■献立■
・おはぎ
あんこ、きなこ、黒胡麻の三種のおはぎを作ります。
・空芯菜のおひたし
しゃきっと美味しい空芯菜をおひたしに。
・こんにゃくの醤油煮
こんにゃくをほんのりぴりっとした醤油味で仕上げます。
・しめじのお吸いもの
お出汁の風味を楽しむ初秋のお吸い物です。
詳細はこちらにございます。ご高覧頂けたら幸いです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/08/9.html
ぽてっとした手作りおはぎ、あんこはもちろん、きなこや胡麻も美味しいですよー。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はどうぞほんとにお気になさらず♪。お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
2013-09-02
2013-09-10
懐石とは臘八(ろうはつ)の大接心、つまり禅宗の十二月八日にはじまる厳しい修行からでたものです。
(途中略)
その意義はもとより贅を凝らした料理ではなく、一汁三菜をもって基本とします。
(途中略)
懐石の本旨はなによりも「もてなし」にある。
一汁三菜を基本とするため量よりは質を、
亭主の好みよりは客の嗜好を重視して献立を決定し、
旬のものを素材とするのが重要である。
そのため 亭主はその日の客の趣味教養、茶味、年齢。出身地などを
十分に考慮して、一番喜んで頂けるように心を砕くのである。
(『茶の心』 千宗室著 淡交社より)
懐石、とりわけ茶懐石の考え方って、日々の食事のとらえ方、とも思っています。家族でもお客様でも、食べる人の嗜好や状況を考えて、旬の食材をもってシンプルに用意する。もちろん、心を砕き大事な大切なおもてなしの懐石もありますが、日々の食事にも心ばかりの気持ちを砕き、家族であれば各人の様子や状況を考えながら作る、用意をするということにも通じる特別ではない日常ごと、とも思っています。
そんなこんなから、日々「懐石を基本とした和食」という料理レッスンをさせて頂いております。
おあがりするような懐石料理屋さんも心ときめくごちそうですが、日々の食事にも懐石の心を~なんて。
大好きな本『茶の心』(千宗室著 淡交社)、写真の、景色の切り取り方、静の中の動を感じる風情、とても美しく大好きで、寝る前になどぺらぺらしております。
さて、三時のお茶にしようかな。
2013-09-21
すこしばかりの夏の余韻がありつつも、夕暮れの風が気持ちよく。毎年のことながら今年の夏もあっという間に過ぎていきました。
本格的な秋の到来の前に、この夏をちょっと反芻してから、秋モードに突入してみようかな。
まずは大相撲名古屋場所開催を前に、角聖・双葉山邸にてお線香をたむけさせて頂きました。大相撲の盛り上がり、そして大関・稀勢の里の活躍を。
そして行きしな、両国で通り雨にあっていたところ、「お着物がぬれてしまうので…」と傘を差し出してくださった横綱横丁の餃子会館磐梯山。双葉山邸からの帰りしな、雨もやみお礼と傘のご返却に…と思ったところ、やっぱり餃子とビールを注文してしまった。瓶ビールと枝豆、夏のはじまりです。東京下町の温かさに感謝です。
ちくんとする細かい毛が特徴の梶の葉。七夕、かの昔は梶の葉を短冊がわりにしていたそう。夏の料理のあしらいに梶の葉を使い始める7月、夏のはじまり。
こちらは京都発、le petit mecの食パン。新宿でも買えるのねー。
東京・入谷の朝顔市で出会った大輪の朝顔。吸いこまれそうな紫色にうっとり。
その足でたちよった中江のさくら鍋。吉原大門眺めつつ、かつてここ吉原で豪遊のはてに馬を売ってしのいだ殿方たちに、感謝。
梅雨明けも早く本当に暑かったこの夏。冷汁もよく食べたなぁ。残っていた玉蜀黍ごはんとみょうがや生姜、青じそなどの薬味たっぷり、米みそと八丁味噌の合わせ仕立てで。
そして盆帰省とともにいつもの京都で所用を済ませ。朝から動ける京都、助かる~。
スマート珈琲で朝ごはん。
真夏でも涼やかな空気漂う裏千家今日庵。
そして愛してやまない丸太町十二段家のだしまきは大好物。
大阪法善寺横丁にも立ち寄り。赤ちょうちんが似合いすぎるなにわの横丁で一献ひっかけて。
さらに西天満のお好みパラダイス、パセミヤにてさらに泡。あぁ、また食べたいなぁ。
そしてちょっと久しぶりのスパニッシュは西宮市・苦楽園口のLuna Parpados。通常スペイン料理というとお酒にあうしっかりめのテイストが多いように感じますが、こちらのお店は何を食べてもなんともエレガントなトーンで仕上がっています。丹波や淡路など、オーナー自ら足を運んで惚れ込んだ地場産の食材にこだわったこちらのお店、ブログにもアップしております。
夏の反芻…dueへ。
http://chisou.typepad.jp/blog/2013/09/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E5%8F%8D%E8%8A%BBdue.html
2013-09-21
夏の反芻…unoより。
こちらは中華そばふくもりの夏のメニュー、枝豆塩つけ麺(大盛)。夏によくお世話になるこちらのつけ麺、ふんわり香る枝豆風味がとても美味しい。
この夏、お友達とのコラボ企画でケータリングのお弁当を作らせていただきました。風鈴の音色とともにご提供したお弁当、「美味しかった!」「こんなお弁当食べたことない!」などのうれしいご感想をお寄せいただき、涙。
夏も本番。うなぎで元気補給。うな丼のほか、冷たいものをとりがちなので、暑いけど鍋仕立てで。九条ねぎたっぷり入りのう鍋は夏の定番です。
そして真夏も伊藤ウロコの長靴で築地の仕入れ。
こちらは京都大原の赤じそ。梅の赤紫蘇漬けも夏の恒例作業。赤紫蘇を美味しく食べていたであろう尺取り虫、彼が、素の右腕をよいしょよいしょとはってきたのを見つけて、さすがにびっくり。あの感触は忘れられない。
築地場内・江戸川の冷やし中華ならぬ、冷やしらーめん。キムチの辛酸味がアクセント。ラー油とお酢を後半にトッピングして、味の変化を楽しみながら頂きます。クセになる夏の市場メシ。
そして日向を好むにゃんことともに盆。沈香、好きな香りです。
夏の反芻…treへ。
http://chisou.typepad.jp/blog/2013/09/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E5%8F%8D%E8%8A%BBtre.html
2013-09-21
夏の反芻…dueより。
葉山・一色海岸でみんなと過ごすのも夏の定番。海の音はお酒のすすめ上手。
月夜の晩にはご先祖様に盆踊り@森戸海岸。
手打ち麺がおいしい横浜中華街・徳記では、正太郎先生も愛したラウメンをずるずるっと。
暑いときには暑いお国のごはんを。大久保ベトナムちゃんにてアジアビール漫遊、そして〆の泡。泡にはじまり泡に終わる。
毎年の慣わし、鵠沼海岸でのガーデンBBQ。朝から始まるこのBBQ、お昼頃にはすでにほろ酔気分、ガーデン内のステージでは大好きなシンガーイシイモモコちゃんのライブも。心地よい声を聞きながらのBBQはさらにお酒もすすんでしまいます。時折入る、クマゼミのアドリブコーラスも一興。
削ぎおとされたカウンターで頂くとんかつ@目黒・とんき。瓶ビールとの幸せ双璧ですね。
すしねたで一番好きなひかりもの、コハダ。築地場内・祝繁さんにて仕入れたこはだ1kgを一気に下処理。 あれやこれやで色々な味で堪能しました。今後のレッスンでも登場予定です。ねぎとろ〆こはだ丼。
おろしおくらと〆こはだの重ね々々。
炙り〆こはだとレモンバームの冷製パスタ。
夏の後半はやっぱりGOCOOライヴ@葉山・一色。ローカルフレンズと過ごす夏のこの時間、毎年あっという間に過ぎてゆく。
時折豚肉をがつーんと頂きたくなり。暑いせいかな。こちらはチャーシューエッグ定食@築地場内・小田保。チャーシューの上に半熟目玉焼き。とろりの黄身をチャーシューにからませながら頂きます。
大好きな夏野菜、オクラとの別れもさみしい。My lovely Okra is the real star for summer.
夏の〆ももちろん葉山・一色海岸。夏のサヨナラ太陽は雲隠れ。
元気をつけて秋を迎えよう。
2013-09-24
大相撲東京場所巡回中。九月場所十日目。
今場所も見どころ豊富で、できることなら毎日通いたいところですがそれもなかなかままならず。
今日の見どころは、
史上最速、3場所での幕内昇進を果たした遠藤、あまりのスピード出世のために関取にも関わらず大銀杏がいまだ結えずにいる遠藤の髪の短さ確認と、
綱とりを期待されている大関稀勢の里と、稀勢の里より一足早く大関になった琴奨菊とのライバル一番、
そして横綱白鵬と、稀勢の里と同じく期待されている関取のひとり、関脇豪栄道との一番。
いやぁ、どれもすばらしかった。
遠藤の髪は大銀杏はほど遠いほど短かった。大銀杏ゆえるころ、どこまで出世してるんだろ。
稀勢の里と琴奨菊との一番は、立会い(注)、稀勢の里が待ったをかけて嫌ったものの、その後は落ち着いて相撲をとれていたことがすごく嬉しい。琴奨菊の相撲もよかったけどね。
また横綱白鵬と関脇豪栄道。白鵬の”とったり”をなんとかかわした豪栄道は、低い腰で横綱白鵬を土俵の外へと追いやった。お座布団が飛んでいました。
優勝にむけて白鵬独走か?と思われたいた矢先の今日の黒星。九月場所、終盤に向けて混沌気味、楽しみです。
ちなみに、両国国技館の外のエリアに”両国広小路”なる広場的なものができていました。ということで、両国駅からの国技館までのご案内を追記して、しめてみようと思います。
JR両国駅には、歴代の横綱の手の大きさや身長と、自分のそれとを比べられる展示がございます。 自分の手をかざしてみると、横綱たちの手の大きさに驚愕することも。駅に着くとついつい手を合わせてしまう私です。
駅を抜けると、以前活用されていなかった空き地のような空間だった部分がすっかり整備され、”両国広小路”という名称にて広がりを見せています。今場所よりおだんご屋さんやビール屋さんが移動式スタイルで出店されてました。次回は一杯ぐびっとしてから国技館に入ろうと思うー。
そしてこの彩り豊かに、はためく相撲のぼりと相撲櫓。ここから聞こえる太鼓のライヴ音色はほんと最高。一杯いけるサウンドだな。
最後に、この写真右の御方、細身の関取は隆の山。本日人との待ち合わせにて国技館の南門前で雨宿り中に遭遇。両国国技館の南門は力士・関取(基本的に関脇以下の番付)の通用門で、ファンはこちらの南門の前で力士・関取の”入待ち””出待ち”をして、贔屓にしている方が出てくると、ささぁと寄って行ったりするんですね。私も今日はきっと”入待ち””出待ち”人に見られていたことと思うー。
以上、久しぶりの相撲ブログのアップでした。両国国技館内にもB級おもしろスポットもあるので、次回は国技館案内ブログもしてみようかな。残り5日間、目が離せません♪
(※)相撲の立会いでは、行事や何かしらの合図で取組を開始するのではなく、両力士が蹲踞の姿勢から呼吸を合わせて取組を開始する。そんな訳で「待った」はかけた方もかけられた方も、気持ちが乱れ、本来の相撲を取れなくなることもあるので、見ている方はヒヤヒヤする(主観)。
2013-09-25
日々の食卓で、料理教室や撮影で、あらゆる食のシーンでお世話になっている佐賀・唐津焼”隆太窯”さん。こちらの窯元さんで開催されている古楽コンサートに伺ってきました。
佐賀県・唐津市街から車で15分ほどの山野に分け入ると、ひっそりと、どっしりと居を構える隆太窯が現れます。彼岸花に出迎えられ工房や登り窯、ギャラリーなどの空間を拝見。それぞれが静かに佇んでている景色に早くも感激のあまり涙腺がゆるみます。
(聞こえてくるのは草木のひそひそ話だけのようなギャラリー、土から生まれた作品たちも自然の中にとけ込んでいます)
今回のコンサート”Three flavours A'3”は、リコーダー(ワルター・ファン・ハウヴェ氏)、ヴィオラ ダ ガンバ・チェロ(ヴィーラント・クイケン氏)、チェンバロ(ロベール・コーネン氏)という3つの楽器による演奏で、初めて耳にするチェンバロという楽器の音色が印象的、そして可憐な音色たちとともに頭に浮かんできたのはフェルメールのデルフトの眺望。気分はすっかり中世に。茶道や陶磁器が芸道・芸術として系統だち確立され始めたのも中世後期。なんとなく一人脳内シンクロ。古楽、またぜひ触れてみたい音楽でした。
コンサート後の工房とお庭での立食パーティでは、空から十三夜の月も参加。隆太窯の器たちとともに、丁寧に作られたご当地の山海の旨しものたち、そして唐津・銀すしさんの出張り握りなど、美味しすぎるご馳走とたくさんのご縁を頂いた皆様との会話に、久しぶりに時を忘れるほと酔いしれました。(隆先生の笑顔もとても素敵。)
(器と料理、そして素敵で愉快な皆様に気も動転(笑)。数々の美味しい食事は写真を撮りそびれました。)
(〆めにはお弟子さんご担当の高菜焼き飯。美味しく作れるようにと昼間にも練習をしていたそうです。乾燥台を重ねた椅子に座りながら鉄板前で出来上がりを待ちました)
高菜焼き飯は宴の”〆め”とはならず、この後、隆先生が串刺ししてくれた海老の姿焼きや美酒万齢をちびちびしながら、耳にはお能の声、夜は深くふけていきました。
今から次回が楽しみでなりません。
今回はコンサートの翌日も再び隆太窯へ。ちょうど窯出しの日ということで、端っこから拝見させていただきました。登り窯のレンガをこじあけ、その生まれくる器と対面する太亀先生と隆太窯の皆々様。その凛とした空気感もとても素敵でした。炎が作る、ひとつとして同じものがない作品のそれぞれ。見ているだけで泣けてくる。涙腺弱りすぎですね。年? (↑開かれるのを待つ登り窯)
(そして封印がとかれ、生まれきた作品たちを取り出す瞬間)
すべての作品を出し終えたあと、登り窯の中に入らせて頂きました(!)。茶室の如く屈んで躙り入る窯の中は、数日経っているにも関わらず、まだまだもわぁと温く、灰まじりの土の匂い。当然といえば当然ですが、茶道の炭点前をしている時の香りをもっと複雑に、力強く、山野の土道に鼻をこすりつけているような、そんな感覚でした。この香りだけでも一献いけそうです。
そして、登り窯からの窯出しほやほや一点ものの絵唐津鉢にひとめぼれ。姿、さわり心地、炎が醸した淡いゆらぎの草木絵。10月、11月と太亀さんの個展が東京で開催されるので、そこでの再会と獲得を…と鼻息荒く決意をしていたら、鉢への好き好き光線が強すぎたせいか(?)、太亀さんがその場で鉢の出立準備を調えてくださいました。感謝感激また涙です。ギャラリーにも多くの素敵な作品がありましたが、今回はこのほやほやちゃんとともに東京へ。どんなお料理で出初め式をしようか妄想中です。撮影でも使いたいなぁ。
帰路、前日はすっかり頭を垂れていた稲はきれいに収穫されていました。彼岸花、また来年会えるといいな。
縦にも横にも奥にも広がりのある隆太窯。残念ながら私の写真ではその広がりを奥行きを表現しきれていないのですが(涙)、ご覧頂きとても嬉しいです。ありがとうございました。
P.S.
My special thanks to Everyone in the RYUTAGAMA, Mr.Okochi of YOYOKAKU, GIN-san of GINSUSHI, Mr.Sakamoto of ICHIBANKAN and Everyone who participated in the concert :-).
コンサートの様子は、下記隆太窯HPでもご紹介されています。
http://blog.ryutagama.com/?eid=1441605
2013-10-01
2013-10-04
昨日から唐津焼・中里太亀氏の個展が、Ritz Carlton Tokyo45Fの祿 ROKUにて始まりました。
隆太窯、中里太亀さんの作品、絵唐津や黄唐津、粉引や刷毛目など、唐津の伝統が現代の食卓にすぅとよりそってくれる器の数々。レッスンや撮影、日々の食卓でいつも楽しませてもらっています。
10/3~4はリッツ・カールトン1階で特別展示があるほか、45階の祿 ROKUでは10/3~10/14までExhibition開催です。
ぜひ。
2013-10-08
カマス、ふっくら焼いた塩焼き、たまりません。”焼き”と相性のいいカマス、和食では両づま幽庵地焼き・菊生姜の甘酢漬けぞえ、イタリアンではオーブン焼きのレモングラスバターソースで頂きました。
そして次は大量の豆鯵。二度揚げして、和食では南蛮漬けに、イタリアンでは蜂蜜やへべす、ウィネガーやりんご酢などなどの爽やか系と、スモークパプリカを使った燻香漂う2つのバージョンでそれぞれのマリネにしました。二度揚げと酸の力で骨を柔らかく、頭からがぶっといけます。
中には、カタクチイワシをお食事中だった方々や、シラスをたくさん食べていた方々などがおりました。命の連鎖、大事に頂きます。
(南蛮漬け)
(マリネ)
時にはパスタの具材にも活用、アクセントにごぼうもトッピング。
そしてシーズンですね、鯖。焼いても煮ても〆ても美味しい真鯖。あれこれ楽しんでいます。
(さば味噌煮)
(さばの船場汁、沁みます)
そして〆鯖作業中。
〆鯖、どうやって食べようかなぁ。またご報告させていただきますね♪
■10/19(土)開催、和食の基本レッスンでも鯖をおろしてさば味噌煮作ります~。その他、しめじや蕪の小鉢などなど。包丁持ったことのない方やお料理が初めての方でもご心配なくご参加いただけるレッスンです。どうぞお気軽にご参加ください~。
(献立)
・鯖の味噌煮
・しめじのおろしポンス
・かぶのいため煮
・かぶの葉ごはん
(時間)
昼の部11:00~・夜の部16:00~
(場所)
東京・代官山 AL Kitchen Studio
(詳細)
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/09/10.html
(お申込方法)
件名に「和食の基本10月」と明記の上、ご希望のお時間・
お名前・連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など)・メールアドレスを添えて、
info@al-tokyo.jpまでメールにてお申し込み下さい。
2013-10-08
テレビやラジオ、映画などなど様々な”ON AIR”に関する情報サイト”オンエアナビ”にて、コラムNHKの朝ドラマ「ごちそうさん」アップされました。和風オムライスの簡単レシピもご紹介しております。ご覧頂けたら嬉しいです~(╹◡╹)。
http://www.oanavi.com/column/okuda/201310/88097.php
普段、最初から最後までドラマを見終えることがないのが常ですが、今回はご馳走たっぷりの”ごちそうさん”、最後まで見られるかな?!
2013-10-21
涼しいというよりも、晩秋感じる肌寒いこの頃。早いなぁ。
先日、神奈川・葉山よりほんのすこし南に位置する秋谷の知人邸におじゃまさせて頂きました。快晴に恵まれたこの日、海を眺めながら、無農薬野菜たっぷりの美味しいお食事の数々とお酒をお相伴させて頂きました。ご縁と皆様に大変感謝です。
数々の美味しいシャンパンやワインの中、こちらは乾杯で頂いたARMAND DE BRIGNAC BURT GOLD。繊細な泡とともに、ふくよかで豊かな香りが口に鼻に広がってきました。どんな味と表現できないような複雑な味わいに、この景色とともにノックアウトです。
涼しくなってくると、夕陽もぱきっとしてきますね。
また先日10/19・20は毎年恒例日本橋のべったら市。江戸の中期頃からの商家の恵比須をまつる風習から生まれたといわれるこのべったら市、数ある露天の中でも収穫された大根を麹と砂糖で漬け込んだべったら漬けが人気だったようで、「あまいはうまい」の江戸っ子にはもってこいの漬物だったんだろうな。築地場内の漬物屋さんでも毎年この時期にはべったら市の旗とともにべったら漬けがならびます。1kgのべったら漬を購入、しばらくエブリデイべったら漬になりそうです。
べったら市は、あぁもう年末がそこまで、と毎年思うタイミング。あれやこれやしたいこと、せねばならぬこと、がんばろう。
2013-10-24
東京・青山のフレンチレストラン、「Florilege(フロリレージュ)」。フランス語で詩華集という意味だそう。
シェフはフランスでの修行のほか、ル・ブルギニオンやカンテサンスといった、ミシュランの星にも輝いた名店での経験を積まれた川手寛康氏。ソムリエの資格もあわせもつ川手さんの料理とワインに浸ってきました。
夜はアミューズからデザート、コーヒーまでの10品のコースのみ。この日のアミューズはそば粉のガレットキャビアぞえ。ガレットに包まれたふんわりやさしいマッシュポテトとキャビアの旨塩味は絶妙のバランスで、始めからシャンパンもすすんでしまいます。
メインディッシュ・魚料理の鰆とアワビ茸やオシロイシメジたちは、そえられたアボカドやココナッツなどのソースとの相性も抜群。やさしい脂ののりぐあいだった鰆にはちょうどよかったな。
また印象に残ったのはコースの構成。それぞれの献立たちが、前後の品々と連携し、ストーリー仕立てで提供されるそのスタイルは、ちょうど茶事懐石のよう。例えばメインディッシュ・お肉料理の一品目は赤キャベツや玉ねぎのグリル、ナツメグやビーツのソースなどとともに供されたバスクのキントア豚のステーキ、そしてお肉の二品目には、一品目のお肉料理と同じキントア豚の異なる部位を芽キャベツで包んだシュークルートが供されるなど、茶事懐石の強肴のような登場の仕方で、あますところなく素材を生かし頂ききるという感じです。そしてデザートに添えられた花にも小さく可憐な水が打ってあり、シェフの心遣いを端々に感じられるコース内容でした。
ただ、一部の献立ではコースの流れや使っている食材などを質問スタイルとともに提供されることもあり、好みの別れるところかもーというのと、今回のキントア豚のステーキの火加減はこちらの好みを聞かれることなくシェフの加減で供されました、これも好みの問題となるところですが、合わせて付記しておきますね。
ワインの方は、お料理ごとに好みを伝えながらあうものをグラスで頂けるのはいいですね。鰆やキントア豚に合わせたムルソーやシャトー・ランシュ・ムーサは、絶妙のマリアージュでした。
そうそう、最後に、お店を出て帰る際には、お店エントランスへ向かう通路の脇の壁と同化しているような扉があり、そこからシェフが出てきて、サービスの方とともにご挨拶をしてくださいます。客の姿が見えなくなるまでいらっしゃるというスタイルには、まるで茶事にて客を見送る亭主のよう。
と、ざーっと感じたことをつらつらと記してみましたが、シェフとスタッフ皆さんの思いのつまったFlorilege、時折照れてしまうような会話や食事のシーンも、たまのちゃんと頂くフレンチディナーにはいいのかもです。
2013-10-25
11/23(土・祝)のAL Kitchenは
”ほっこり温まるきりたんぽ鍋や、栗ごはんなど”
です。
半殺しにしたごはんを棒に巻きつけてたんぽを作り、それを炙って、切って、切りたんぽ。みんなで作るきりたんぽ鍋、楽しく美味しいお鍋料理はこれからのホームパーティシーズンにも大活躍です。また手作り田楽は、さめても美味しい、便利な献立のひとつです。その他、もちもちれんこんもちや栗ごはん(またはさつまいもごはん)など♪
■献立■
お鍋献立とともに、だしのとり方やごはんの炊き方などなど、和食料理の基本もたくさんです。
普段お料理をされている方もそうでない方も、お料理の経験有無はほんとにお気になさらず♪。お気軽にお越しくだい。皆さまと楽しくおいしい時間をご一緒できたら嬉しいです。
《お申込方法》
件名に「和食の基本11月」と明記の上、
お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など) 添えて、
info@al-tokyo.jp
までメールにてお申し込み下さい。
2013-10-28
テレビやラジオ、映画などなど様々な”ON AIR”に関する情報サイト”オンエアナビ”にて、コラムNHKの朝ドラマ「結婚は米じゃないか」アップされました。
新米のつやつやとした姿、もっちりとした舌ざわり。この時期の大好きなごちそうです。
炊きたての湯気から上がってくる香り、口に運んだときの甘さ。
おかずやごはんのお供が無くても、それだけで美味しい、幸せ。
でも毎日新米ってわけにいかないし、古米もおいしく食べる工夫や気遣いも楽しいもの。
「結婚は米じゃないか」。ご覧頂けたら嬉しいです。
→ http://www.oanavi.com/column/okuda/201310/88113.php
2013-11-25
ご無沙汰しております。
皆さま、お変わりありませんででしょうか?
11月に入り先日まで、イタリアでの市場巡回やオリーヴ収穫などに行っておりました。元気な市場の様子やローカルフードなどなど、改めてこちらにもアップさせていただきますね~。
そして帰ってきてわたわたしているうちに、師走の足音ももうそこまで(汗)。ほんとに毎年同じこと言っている気がします…。年の瀬迫ってはおりますが、12月も変わらず、レギュラーレッスンはもちろん、香港での「和食の基本」レッスンや、東京・代官山AL kitchen Studioでのレッスンも、開催して参りますー。師走の折ではありますが、皆さまとご一緒できるのをとても楽しみにしております!どうぞよろしくお願いします。ぺこりん。
■AL Kitchen Studio 「和食の基本」12月
”新年の色とりどりのおもてなし料理、海老の焼き物や、手づくりおせち 栗きんとんや紅白なますなど”
・日時
12/17(火)19:30~22:30
・献立
-海老と帆立の焼き物
腰の曲がった海老のように腰が曲がるまで長生きでいられるように…と長寿を祈っった縁起のいい海老と帆立を使った焼きもの献立。おめでたい食材で新年の食卓を彩ります。
-栗きんとん
お正月にぜひとも頂きたいおせちのひとつ、黄金色の栗きんとんは、金銀・財産に恵まれ、豊かに暮らせるようにと願いを込めます。
-紅白なます
おせちとしても、また、冬の美味しい小鉢献立としても大活躍いただける大根と人参のなますです。
-手綱かまぼこ
おめでたい紅白の色合いに飾り包丁を入れた蒲鉾は、一層新年の食卓を盛り上げてくれるひとしなです。
・詳細情報はこちらです
http://al-tokyo.blogspot.jp/2013/11/12.html
■和食の基本 in 香港
Koko Okuda’s Japanese cooking class in Hong Kong
I am offering private Japanese cooking classes in Hong Kong in November & December 2013. Small class size so limited availability. Please join me to learn how to cook and enjoy a seasonal Japanese menu !
(-"Washoku" (Japanese food) is going to be registered as a World Heritage cuisine !-)
*Cooking class menu
-Seafood ball soup (Homemade seafood balls in Japanse dashi soup.)
-Grated and fried lotus root
-Grilled eggplant with WASABI sauce
-Ginger rice
*Place
Private room kitchen in WANCHAI, HONG KONG
Note: depending on class size/demand, I may suggest an alternative time. If your schedule is flexible, please inform of two or three class times you would prefer.
Please feel free to contact me if you are interested in these lessons and would like more detail.
I'd be more than happy if we could share a moment over delicious Japanese food!
E-mail: kokookuda.info@gmail.com
FYI.
http://chisou.typepad.jp/blog/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0in%E9%A6%99%E6%B8%AFcaterer-in-hong-kong/
今年もあとすこしですね。慌ただしくそして寒くもなってくるこれから。風邪も流行っているようですね。皆さま、どうぞご自愛ください。私も気をつけまーす!
2013-12-13
Thanks for participating of Japanese cooking class in Hong Kong, and thank you for your support in Hong Kong. It's thanks to you that I was able to have an enjoyable time in Japanese cooking class. Thank you very much !
I’ll contact you again.
Best regards.
Koko Okuda
先日は、和食の基本レッスン in 香港へご参加くださった皆さま、また様々な面でサポートくださいました皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで今回も無事、楽しくレッスンをさせて頂きましたこと心よりお礼のほど申し上げます。ありがとうございました。改めて、個別にご挨拶をと思っておりますが、まずは取急ぎこちらにて失礼いたします。
慌ただしい日々がつづく年の瀬十二月、お忙しい折と存じますがどうぞご自愛くださいませ。
奥田ここ 拝