2016-01-03
あけましておめでとうございます。
昨年中も大変お世話になりました。
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今年も国内・国外問わず、食を通じた様々な機会や企画に携わっていきたいと思います。また私にとって替えのきかない師匠である築地市場はいよいよ移転の年、さみしい気持ちもありますが思い残すことのないよう2016年も足繁く通って行こうと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年1月
奥田ここ 拝
Happy New Year!
I'm very grateful to you for the kindness you showed me last year. May the new year bring you a lot of happiness and smiles! I would like to make a variety of opportunities for all the cuisine and foods.
January 2016
Koko Okuda
2016-01-04
日頃からのライフワーク、大好きな市場や、食材・料理道具などの素材地巡り。2015年の巡回〆は、京都・大阪です。
御節づくりや大掃除、年賀状などなど、寝不足気味のからだに、京都駅売店で「大市」さんのすっぽんドリンクを投入し始動。
京都・錦市場の「有次」さんへ。包丁の砥石は買い換えることもあるのですが今回は砥石の研ぎ用マットを購入。買い替え予定でかなり使いこんでしまっており、谷底のように凹んでいる砥石面を研ぎきれるのか、力勝負なところもありますが、がんばってみようかと思います。また職人さんが包丁を研いでいる店内の景色など、何度見ても気持ちよく、その景色もついうっかり買いすぎる理由のひとつのような気がします。
また、たわしの切り替えにて、京都・三条大橋西詰の「内藤商店」さんへ。たわしや箒など棕櫚あつかいの専門店ならではの品揃えににんまりしながら買い出し完了。たわしを見ていると一本一本が今にも話出しそうに見えてくる。目の疲れだろか…。
さらに「竹松」さんへの立ち寄りからの、「京なわて たる源」さんへ。畳にこしかけ当代の川尻さんよりたるについてのお話を伺って。木製道具の良さと楽しみを再実感。土ものの器と同様、愛用してこそ、なおしてこそ、自分だけの道具になっていく道具のひとつの、たる。年の瀬のせわしい折にも関わらずお時間をくださった川尻さんに感謝です!また寄せていただきまーす! (たる源さんの軒先)
てくてく歩きながら茶懐石の「辻留」さんも眺めながら、東海道の西側の起点でもある三条大橋近辺をうろうろ、このあたりは巡回先も多く、あっちにこっちにと歩いているうちに小腹もぐぅ。「篠田屋」さんの暖簾をくぐり皿盛もぐもぐ、にしんそばずずずっと腹ごしらえ。京懐石や湯豆腐などの京都のご馳走たちも大好きですが、こちらのようななんのきない日常の食堂もほんとありがたいなぁと思うです。 (皿盛)
(にしんそば)
さらにこれだけは外せない、「出町ふたば」の豆餅。年の瀬ということもあり混んでいて地元の方に申し訳ないなぁと思いつつ列に参加。日本の食べごと事情と切っても切りは話せない「ハレとケ」の哲学。キング オブ ハレな正月に欠かせない餅、今回もお世話になりました~。
また八坂神社前にある「亀屋清永」さんにて唐菓子(からくだもの)、団喜(だんき)と餢飳(ぶと)を買出し。唐菓子とは、平安時代に遣唐使が中国から持ち帰ったとされるもので、具体的な姿や製法の記録はされていないようなのですが、麦粉や米粉を水でこねて成形し、油で揚げたものと言われています。油の底力を発揮、な菓子ですね。
そして祇園「原了郭」さんにて香煎もげとし、大阪へ。
大阪・黒門市場。
関西弁での市場の活気は、東京の築地のそれとはまた違って、何やら買わないと損した気分にさせる呪文のように聞こえます。年の瀬の黒門はフグ、フグ、フグの様相ですが、今年もこちら創業明治17年「本 せきぐち」さんにて、すきやき用のお肉を仕入れ。
市場を歩くとお腹がぐぅ。大阪日本橋での腹ごしらえは大好きなねぎ焼をと「味の家」さんへ寄ったところ大行列にて断念(泣)、「玉五郎」さんにて煮干しらーめんずずずっとお世話になりました。豚骨煮干し系なので汁が冷めにくいのは、寒いこの時期嬉しい。 水餃子も美味しいね。
そして夜の巡回は大阪・天満のそぞろ歩き。梯子せずにはいられない呑んべいストリートな天満、「かんちゃん」さんやイタリアンなバルなどなどもれなく梯子酒、からの兵庫へ。
ようやく帰還し、兵庫・西宮市苦楽園の「TAOCA Coffee」さんにてひといき。
築地のようにはデイリーでは通えない遠方の巡回エリアはどうしても駆け足になってしまうけど、足腰鍛え今年も来年もずっと、力強くパトロールできるよう元気に過ごしていけますように。
2016-01-05
初荷の恒例、新年のご挨拶とともに、今年もお世話になっている仲卸さんやお店の方々からお年賀タオルや手ぬぐいを頂き感謝です。師匠の皆さま今年もどうぞよろしくお願いいたします。
Today was the first auction day of 2016 at Tsukiji fish market.
I got new year's greeting gifts from wholesalers and shops of Tsukiji Market - Tokyo Metropolitan Central Wholesale Market, also this year.
2016-02-04
次回のAL Kithchen和食の基本は、2/28(日)開催です。
■日時■
2016/2/28(日)11:00~14:30
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが、進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
■テーマ■
包丁いらずで処理できる豆鯵を使った南蛮漬けとともに、ひじきや切干大根、干椎茸の乾物とともに通年楽しめる便利な常備菜をご紹介させていただくレッスンです。
■献立■
-豆鯵の南蛮漬け
手で処理した豆鯵で南蛮漬けを作ります。
包丁いらずで処理できる豆鯵は東西の洋を問わず楽しめる美味しく便利なお魚です、ぜひこの機会に。
<乾物三種の扱い>
-切干大根の煮物
-干椎茸とお揚げの利休煮
-大根とひじきの和えもの
切干大根や干椎茸、ひじきの戻し方や下処理の方法とともに、味の入れ方などをご紹介いたします。
-羽釜で炊いたごはん
ごはんのとぎ方や直火での炊き方をお伝えします。
詳細はコチラです。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2016/01/wasyoku2.html
手で扱える豆鯵は東西の洋を問わず美味しく重宝する魚のひとつです。また日々のお惣菜として便利な乾物「切干大根、干椎茸、ひじき」の扱いとともに、常備菜としてお楽しみ頂ける献立3種と、羽釜で炊いたごはんです。
お料理経験の有無はお気になさらず!一回完結型のご参加でお役に立てていただける内容となっております。お気軽に遊びにいらしてください~。
2016-02-22
ひじきや干椎茸、切干大根など、日々の食卓の名助太刀な乾物たち。乾物というと、戻して、煮て…と一見時間のかかりそうなアイテムに見えるかもしれませんが、下処理のコツを押さえ冷蔵庫に入れておけば、ほんとに便利な食材です。
味をじっくり吸った滋味深い干椎茸、今まさに新モノが出回る切干大根、そして煮物やサラダなど活用の幅は温菜、冷菜ともに重宝するひじき、2/28(日)開催、AL Kitchen和食の基本レッスンではこれらの乾物扱いにフォーカスした内容です。また頭も骨もまるごといただけ、包丁いらずで処理できる小さいサイズの豆鯵の南蛮漬けも作ります。もちろん、出汁のとり方やごはんの研ぎ方、炊き方もご紹介いたします。
1回参加型のレッスンで、日々の料理のお役に立てていただける内容満載でのレッスンです。ぜひ遊びにいらして頂けたら嬉しいです。
詳細はこちらのサイトにございます。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2016/01/wasyoku2.html
2016-02-24
東京・本郷、厨菓子くろぎ。カフェの天井、外観、そしてゆっくりと頂けるコーヒーが好物で時々お邪魔しています。お友達との会合のほか、朝の9時~オープンということで打ち合わせの場としても便利です。
ドリップ方式の選べるコーヒーは、たっぷりのポットで提供され、ちょこんと添えていただける干菓子も嬉しい。
今朝もお友達との朝の会合にてコーヒーを啜っていたところ、他のテーブルのお客様が次々とかき氷を注文されていて、「この冬にかき氷…?」と友人ともども気になって仕方ない。そのかき氷のボリュームは春キャベツぐらいはありそうで、食べきれるだろうか…とやや怯むサイズ、とあれこれ話をしているうちに、ご一緒させて頂いた友人の友人がすばやい意思決定のもと早速オーダー。有りがたくも今年初のかき氷をお相伴させて頂きました。
あまりのサイズと美しい姿のかきごおりに圧倒され写真はないのですが、ふっかふかのきめの細かいかき氷にたっぷりのきな粉がこれでもかというほどまぶされ、氷の中心部には粒あんが待ち構えており、そこに黒密をかけていただくというものでした。口に頬張り、おなかに氷がずずっと入っても不思議と「あぁからだ冷えた~」という感覚があまりなく、豆乳を飲んでいるような感覚に。
猿田彦さんとのこコラボということもあり珈琲はもちろんのこと、小さな七輪で焼きながらいただくおぜんざいなども大変美味しく、金継ぎがほどこされた器の手仕事のぬくもり感もさらによく。また外観や天井など、杉板がはりめぐらされた隈研吾さんの建築を眺められるのも、厨菓子くろぎ訪問のごちそうのひとつになっています。
あたたかい季節のテラス席も大好き、そろそろ次回は外席にしようかな。
2016-02-25
お世話になった師匠との別れ、いつか必ずやってくるとはわかっていても直面するとやはり言葉が出てこない。お世話になり、たくさんのことを教えてくれた師匠との別れが、先月も今月も。伝えてくれた数々の、粋で美しい話や物事、大切にしていきたいと思います。
冷たい空気の中にも春の匂い。鉄線、今年はいつもより早めに手がのびました。
2016-03-02
料理教室の様子を、開催先のキッチンスタジオの方やアシスタントさんから、頂戴することが多いです。自分で撮ることはむずかしいので、いつもありがたいなぁと思っています。感謝。
先週末開催した「和食の基本」レッスン2月の様子も、AL Kitchen StudioさんのInstagramでご紹介頂いております↓
https://www.instagram.com/al_tokyo/
ご参加いただいた皆様と豆鯵をさばいたり、盛り付けをしたり、レッスンが進行していくなかで、お鍋やお釜だけでなく、わいわいと空気も温まってくるのもごちそうのひとつです。
今月は、3/26(土)の開催です。お花見シーズンに向けたすしもの献立や貝ものの扱いを予定しております。どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいませ。ぺこり。
2016-03-04
どもです~。今月のAL Kitchen 和食の基本レッスンは、春の恒例、すしもの献立と貝の扱いです。
桜の時期ももうすぐ、ご家庭でも、行楽弁当でもお楽しみ頂ける、稲荷ずしや、ホタテの幽庵焼き、あさりの潮汁を通し貝の扱いを、そして春の美味しい苦味、根みつばのおひたしを作ります。
■日時■
2016/3/26 (土)11:00~14:30
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
■献立■
・稲荷ずし
-すしめしの基本的な作り方や油揚げの扱いなどとともに、稲荷ずしを作ります。
-ご自宅でもお楽しみいただけるよう、稲荷ずし用に煮た油揚げのお持ち帰り分もご用意いたします(4~6個分を予定)。
・ホタテの幽庵焼き
ホタテの剥き方をご紹介。醤油とさわやかな香酸柑橘の香りをまとったほたてをお楽しみください。
・あさりの潮汁
あさりと昆布の旨みをたっぷり味わう汁ものです。
・根みつばのおひたし
春の香りを運ぶ、根みつばのおひたしを作ります。
※仕入れの状況によっては一部材料に変更が生ずることもございますことご了承のほどお願いいたします。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※レッスンの最後には皆さんで楽しく試食会をいたしましょう。試食は1食分相当をご用意します。
※お好きなお飲み物の持込okです。
■お申し込み方法■
件名に「和食の基本 3月」と明記の上、
お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など) 添えて、
yoyaku@al-tokyo.jp
までメールにてお申し込み下さい。
詳細情報はこちらのサイトにございます。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2016/02/3.html
お料理の経験はご無用です。お気軽に遊びにいらしていただけたら幸いです。
奥田ここ 拝
2016-03-15
和食の基本短期集中プライベートレッスン 春夏コースのお知らせ
昨年の春よりスタートさせて頂きました和食の基本をぎゅっと短期間でお伝えできるスタイルのレッスンの、2016年春夏コースのお知らせです。
■和食の基本短期集中プライベートレッスン 春夏コースの概要
出汁のとり方やごはんのとぎ方、炊き方などをはじめとした主食と汁物のほか、
煮物、焼物、揚物などの主菜、おひたしや酢のものといった副菜など、
日常のお食事献立を中心に一部おもてなしにも活用いただける内容や懐石のお話なども盛り込んで、プライベートレッスンにてお伝えいたします。
魚のおろし方など、魚介類の扱いも織り交ぜ、各献立を通して、基本的な調味料の使い方などもご紹介して参ります。
なお開始月は、3月~5月を目安としておりますが、ご希望の時期からのスタートも可能です。
短期間でごきゅっとお稽古をされたい方におすすめです。プライベートレッスンなのでレッスン日やお時間帯なども可能な限りご希望にそわせて頂ければと思っています。
開催場所は東京都内です。ご興味のある方、下記メールアドレスまでご一報頂けたら幸いです。詳細をお知らせさせて頂きます。
E-mail address: kokookuda.info@gmail.com
■Short term of private Japanese cooking lessons is available.
You can learn,
-Japanese basic soup stock
-Japanese steamed rice
-Basic Japanese simmered dishes
-Basic Japanese grilled dishes
-Basic Japanese deep-fried dishes
-Basic Japanese side dishes
And
-How to prepare seafoods
-How to use basic Japanese seasoning
e.t.c.
This course is useful for people who want to get the know-how of Japanese cooking focus on basic.
Please feel free to contact me if you are interested in these lessons and would like more details. I'd be more than happy if we could share a moment over delicious Japanese food!
E-mail: kokookuda.info@gmail.com
(Tsukiji fish market)
2016-03-24
先日大事な友人が旅立ちました。
食べたり呑んだり、大いに笑い、時々泣て、すこしぶつかったこともあって。
あまりに早すぎて、まだまだ一緒に過ごせる時間があると思っていて、ことばにならなずでした。
必ず誰にも訪れる別れのことを頭ではわかっていても、ほんとは頭の奥底で、もしかしたら…という奇跡の何かが巣食っているのかもしれません。
美しいもの、美味しいものが大好きだった彼女から教えてもらっていた東京・富ヶ谷Levainというパン屋さん、近くにありすぎていつでも行かれるという感覚だったのか、今度何かの折に寄ってみよう思って以来もう10年近く経っていて。結局ルヴァンへの最初の訪問が、皮肉にも彼女が旅立ってしまったゆえのタイミングになってしまいました。
最後の別れの前会いに行って、伝えられずのままのこと、話をしてみたけれど、やはりちゃんとは話せなかった。
仕事や何やかやで慌ただしい時間と時間の狭間に、ふと、おなかの奥がぎゅっとしまるような、すこしくるしいようなこわいような悲しい感覚がやってきます。時間はかかるかもしれないけれど、その感覚がすこしずつ彼女とのやさしい時間になるといいな。
料理も甘いものも、プロなみの腕前だった彼女が作ってくれたチョコレートケーキ、美味しかったな…。
2016-03-28
4月のAL Kitchen 和食の基本レッスンは、筍と山菜、 4/23(土)の開催です。
たけのこ前線真っ只中、とうもろこしのような甘い香りがただよう下茹で時間もご馳走ひととき。
たけのこと鶏のごはんや梅肉と合わせた小鉢のほか、
春ならではの美味しい恵み山菜とサワラの和えものや、納豆汁を作ります。
一年に一度のたけのこまるごと扱いと、春の恵み、山菜の内容です。お気軽にぜひ遊びにいらして頂けたらうれしいでーす。
■開催日時■
4月23日(土)11:00~14:30(予定)
※見学+実習の混合スタイルです。1回のレッスンは約3時間強を目安にしておりますが
進行度合いにより予定時間を超えることがございます。予めご了承ください。
■献立■
-たけのこ献立2種
たけのこの選び方や下茹で、保存の方法や調理の仕方など、
たけのこ の扱いまるごとご紹介いたします。
・たけのこと鶏ごはん
・たけのことれんこんの梅肉あえ
-サワラと山菜の和えもの
サワラと山菜のほろ苦さを合わせた常備菜にも便利なあえものです。
-納豆汁
ごはんにももちろんですが、汁ものとも相性のよい納豆を使った味噌汁です。
※仕入れの状況によっては一部材料に変更が生ずることもありますので予めご了承下さい。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※レッスンの最後には皆さんで楽しく試食会をいたしましょう。試食は1食分相当をご用意します。
※お好きなお飲み物の持込okです。
■お申し込み方法■
件名に「和食の基本4月」と明記の上、
お名前、連絡のつきやすいお電話番号(携帯電話など) 添えて、
yoyaku@al-tokyo.jp
までメールにてお申し込み下さい。
詳細情報はこちらのサイトにございます。
http://al-tokyo.blogspot.jp/2016/03/4.html
お料理の経験はご無用です!ぜひ遊びにいらしていただけたらうれしいです。
奥田ここ 拝
2016-04-03
気ままな花冷えのおかげで、花もちもよく感じる今年のさくら。
大きく長い窓とテラスのむこうは桜のじゅうたん、というご馳走景観な友人邸でお花見をさせて頂いた昨日。見上げる桜はよく見るけれど、手が届きそうなくらいの至近距離で、桜の木々を俯瞰で楽しめるお花見は初めてかも。DJや手製ライトアップも入ったおかげで際限なく桜を眺められた昨日の桜見会、麗しくカオスな時間、楽しかったー。
皆さま、ありがとうございました~。
2016-04-07
梅が咲き春もそこまで、とあれこれしているうちに、外はもう花筏な景色になっていて。今年ももう1/4が終わっていることにガクガクぶるぶる…(汗)。反芻することで未処理事項の再確認や新たなTO-DOが生まれることも多く、久しぶりの思い返しブログです。
新年、1月はじめ。同級生が門松から切り出して作った菜箸が届いたり、大相撲初場所へ今年も足を運び相撲観戦に舌鼓。
1月終わりには大好きだった関取、豊真将関の断髪式観戦のため再び東京・両国国技館へ。誠実な相撲を全うした豊真将関、これからは立田川親方としてのご活躍も楽しみにしています!
また海外の方ご参加の料理教室では、漆器や折敷、印判皿など、和食を支える大切なアイテムなどのお話も盛り込みながら開催。道具の話も楽しい時間のひとつです。
2月に入り、春の足音感じる食材も。毎年楽しみにしている葉付きたまねぎのペコロスや、菜の花たちなど、春の美味しい苦みのご馳走に感謝です。
大好物のフェンネルとハッサクのサラダや、れんこんもちなど定番のおかずたちのほか、手でさばける美味しい豆鯵を扱ったレッスンなどをしているうちに2月もあっという間に過ぎていき。
福寿草も花開き、ちょっと早めにテッセンにも手がのびたり。大好きなカフェのひとつ、東京大学本郷キャンパス内にある厨菓子くろぎにも久しぶりに訪問。
築地場内の茂助団子は仕入れのついでに時々買って帰る市場甘味。また日頃途切れないよう作っている常備菜づくりも美味しい毎日のための大事な準備。
ミモザの時期になった3月はじめ、農林水産省訪問の折、学生時代に時々楽しんでいた食堂へ立ち寄り。当時から省庁の中でも美味しいと評判だった農林水産省の食堂は変わらず美味しくボリュームたっぷり。お蕎麦屋さんと定食と、梯子ランチで満腹過ぎたつい先月(;・∀・)。
また新大久保のコリアンタウンにいくつかあるハラルフードの食材店もパトロール。強烈な印象に残る匂いがないことを除けば店内はインド感満載だったー。
名残りの梅を見納めたり、春のはじまり、この時期ならではの茶飯釜の茶事では水屋担当をさせて頂いたり、久しぶりに伺ったダイアモンド☆ユカイさんのコンサートも素敵だったなー。
麺類が大好きで、様々な食材も美味しく受け入れてくれる懐深いそばは、まかないでの頻出献立のひとつです。また目に入っていたものの未訪だった香港料理屋さんの東京・三宿の新記へ、美味しかったなー。
またcraft chocolate worksのチョコレートはもちろんのこと、カカオたっぷりにソフトクリームもとても美味しかった。
継続的不定期で作っているお弁当、写真を撮ってみることを始めた最近。都度おかず同士の縄張り会議で混戦する朝の時間。
初めて東京・六本木の中国料理 新葡苑 TOKYOへ。大好きだった東京・神泉にあった文琳 河田吉功さんが料理長のお店というだけあってどれも美味しかったなー。また再訪したいお店のひとつになりました。
冬から春へ、陽が長くなり、あたたかくなってくること、常のことなのにやっぱり嬉しくなるこの時期です。
2016-04-13
withonlineにて詳細レシピもアップされております。
http://withonline.jp/cooking/1473
Recipes of new year's Japanese dishes are published in the magazine “with”. The details of recipes are on the web site.
http://withonline.jp/cooking/1473
■7/28発売 宝島社GLOW9月号 暑い夏の定番、素麺づくしの6ページ、料理とスタイリングをさせて頂きました。素麺つゆや万能薬味、アレンジ色々です。7/28発売、お手にとって頂けたら嬉しいです。
http://tkj.jp/glow/201409/
■今月のメトロミニッツ(2014FEB)の特集記事“語る「和食」”の中で、お料理のお手伝いをさせて頂きました。ユネスコ「無形文化遺産」にも登録された日本の食、様々な視点から和食のいろはにほへとがつまっています。東京メトロの駅にて入手可能です。お手にとって頂けたら嬉しいです。
■発売中のMAISHA No.13のお気にいりのおもたせ記事でおすすめをご紹介頂きました。すごく迷って迷っての2品です。色々な方のおもたせへのエピソードも一緒に拝見できるこの特集、とても楽しいです。1/25発売です。ぜひお手にとって頂けたら嬉しいです。
My favorite gift of foods has been introduced in MAISHA No.13 magazines. “MAISHA” can be get in Japan, Hong Kong and Singapore.
■STORY8月号”ホムパの達人”にて夏のおもてなし献立5品をを掲載頂きました
どれも簡単にできるものばかりで、中にはBBQにもご活用頂ける焼き物献立も♪。夏のホームパーティにお役立ち頂けたら幸いです。
■クロワッサンプレミアム4月号(No.65)にて、ムール貝を使ったおもてなしレシピを掲載頂きました
早い簡単美味しいの三拍子揃った華やかなひとしなです。我が家の秘蔵っ子エスプレッソマシンも登場です。「おいしく食べて今宵もおしゃべり 今月の女子会レストラン/今月のお手軽女子会料理(P.169)」ご覧いただけたら嬉しいです♪
■GINZA No.189「愛しき土曜日」にて、AL Kitchenでのレッスンがちょこっと紹介されています
AL Kitchenレッスンにご参加いただいている佐藤果林さん、GINZA No.189の「愛しき土曜日」にてご紹介されています。ファッションブランドのプレスをされている果林さんの週末は「ALL BETS OFF」。レッスンでの様子も紹介されています。ご覧いただけたら♪
http://magazineworld.jp/ginza/189/
■MAISHAの最新号(No.5)にて和食の特集記事が掲載されました(p.84-89)
だしのとり方や青物野菜の扱いなどを盛り込んだ和食のレシピや料理教室の風景の他、お料理も築地も初めての方でも楽しんでいただける築地スポットなどなど。写真も豊富な全6ページです。ぜひご覧頂けたら嬉しいです!
■GINZA最新号(184)の料理教室記事でご紹介頂きました(p.266-267の真ん中の段あたりです)。
誌面に掲載いただいた鮭の幽庵焼きやさわに椀などの献立はマガジンハウス・GINZAのサイト http://magazineworld.jp/ginza/feature/184/okuda/ にて詳細レシピもご覧頂けます。高山寺鳥獣戯画や唐津などらぶな器も使っています。ご覧頂けたら嬉しいですヽ(´―`)ノ。
過去のNewsはこちらです→ http://chisou.typepad.jp/blog/news.html
2016-05-02
16歳になる実家のにゃんこ、腎臓の数値が落ち着いてきたという朗報を耳にした先日。毎年の楽しみ、テッセンの花やしだれ梅に実がなっているのを眺めながらのんびりり。お惣菜つつきながら一献、明るい時間からの焼肉ごはん、心配ごとが消え尽きることはないけれど、食べすぎつつも穏やかな時間に感謝。
さて、後半。
もみじの緑もまぶしいこの時期。
梅、花もさることながら、葉のやわらかな姿と葉脈も好物。
いつでも元気なローズマリーはまりものようになっている。
2016-05-13
先月になりますが、朝日新聞さんの「北!敢闘賞 北関東ひと味」企画という紙面にて、ちらしずしのレシピを制作させて頂きました。
埼玉・茨城・栃木・群馬、それぞれのご当地食材の紹介記事のシリーズで、最後に4県すべての食材をひとつの皿に美味しく集合させるという内容で、埼玉県の里芋、茨城県の蓮根、栃木県のかんぴょう、群馬県の豚肉を使った具沢山のおすしを制作しました。ご家庭や行楽シーンなどでもお楽しみいただけると思います。中でもかんぴょうは素揚げをして使用しましたが、取材いただいた記者さんより、何度も作っていると嬉しいお便りもいただきました。
とても楽しい料理制作で、土地々々ご自慢の食材との出逢いは元気の源のひとつです。
The SUSHI menu with delicios ingredients made in Saitama, Ibaragi, Tochigi and Gunma pref. was published on ASAHI newspaper few weeks ago.
The details of recipe is available on asahi.com.
2016-05-23
陽ざしに力強さを感じ始めたここ数日。大好きな夏が来るなぁと思うと同時に、先週末はお友達のフェアウェルで葉山・一色へ。てくてくと海に足を向けたら一色海岸にはいつもの面々、サンセットもいつもの通りに美しく、波の音で夕寝したくなる心地よさ。あぁ夏だ夏だ。
海の近くはやはり心もゆるむのか。友との宵があまりに楽しく、美味しいシャンパンやワインとともにお尻に根が生え、リビングの天井から吊るされたハンモッグからおいでおいでと誘われて、結局帰京は中止。久しぶりに酔い寝ナイトをしてしまった。
(Champagne HENRIOT 1995 & CHATEAU MARGAUX 1995)
そして、良心の中華料理と(勝手に)呼んでいる東京・世田谷の大吉へも久しぶりに。餃子やチャーハン、麻婆麺など安定の美味しさと、そっけない店の空気感も好物の大吉。暑くなってきたせいか酸味を欲して、黒酢のきいた酢豚も注文。カリっとした表面と中はとてもジューシーな豚肉が、あん大盛り?と聞きたくなるほどのたっぷりの黒酢あんに包まれている大吉の酢豚は、他の具材は一切なく白髪ねぎが添えてあるのみ、という潔いのも気にいっています。
夏が来る、毎年のことなのにやっぱりうれしい。
2016-08-23
東京・代官山AL Kitchenスタジオでの和食の基本レッスンは、9/10(土)の開催です。
シーズン始まりの小さい生筋子は、皮もやわらかく漬けイクラにすると絶品です。ぜひこの機会に会いにいらして頂けたら嬉しいです。
■日時■
2015/9/10(土)11:00~14:30
■献立■
・生筋子からの2種類のイクラ漬けづくり
生筋子のほぐし方や手作り漬け汁の作り方などをご紹介いたします。
一つは醤油漬け、もう一つは出汁漬けです。
また手作りいくら漬けのお持ち帰りもご用意いたします(約100g相当)。ご自宅でもぜひお楽しみくださいませ。
・イクラ丼
新米とともにいただく漬けいくらの丼です。
・舞茸と梨の和えもの
舞茸に、梨の風味をそえたさわやかなひとしなです。
・納豆汁
味噌、大豆、油揚げ、大豆を重ねた旨みたっぷりの味噌汁です。
※一部献立は事前に用意をしたものを使用し、デモンストレーションと実習を行います。
※レッスンの最後には皆さんで楽しく試食会をいたしましょう。試食は1食分相当をご用意します。
■参加費■
7,000円(税込・材料費込)
※当日現金にて釣銭の無いようご用意ください。
詳細情報はこちらです→http://al-tokyo.blogspot.jp/2016/08/102.html
2016-08-23
秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
毎年、このさみしくも空気にほんのすこしの涼がくわわってくると、空を見上げながらこの歌を教えてくれた方を思い出し、しょんぼりします。
まだ夏にすがってはいますが、もう晩夏。
今夏は色々と大事なことを頭にずっと抱えながらの夏越しで、公私に渡りおおごとになることはなく晩夏を迎えられていることに安堵しています。
さて、すこし前になりますが正田醤油さんの「煎り酒」を使ったお料理をご紹介させていただくイベント「煎り酒薫る 江戸涼会」にて、「煎り酒の江戸から現代へ 三点盛り、白身魚の膾と煎り酒・きゅうりと納豆の百味加薬漬け・豚の煎り酒焼き」の3献立の料理の監修とデモンストレーションをさせていただきました。
起源は室町時代とも言われる煎り酒は江戸の中頃まで親しまれており、それ以降醤油が民衆の中に広く浸透するとともに、料理屋さんや懐石料理などではその姿を残しつつも、味付けの主役は醤油へ移っていきました。日本酒と梅を軸にして作る煎り酒の風味は白身魚や野菜などの和えものや豆腐料理など、また現代のお肉料理とも相性がよく、日々私も食材ごとに合わせ作り分け、楽しんでいる味付けのひとつです。
献立ごとに、煎り酒をそのまま使うのか、それとも火入れをするのか、
また、自分好みの自家製煎り酒で楽しむのか、または醤油屋さんが丹精込めて作ってくださった煎り酒を堪能するのか。日々の料理のシーンに合わせてあれこれ使い分けるのも煎り酒の楽しみ方のひとつだなと思います。
手話通訳とともに料理のデモンストレーションなどをさせていただいた今回のイベントの様子や料理内容など、この度イベントをオーガナイズしてくださったmazecoze研究所さんのサイトにてアップされました。ご覧頂けたら嬉しいです。ぺこり。
mazecoze研究所→http://mazecoze.jp/cat7/2026
ご来場頂きました皆様、正田醤油様、mazecoze研究所の皆様、ありがとうございました!
(写真はmazecoze研究所サイトより)
2016-09-09
9月9日今年最後の五節句重陽の節句。
今宵も酒に菊の花びらをうかべて不老長寿を願ってみようと思います(まだ呑んでません🙄)。
この時期、食用菊や紫色のもって菊、外した花びらを酢と塩を入れた熱湯でさっと茹で酢やヴィネガー液に漬けてあれこれ重宝しています😋
#重陽 #節句 #菊 #mumflowers
#中里太郎右衛門 #唐津焼 #saga #karatsu
2016-09-09
さて。
夏、蝉の声が聞こえてきたときの嬉しさとは違い、秋のはじめの夕暮れごろ、虫の音が届きはじめるとしんみりさみしくなるー。
毎年今の時期こうしてさみしくなるですが、今年は一層感じるなー。これも齢の重ねがきいてるのでしょうか…。何かと慌ただしかった今夏はヴァカンスをとるわけでもなく、だだだだぁーっと夏が終わってしまったこともさみしい理由の一つかなー。ばたばたとしながらも今までにない”新しさ”へも遭遇したあれこれを消化するにはいい秋の夜長の季節なのかもしれないです。
twitterやinstagrmを始めてからブログの更新がとても減りましたが、今後はもうすこし頻度が上がりそうな気配です。
2016-09-14
すこし前になりますが実家から咲かせてみた~と写真が送られてきた百合根の花。初めてみました。ちょっと毒を持っていますの的な鮮やかな色とドットの花びら、わしゃわしゃとした葉、この花の根を最初に食べた人に感謝せずにいられないなー。百合根は好物であります。
こちらもほんのすこし前になりますが、いつも通っている築地の場内、通ってはいても市場の中の方と一緒に買い物をする、というのはあまりないシーン。先日は仲良くして頂いているおねーさんと「秋刀魚がようやく手頃になってきたね~」という立ち話から仲卸エリアへ一緒に秋刀魚を買いにうろうろ。「焼きもいいけど、梅煮もいいね」などと話をしながらの買い出しはとても楽しかったなー。毎日朝早くから市場に来ているおねーさん、もとい女将さん、足早に店に戻る後ろ姿がすごくすてきだったのぱちり。
パスタや麺類が好きで、蕎麦やうどん、パスタ類も食卓によく登場します。
パスタの中でもナポリの生産者・FAELLAは格別で、少なくとも東京都内の小売店にはそれほど多くの種類は入ってきてはいないようなのですが、スパゲッティやパッケリをよく使っています。先日もサルシッチャを手でちぎってトマトソースに、パルミジャーノレッジャーノをたっぷりすりおろしていただきました。 食べている間しっかりめの食感がキープするのもいいですね。
お弁当もるーてぃん作業。数日前のお弁当はこちら。 #今朝の縄張り会議 というハッシュラグでinstagramなどにアップをしています。よろしければのぞいて頂けたら嬉しいです~(^o^)。
先日出逢った片口たち。
夏が終わると食卓にガラス製の器などの登場が減ってくるのですが、先日ヒロイグラススタジオ・花岡央(はなおかひろし)さんの個展でガラスなのに土感の風情感じる素敵な片口に遭遇し一目惚れ。光がぬけてテーブルに映る影も美しく。使うのが今から楽しみです。
鰻ごはんは、きゅうりと山椒をあえたものと山葵をそえて頂きました。古伊万里の茶碗、落ち着いたグリーンとトーンダウンした朱色、象牙色的なベースなど、とても気にいっているのですがあまりごはんが入らないのでこのお茶碗のときは必ずと言っていいほどおかわりが続きます。
ばたついた日のランチは、飯と汁、ありものの惣菜で済ますことがありますが、こちらはビーツを使った豚汁、仕上げにいつもみりんをたらり。
あ、9月ももう真ん中。焦るー。
時々訪れるブログ復活運動、instagramやtwitterだけではなく、ブログも残していこうという個人的な気運が久しぶりにやってきた。いつまで続くかなー…。
2016-09-20
余韻のカレー。
食事をする都度、食べすすめるとともに、食事を始めてから15分とか20分ぐらいの頃に戻りたい、と思ってしまいます。たくさん美味しいものを食べすすめたいと思うと同時に、一方で空腹の中に美味しいものが飛び込んできた瞬間の感覚が恋しくなるようです。そして食事が終わったあとは幸せなのに、同時に空腹も恋しくなります。自分のことながらいつも面倒なサイクルだ…(-_-)。
それが!先日出逢った魚介の旨みがたっぷりのブイヤーベース風カレーは、魚介とスパイスの旨みの余韻が口の中にじーんと残り、カレーを食べすすめおなかが満たされてきても、何口目でも口中に残る余韻が色あせず、あぁびっくり。
このカレー、パリの食通たちを唸らせているRestaurant TOYOの日本初出店の今の時期だけ東京と横浜でも出逢えるもので、明日9/21~26の期間、西武そごう・横浜店のフランスフェア2016で食べることができます。口中の美味しい余韻の中へするっと注ぐワインも格別です。ぜひ行ってみてくださいね(^o^)。
https://www.sogo-seibu.jp/france2016/
There is a chance to eat special bouillabaisse curry by restaurant TOYO at Paris, which is happy marriage with wine.
Seibu-Sogo department store.
Tokyo/IKEBUKURO, 14th-19th Sep.(end)
Kanagawa/YOKOHAMA, 21th-26th Sep.
泡。
先日旧友の誕生祝いを本人へのサプライズで企画。ティーンの頃から人生の多くの時間を一緒に過ごしてきたその友達のお祝いを毎年しているものの、お遊び気分を盛り込んだサプライズ企画は久しぶり。気づかれずにできるのか…友人たちと練りに練って大成功でミッションコンプリート。驚き嬉しい困惑顔の彼女のその表情が見たかった。その表情を肴に大好物のシャンパーニュやクレマンなどとともにお祝いしました。
雨楽隊に囲まれた今日、もうすっかり秋の長雨シーズンなのかな。打合せもリスケになりちょっと現実逃避でブログぺちぺち。
2016-10-03
日頃の食事の内容は、「今日は何が食べたいか?」とおなかに聞いてから献立を考えます。家での食事も、外食もそんな感じなので、いつも満席だったり、すごく先でないと予約が取りにくいお店などはなかなか到達することがむずかしいことも(・・)。
もともと蕎麦が大好きで家でも外でもよく食べますが、蕎麦の場合も「今日何が食べたいか?」の回答食材をそばにあれこれトッピングすることが多いです。納豆、オクラ、大根おろし、鶏天などなど。温かい汁のこともあれば、冷たい蕎麦にすることも。どんな食材も懐深く受け入れてくれる蕎麦ってすごいなぁと思わずにはいられずです♡。
Instagramで、#夜鳴き蕎麦 や #midnightnoodles というハッシュタグで日々のお蕎麦写真アップしています。よろしかったら覗いてみてくださいね(*´∀`*)。
また今の時期、生筋子が手に入る嬉しいシーズン。醤油漬けや白漬けなどあれこれ作って、新米とともに。 生筋子、鮮度の良さは橙色。
白漬けにはシトラスキャビアを添えてずずず(猪口は隆太窯・中里太亀さん)。
また秋といえば、秋のおいしい刀、さんま♡。秋刀魚の塩焼きと新米の組み合わせに勝るものはないように感じますが、香り野菜とともに合わせた秋刀魚のアーリオオーリオも美味しくできました。 パスタは大好きなFaella。
そして秋の魚のもうひとつ、食べずに入られない戻り鰹。皮目を炙って大根おろしと青ねぎ、季節の柑橘でぱくり。
冷たい雨の日にはれんこんのすり流し味噌汁に秋茄子をぽとり。
夏が恋しいなぁとぼやいているうちに、胃袋はすっかり秋仕様になりました。
2016-10-05
昨日とても尊敬している方の訃報を知り、おなかの真ん中あたりをぎゅっと掴まれるような感覚と断続的にやってくる目からの洪水。でも心を亡くすというような公私ともにしなければならないことが目の前にあることで救われている気もしています。忙しいということば、よくできているなと今さらながら。
2016-10-09
美味しいものを頂いたあとは、その記憶を反芻しながらさらに呑めてしまいそうな気がします。
明日決勝を迎える楽天ジャパンオープンテニス。その会場の有明コロシアム内にある「RADO RESTAURANT 2016」に伺わせて頂きました。ParisよりRestaurant TOYOのオーナーシェフ中山豊光さん率いるTEAM TOYOの皆さまが提供する期間限定の特別レストランで、フランスからの食材のほか、日本各地の旬の野菜や、毎朝築地市場で中山シェフが仕入れる魚介などを使い、毎日異なるメニューが展開されています。また器もTOYOさん監修のもとRADOさん制作のオリジナルのもので供されるというびっくりするような内容です。
テニスの観戦が目的のはずだったのですが、あまりに美味しく心地よく、レストラン内にあるモニターからテニスを見ることができるので、ご一緒頂いたお友達で、ファッションやグルメ等々あれこれ素敵なことをたくさんご存知のコーディネートやPRのお仕事をされている水野優子さんと話に花も咲き過ぎて、お尻に根が生えてしまいそうになりました、というか生えた…。
準決勝の試合があった本日10/8のメニューはこちら。
アペリティフの蓮根と一緒に添えられていた海の幸のラビゴット風に悶絶。魚料理の穴子のフリットと添えられていたレモンのクーリもとても美味しく、器とそこに散りばめられたカリフラワーが海と波しぶきのように見えたりも。シャンパンのほか、ボルドーの赤白ワインも供され、デザートはアイスと木苺、どれも大変美味しく頂きました。
以前、野球やサッカーの試合会場で食事をいただきながら観戦させて頂く機会がありましたが、今回のテニス観戦とRADO RESTAURANTとの美学と思いのつまった饗宴はとても舌に記憶に留まる素敵な時間となりました。
冊子の後ろに綴られていた “Time is the essence we are made of” ちくんとくるとても素敵な言葉もメモリーされました。
今回このような貴重なご縁と機会をくださった皆様に改めてお礼のほど申し上げます。ありがとうございました!
水野優子さんが講談社さんが運営されているmi-molletサイトで綴っているブログでも楽天ジャパンオープンのことやRADOレストランのこと、ご紹介されています。よろしかったら覗いてみてくださいね(*´∀`*)。
http://mi-mollet.com/articles/-/6294
2016-10-22
すこし前のことになりますが陽が落ちてからの築地市場界隈へ。いつもは朝の築地ばかり、夜の景色はすこし新鮮。
フィリピンから日本に勉強に来ているお友達と、時々寄せてもらっている食堂、多け乃さんへ。お友達から注文はおまかせ頂けるとのことで、まずは何よりも大好きな酢〆のきいたコハダをオーダー、そして秋刀魚の塩焼きも味わって欲しくて注文、その他肉豆腐や、季節の舞茸の天ぷらなどの肴をつまみながら瓶ビールを酌みつ酌まれつつ。海外の方から「日本が大好き」というお話を聞くたびに、その日本好きの期待を上回れるようがんばりたいな、と勝手に一人鼻息荒くなることしばしばです。
築地の場内、午後過ぎぐらいまでは人の気配もあり、夕方になるとすこし静かになってきて、夜には各地から海のご馳走たちが届きはじめ忙しなくなってきて、深夜にはピークを迎え、そして再び朝がやって来る。通い続けて、いつも変わらないのにいつも新鮮、こんな不夜城の築地市場は東京で一番好きなスポットかもしれません。
多け乃さん、お友達から「so delicious!」と嬉しいご感想を頂き、一人気をよくして、食堂をあとに風にあたりながら築地市場を軽く散歩。そろそろ帰ろうか、と思ったところに、別口で、お仕事でフランスより帰日中の今夏チャリティイベントでお世話になったシェフの方々が築地に呑みにいらっしゃるとのことで、その会に合流させて頂くことに。休市日だったこの日でしたが営業をされているバルの軒先に椅子を持ち出し再び呑み開始。途中雨も降り、今シーズン最後の力をふりしぼって現れたような蚊に刺されそうにもなったり、何が可笑しかったのかトピックはあまり覚えていないけれどよく笑ったという記憶だけは残ったこの日。築地がくれる偶然、夜の市場もいいものだ。
2016-10-24
お知らせ。
先月のことになりますが、ワールドさん展開のCorteLargoのbrand siteにて、ごはんの直火での炊き方や、ごはんのお供、漬物を使った納豆汁やふりかけを使ったもみじおろしなどをご紹介させていただきました。撮影は新米が出始めた頃の8月で、お鍋は自家用は黒色ばかりでしたがこっくりとしたグレーカラーがすてきな STAUBとともに楽しくさせて頂きました。今の時期だけ頂ける水々しい新米のご馳走、お役に立てて頂けたら嬉しいです。ぺこり。
How to make steamed rice using STAUB in CorteLargo's web site.