2009-01-22
新しい年という言葉も憚れるほど時は過ぎ…。今さらながら、本年もよろしくお願いいたします。
年末は毎度のようにあたふたばたばたと過ぎさり、年も明けてから、目出鯛友人の結婚式や美味しい
や泡に漬かっているうちに、今日に至っています。
幼い頃から、新年に何か目標を立てるという習慣がなかった私ですが、今年初めて自分へのミッションなるものを立ててみました。先日、両国へ大相撲初場所を見てきましたが、けががあっても凛とした表情で土俵にあがり、痛い顔一つ見せず 花道をさがっていく背中に、よしばんばろうと触発されます(単純)。すでに今年も21/365日は過ぎましたが、mission impossibleとならぬようがんばろう。
コハダ、〆るとほんとに美味しいですね。
2009-01-23
ここ最近、ちょっと生キズや青あざが続いています。
自転車に乗りますが、サドルをこぐのにちょうど良い高さにすると、止めて降りる時にどうも不安定になります。足が短いということかと思いますが…。先日も家の前で自転車をとめ、背負っていたリュックが重かったせいもあり、バランスを崩し身体の左側にバタンと落ちました。
ときどきジョギングをします。先日もジョギング帰りに、近所のバッティングセンターに直行したのですが、ジョギングの後しばし散歩を経ていたため、身体がすこし冷えてしまっていたようで、いつものように思いっきりバットをふったら、背中の左下部分がピキッとして、わずか20球で退散しました。今年の初打ちは80球と快調だったのに。
とそんな年始めですが、やっぱり身体を動かすのは身体の中の空気が入れ替わるようで気持ちがいい。そういえば梅がきれいに咲いてました。目下のブームは背筋力のアップと持久力の向上です。
2009-01-25
東京都中央区・築地にあるとり肉屋さん。「宮川食鳥鶏卵」の検索でこちらのブログに訪問してくださる方が結構いらっしゃいます。HPというほどでもないですが「iタウンページ」で宮川さんのページがありましたので、URLをお知らせしますね。
http://nttbj.itp.ne.jp/0335410177/index.html
こちらの鶏肉は本当にうまい。ふっくらとした、うまみのあるお肉です。鶏のニーズが高い年末などは、店頭には長蛇の列のことも。昔ながらに、お肉を竹皮で包んでくれます。よーく洗って豚の角煮を作るときなど色々と再利用もしています。
2009-01-26
といえば、三島由紀夫。そうそう、もう20年以上も前に読みあさった作家の一人だっけ。谷崎潤一郎、太宰治、三島由紀夫にかなり執着していた頃、部屋の本棚を見て友達に「何か悩みでもあるの?」と聞かれたのがなつかしい。
と、今回はそっちの宴のあとではなく、大相撲初場所が終わっちゃってさびしいな、とそんな気分。サッカーにしても、相撲にしても、ある程度開催期間のあるスポーツが終わるといつもこんな気分になるわけです。今場所は、場所の前半と千秋楽イヴに行ってきましたが、後半の異様な盛り上がりはちょっと久方ぶりの熱気ムンムン。朝青龍の復活優勝が騒がれてはいますが、個人的には稀勢の里が無事勝ち越して一安心、あとはニューキャラクター幕内最重量の山本山がいい味だしてるなぁと。国技館内の売店には早くも山本山の似顔絵ストラップも登場。特徴をとらえていて、似ています。ご興味ある方はお手にとってみてくださいね。
2009-01-28
兄弟ピアノデュオのLes Freres。先日、その指さばきと音に圧倒されました。どうやったらあんな音を奏でられるんでしょうか(驚)。指に鍵盤が吸い付いてるように、自在に音を出しています。BGMとしての音というよりも、まさに魅せるピアノ連弾といったところでしょうか。初めて聞く曲ばかりでしたが、満喫したコンサートでした。連れてってくれた友人に感謝。
写真はタイトルのchampagne、Alfred Tritant。こちらもいただきもので、初めて飲みましたが、食前、食中までスイスイおいしくいただける1本でした。
いろんないい刺激、ありがたいな。
2009-01-28
春の足音を感じます
。じゃこと合わせてペペロンチーニにしました。辛子や山葵をあしらったお浸しものも好きですが、オリーブオイルとの相性もいいお野菜ですな。
2009-01-29
ATMの上に設置されている鏡に、ふと映った自分の頬の法令線にどっきりした今日の昼下がり。
写真は釣りものの鯵。ハリのあるいい頬してますよね。くぅ。たまには揚げ物にと思い、大葉とチーズを挟んでフライにしました。レモンのしぼり汁との相性もマル
。
2009-01-30
手製の干し柿をいただきました。こちらをくださった友人は料理に菓子に和刺繍に、となんとも多芸な方。ただよう空気も和やかで、いつも秘めたる刺激をもらってます。
紅色の美しさもひときわ。完全な「干し」状態の前なので、わずかに残る果実のジューシー感も格別。今の我が家の住宅事情ではちょっと難しいのですが、果物に限らず魚でも、いろんな「干しもの」ができる家に早く引越したいわけです。
これに合うワインってどんなのだろう?
写真がヒドイ…。シャッタースピードを落としすぎた模様。脇しめて撮ったんだけど。深紅の発色も…。残念。
2009-01-31
昨年のことになりますが、石垣島よりバジルソースを頂戴しました。こちらは舌におぼえのあるイタリアのジェノベーゼソースとは異なるお味。スウィートバジルというよりも、スパイシーバジルなテイスト。どんな食べ方がより美味しいかな?といくつかの献立でトライしているうちに年が明けてしまった今日この頃。
今日はにんにくで香りづけをしたオイルで焼き飯をつくり、そこにガーデンパナのバジルソースを投入。味のアクセントにタイの魚醤ナンプラーを少々ふりかけて、卵でごはんをコーティングしました。このバジルソースには、バジル、オリーブオイル、にんにく、塩、胡椒のほか、クルミ、松の実、マカダミアナッツ、玉葱、そしてクミンが入っています(原材料表記より)。豊富なナッツ類とクミンの香りが南国の味を思わせるこのバジルソース、やはり南国タイの旨みと相性はよいようです。ありがとうございました~
。
石垣島 ガーデンパナhttp://www.gardenpana.biz/
2009-02-01
二月三日は節分ですね。鬼の面を買うのもひとつの楽しみですが、我が家では鶴屋八幡さんの生菓子「厄払い」を気に入って食べています。枡の形をしたもちの中にはきなこあんが入っています。大豆を原料とするきなこあんが枡に入ってるとは、粋だなっ、って以前にも書いたかも…。ぱくりとほおばると、口の中にきなこのやさしい甘さと香りがしっとりと広がります。相方にはぜひお抹茶を!店頭販売期間は2/1~3。この短さも旬を尊ぶ和の心を感じます。
2009-02-05
アーリオ オーリオ大好きです。パスタにしても、野菜にしても、なんでも合わせてしまう我が家ですが、今日の写真はとうもろこしと菜の花(←冷蔵庫の残りもの
)のアーリオオーリオ フェデリーニ(少し細めのロングパスタ)。
とうもろこしはオイルをぬって網で軽くこんがりさせてから投入。ペペロンチーノは入れずに、とうもろこしのほの甘さにあわせ、最後にバターを入れました。香りづけはパセリのみじん切り。イタリアンパセリを使うこともありますが、最近は普通のパセリが多いです。細ねぎの代わりにパセリを使うことも多く、イタリアンパセリだとすぐに足りなくなっちゃうんです。茎のあまった部分は冷凍して、ブーケガルニなどに使っています。
2009-02-09
別名Cravatte(ネクタイ)とも呼ばれる蝶形パスタのクリームソース。蝶の羽の部分の凹凸などソースがよくからまるのがいいですね。
2009-02-14
2009-02-16
うるいと菊のアーリオオーリオ(冷蔵庫の残りものパスタ)です
。ほんのりと苦い風味がオリーブオイルと合うようです。火を通しすぎないよう食感を残したほうがおいしいですね。
おどろくほど暖かかった週末ですが、また寒のもどりはあるようですね。とはいいつつも、これから春のおいしい山菜の時期。わくわくします。
昨年のうるい献立はコチラ→http://chisou.typepad.jp/blog/2008/02/post-3111.html
2009-02-18
1999年もののワインをたくさんいただく会で出会ったヒト。プロならではセレクトで用意された16種類のワインたち。気に入ったものは他にもありましたが、こちらがダントツ。もともと好きだったシャルドネ種ですが、しっかり、じっくり、とにかくおいしい。黄金色の姿も美しい。早速お家用にも、と思い調達を試みましたが、手が届かなそうな…。しばらく先になりそうです
。
2009-02-22
ラジオっ子でした。学生時代には携帯ラジオでmusic life。技術的には当たり前なのかもしれないけど(?)、海外に行ったら現地の電波が入ってきてそのまま使えるしとっても便利。通勤通学では、グリグリッとアンテナ役のイヤホンを取り出し、電車のなるべく出入口に立つようにしてました。その方が電波がいいからね。そのラジオ、久しぶりに通電させたらちゃんと動いたのでうれしくて写真を一枚。一人暮らしをはじめ通勤時間がほとんどなく、さらに地下での移動が主になってからは携行しなくなってました。充電式の電池って寿命がありますよね。まだこの充電池、在庫はあるのかしら…。使えなくなる前に取り寄せておこうかな。
AM、FM、TVの3バンド。スピーカーにもなる優れモノ。うふ。
2009-02-25
そんな趣が自然にでるといいのですが。
亭主が点ててくれた抹茶をいただく茶道ですが、一服の抹茶のために、しつらわれた、亭主の心のこもったおもてなしは、いつもきゅんとさせられます。こと茶碗や茶入などの道具については、抹茶をいただいたのちに、拝見し亭主にお返しするという所作がありますが、その際、その道具との出会いに感謝し、そして道具と別れる際も「恋しき人とはなれるがごとく…」、そんな風な心持ちでね、といわれました。指導されてる最中なのに、素敵な表現だなぁ…と、うっとり。
茶道の稽古では、茶道そのものはもとより、色々なことに気づかせてもらえることも多く、所作はもちろん、自然と出てくることばのそれぞれも、美しくありたいものだなぁとつくづく思いました。よし、がんばろう!
2009-02-26
ふきをたきました。このほろ苦いうまみがわかるようになったのはいつの頃からだろう。苦味成分はポリフェノールの一種だそうです。シャキシャキとした食感も、一層箸がすすみます。春はそこまで来てますね。
2009-02-27
「えご」と聞いて、思い浮かぶもの…。「自我」または、大好きなフレグランスの一つEGOISTEを思い浮かびますが、今日はそれらのえごではなく、舌にうれしい食べ物のえご。新潟地方で古くから食べられているえごという海草を原料とする伝統食品です。見た目は色を黒くしたこんにゃくのようですが、こちらは里のものではなく海のめぐみ。こんにゃくを少しやわらかくした食感で、口に入れると海の香りがやさしくただよいます。不足しがちな食物繊維やミネラルも豊富だそうです。おいしいうえに身体にいいといわれると、喰いつかずにはいられません。
以前は東京都内のデパ地下などでも売っていたようですが、見た目のとっつきにくさや認知の低さから、今では置いてるところはずいぶんと減ってしまいましたが、ローカル食品ということで、逆にその分今後全国へ発信できるチャンスのある食品だと思えます、とのことでした(かざま屋田鹿麩店の社長さん談)。現在は、東京・表参道にある新潟館ネスパスと、同じく東京・上野の吉池で扱いがあるそうです。
まずは、付属でついていた辛子酢みそでいただきました。残りのえごは米、じゃこ、少しの淡口醤油、塩で炊いてみました。炊けたごはんでは、えごの形はすっかりとけて無くなってはいたものの、ふんわり香る海草ごはんになりました。小さく切って海草サラダ風にしてもいいかもです。
かざま屋田鹿麩店
住所:新潟県糸魚川市寺町1丁目1-21
TEL:0120-39-0283
URL:http://www1.ocn.ne.jp/~tazika/
2009-03-05
チョコレートと赤ワイン、なかなかのお似合いですよね。先日友人からいただいたNeuhaus(ノイハウス)のチョコ。味、香りともにまさに大人のチョコレート。小さいコが食べたら鼻血がでそうな、そんな味。チョコレートの食べすぎが鼻血を誘発する、という科学的根拠はないそうですが、数年前、とあるショコラショップにて、ホットチョコレート、チョコレートケーキ、そしてがっつりカカオがきいたチョコを3つ食べたら、たらりと鼻血が出てきました。やはり何かしらの誘発根拠がありそうに思えてなりません。
チョコレートもそうですが、色っぽいと感じる食べ物・飲み物としてワインもその筆頭格です。スマート美人なのにとっても腹黒い(腹腔が真っ黒)サヨリもきゅん…とくる魚の一つ。これからおいしい頃ですね。
携帯電話やインターネット、はたまた時速500kmのリニアモーターカー(未来ね)などなど、それらの恩恵にどっぷり漬かってはいるものの、いろんなことが便利になりすぎて、物事のやりとりや、空間から、時の流れから、感じられるきゅん…とする瞬間が目減りしている、そんな気がします。って、結局、そういうことは自分次第でどうにでも、とも思うんですけどね。ぶつぶつ。そんなことを思う春のはじまりです。
2009-03-17
イタリアの真ん中位置するウンブリア州。北から南まで魅力的な街がたくさんあるイタリアの中でもおそらくマイナーな州のひとつだと思いますが、実は緑豊かなとても素敵な地域です。
州都であるペルージャはかつて中田ヒデさんが在籍していたこともありそこそこの知名度もあるかと思いますが、その他にもトーディやアッシジ、オルヴィエートなど、静かな、そして心地よい里山エリアです。以前滞在していたトーディはほんとに小さな街で中心エリアは1時間もあればゆったり散歩できてしまう、そんなスケールの、そして猫の似合う街。少し車を走らせれば、天然のきのこ狩りもできる自然の恵み。坂も多く、部屋から見下ろす朝もやの中の景色は忘れられません。滞在先のbagnoからの眺めは圧巻で、こんな景色を見ながら「朝」シャワーできたら…と思いつつも、諸般の事情で叶いませんでした。
そんなウンブリアの魅力が3/31(3/30の深夜)から、NHKのイタリア語講座で3ヶ月にわたって紹介されます。先日、NHKイタリア語講座(テレビ)のイベントにて、第一回目の試写を拝見させていただきましたが、地味~に、そして現地の方の様子がリアルに伝わってくる、素敵な番組になっていました。ウンブリアを案内してくれるのは鈴木マリア・アルフォンサさんとマッテオ・インゼオさん。
長いことNHKのイタリア語講座を見てますが、ここ2,3年の内容は「語学番組なの?」と毎回思うような、おかしく、時にナンセンスすぎて笑える内容で、すっかり虜になっています。どんな人がこの番組を作っているのかな、と日頃から気になっていたので、今回のイベントでは制作の方と会えたのが一番の収穫です。
語学番組としてももちろん機能していますが(念のため)、それ以上に、イタリアを知って楽しめる機会になりそうです。Vediamo la programma del italiano NHK !
2時間ほどのイベンの後、気分はすっかりイターリア。プロセッコを一杯飲んで、すこし帯をゆるめてお腹のスペースを確保し、イタリア料理屋さんへ吸い込まれました。たまたま入ったお店だったのですが、これまたおいしくて。終日着物だったので草履を脱いでいただけるお店の空間にも惹かれました。そちらのご紹介はまた次回に。
NHK テレビでイタリア語:http://www.nhk.or.jp/gogaku/italian/index.html
当日の鈴木マリアさんとマッテオ インゼオさん:http://blogs.yahoo.co.jp/matte8jp/24810106.html
2009-03-19
暖かい日が続いていますね。WBC真っ盛りのここ最近ですが、大相撲三月場所もはじまってますよ~♪。
そんな(どんな?)春のはじめによくいただく野菜の筆頭は根みつばです。昨年の今頃にも似たようなこと書いてるかもしれませんが。みつばには、切りみつば、青みつば、根みつばといった種類がありますが、この時期出回っているのは根みつば。栽培過程で、根元からすこし上の部分まで土をもることで、下の部分が白くなります。シャキシャキとした葉部分の食感もよく、ほろ苦く旨い、そんな味です。春の旬野菜、おすすめです。
2009-03-23
鯛の頭と骨をいただきました。ボディの桜色と目元にくっきり入ったブルーのアイラインがかわいい真鯛。鯛は、身ももちろんですが、頭や骨、そしてそれらについてる身までおいしくいただける、まさに捨てるとこなし!の魚のひとつですよね。といっても硬い骨はさすがに食べられませんが
。
まずは頭と骨に昆布をあわせてて、汁をとりました。汁をとった後の頭と骨についてる身をはずし、鯛ごはんに。汁は、冷蔵庫にあった青みつばを吸い口にそえました。
そうそう、鯛の胸鰭の根元に位置する、「鯛の鯛(写真)」と呼ばれる骨。ほんとに鯛の姿に似ていますよね。いつもはポイッとしてしまうことが多いのですが、今日はなんとなく取り出してみました。お財布に入れておくとお金がたまるとか!?。鯛ならずとも、硬骨魚類ならたいてい「鯛の鯛」はあるそうですが、鯛の「鯛の鯛」は格段に形がいいそうです。
こちらは鯛の子。
2009-03-30
桜の時期ですね~。今年は花冷えな日も続き、お呼びしていないゲストMr.寒さと相席しながらの花見も多いようですが、そのおかげでちょっと長めのスパンで桜を楽しめますよね。先週末、駒沢公園(東京都・世田谷区)では太陽の光をあびながらお花見withヨガ(華ちゃん先生Thanks!)を、芝公園(東京都・港区)では友人持参の好物シャンパンやCAVAなど泡にまみれながら桜見物を、満喫してきました。Egly-Ourietさんおいしくてありがとう。駒沢公園は、広い空間と桜のほかにもたくさんの木々があり、都心にいることを忘れさせてくれる大好きな公園の一つです。
こんな時期、よく出動するのが飯台。お花見に持っていく食事の代表選手といえば寿司飯もの。食べやすく、そして冷めてもおいしいもの。ちらしずしやおにぎりに手毬寿司などなど。なんだかんだとここ1ヶ月ほど常にキッチンに鎮座しています。酢飯ものに限らずおにぎりを作るときにも使っています。余分な水分を飯台が吸ってくれるので、べちゃっとしないおにぎりに。「台所に置いておくには、ちょっと幅を取るんだよねぇ…」という声も。確かに場所は取りますが、ひとつ持ってるととっても便利な道具の一つです。
2009-04-07
今年は、咲き始めた途端に花冷えなどもあり、すこし長目に桜を楽しめましたね。今シーズンはいつになく方々の桜を満喫しました。駒沢公園、芝公園、青山墓地、代々木公園に、隅田川。お世話になってる方々と、はたまた新しい皆様と、「きれいだね~」といいながら舌鼓、Grazie tutti !。桜の重さで細い枝がしなり気味になる景色が大好きです。携帯カメラだと、やっぱり映りがボケるなぁ。
明日はお花見~となると、あれやこれやと弁当の材料を買いすぎてしまいます。冷蔵庫には、「早く食べちゃってください」と大きな瞳で待っている金目鯛のアラと腹側の身が待機中。アラは金目鯛ごはんにして相方さんのお弁当箱の中へ、腹側の身はフリットにして、バルサミコを軽くふりかけサラダ仕立てで食べました。
こちら日本ではそんな桜ウィークではありましたが、イタリア中部で大きな地震が発生してしまいました。一瞬にして壊れ、奪われてしまった中世の町並み…。イタリアも日本と同じく地震国、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
2009-04-16
春は出会いと別れの季節なんてよく聞くフレーズですが、そんなことも企業や学校などそういったなんらかの物理的なコミュニティや組織に属していないと、出会いも別れも「春」にひときわ発生する要素でもなくなり、一年中、不意にもしくは予定だって遭遇するものになりつつあり、そしていろーんなことが頭をよぎります。と書いてたらなごり雪(イルカ)が頭に浮かんできました。古っ。
先日、「人」ではありませんが、以前からずっと気になってたオイルに出会えました。アルガンオイル。我が愛する国・モロッコ、その南部地域にしかないといわれるアルガンツリーの手摘みされた実からとれるヴァージンオイル。ずーっと食してみたかったのですが、ちょっと手を出しにくいお値段。ものにもよりますが、250mlで4000円~ほどだったりもする。ってことは、身近なもので換算してみると、エクストラヴァージンオリーブオイルの倍以上のお値段、と思うと二の足、三の足とステップを踏み続けておりました。
オイルの味は、ナッツの香ばしくも、やんわりとしたやさしい風味。こちらのオイルをいただいたのはワインと料理のマリアージュ<のみ山>(@東京・世田谷区)さん。海老のマリネものの香りづけにアルガンオイルをたらっとしてくれたようです。お料理が出てくる前にカウンターの中から「カチッ、ペリペリ…」という音が。開けたてのオイルをその場でいただけてさらに幸せ度が増しました。オイルのボトルに鼻をよせてみると、ナッツのやさしい香ばしさの中にほんのりごま油にも似たかおりも漂います。たまらなく気に入りました。今度は自宅でアルガンオイルを使った献立にしてみようと思います。のみ山さんに感謝~。
2009-04-20
2009-04-21
ジェラートを食べると、いっそうamore italiaな気分になります。←ちょっとルー風。
鎌倉にある手作りジェラート屋さん<ジェラテリア イル ブリガンテ(Gelateria Il Brigante)>の検索でこちらのサイトを訪れてくださる方が多うございます。そんなわけで先日久しぶりに立ち寄ったブリガンテ情報を。
今の時期に食べておきたいのは、バニラビーンズのきいた「カスタード」と濃厚なのにしつこくない苺の味を存分楽しめる「いちごミルク」。特にいちごミルクは国産いちごがおいしい時期だけに作られるフレーバーなので限定ものですね。
さらに以前にもオススメしておりますが「コケモモ」は食べずには帰れません。さわやかな、まるで果実を食べてるような感覚になるジェラードです。ちなみに私は毎回(あれば)食べています。
また、まぼろしのフレーバーかもしれない「シトロン」。ミカン科の柑橘系フレーバー。こちらはレモンよりやさしい味で、フルーツジュースのようなジェラートです。定番フレーバーとなるかは今後次第ということなので、どしどし応援し定番フレーバーになってほしいな、と勝手に思っているわけです。
そして、オトナのフレーバー「マルサラ酒のアッフォガード(Affogato al Liquore)」。ミルクフレーバーにマルサラ酒をかけていただくものですが、香り高いマルサラとミルクがよく合います。たまらん!
と、これだけ一度に食べても、まーったくもったりとしないのがうれしいところ。最近ではお食事の後のデザート代わりに、立ち寄られるお客さんもいるとか。これからの季節、ますます通ってしまいそうです。
2009-04-30
ティラミス。イタリアの甘モノの中でも1、2を争うぐらいの大好物です。
先日久しぶりに作ろうと思い、ティラミスでよく使われるビスケット、savoiardi(サヴォイアルディ)を近所で探しましたがその日は見つからず…。結局スポンジを焼いて作ることに。
マスカルポーネとエスプレッソのハーモニーが抜群ですよね。トッピングには刻んだチョコレートをのせました。今回焼いたスポンジの径は19cm。スポンジを1cm弱の厚みにスライスして使いましたが、結構大量に出来ちゃって、4日間ほど連続で食べ続けました。
「Tira(引っ張る)mi(私を)sù(上に)」が転じて、「私を元気づけて」との意が語源だとか。イタリアマンマは、子供が大人に「(ティラミスを)ほしいほしいとねだる姿から」とも話していた記憶も…。いずれにしても、口に頬張ると自然と笑みがこぼれてしまう、そんな味ですよね。
2009-05-06
淡い桜色が美しいさくらえび。ただ今、まさにシーズンですね。
その桜えび、乾燥ものではない生を、それもほんとの獲れたて生を食べたくて、静岡県・由比町へ行ってきました。
清水漁港から10kmほど北へ位置する駿河湾に面した由比町は、創業文政元年と書かれたかまぼこ屋さんも見かけるなど、歌川広重の東海道五十三次としても描かれた由比宿として風情残る古い街なみです。明治時代、いつものように鯵漁をしていた際、網を浮かせておくための浮樽を忘れ、浮樽なしで網をおろしたら、偶然にも大量の桜えびがとれたことがきっかけで、駿河湾の特産になったとか(由比港の掲示板より)。まさに偶然の産物!
でも、この桜えび、産地以外ではご存知のとおり目にするのは乾燥ものがほとんどでしたよね。それが現在では高度な冷凍冷蔵技術と輸送手段の向上により、遠隔地でもいわゆる生の桜えびを食べれるようになったのはうれしいかぎり…。でも、やっぱり、獲れたて生桜えびを食べたい。
桜えび漁は、夕方から深夜にかけて行われますが、風があってもだめ、雨がふってもだめ、ということで難しい漁のひとつだそうです。前日に漁が出れば、翌日獲れたてのフレッシュな生桜えびをいただけるお店もあるそうです。ちなみにその生桜えびを自宅に持ち帰って…というのはやはり難しく、夕方には劣化も進んでしまうので持ち帰るのであれば、やはり冷凍技術の力を借りるほうがいいのでは、とのことでした。
そんなこんなで、前日に漁が出ることを確認し、ランチを目指し静岡県・由比町にでかけたのでありました…(つづく)。
2009-05-07
(あぁ、さくらえび(静岡県・由比)つづき)
前日に漁の出港予定を確認し、連日の晴天つづきも重なり、なんの疑いもなく、獲れたて生桜えびを目指し静岡県・由比町へ向かいました。
桜えびのまさに旬な時期、待ち行列をおりなす店も一軒ではありません。その中でも、獲れたてのフレッシュな生桜えびでなければ「生桜えび」としては出していない、という<井筒屋>(@由比)へ向かいました。店へ向かう途中歩いてきた由比宿の面影残す街についてあーだこーだと話もしていれば、多少の待ちも気になりません。そしていよいよもうすぐだ~!と思っていた矢先に「今日は、生の桜えびはありません」という、信じたくない声がもれ聞こえてきました。口の中の唾液が乾いてくるほどどきどきしながら、今一度尋ねてみると、「昨日は、漁には出たものの、風が強く引き返してしまったので今日は生はありません。桜えび漁は難しくてねぇ」とのこと(撃沈)。
そんなこともあるよね。自然が相手だもの、そういうものだと、自分に言い聞かせつつも、なかなか垂れた頭は戻ってこず…。
桜えびのサラダ・かき揚げ・ごはん・吸い物・小鉢のほか、かき揚げ丼など、桜えびづくしをしてまいりました。かき揚げは天つゆとえび塩の二つの味を楽しめるなど、どれも美味ではありましたが、やはり「産地ならではの獲れたて生桜えび」はあきらめきれず…。
行きに、車窓ごしに「おいしい桜えびを食べておいでよ~」と送り出してくれた富士山は、帰りには「残念だったねぇ、またおいで」とふたたび見送ってくれました。
地元の桜えび屋さんの話によると、かき揚げなどの加熱調理であれば大差ないけど、生食の場合は冷凍生と獲れたて生とでは食感と色は違うねぇ、とのこと。リベンジしたら、また報告させてくださいね。
<井筒屋>静岡県静岡市清水区由比314/054-375-2039/旧東海道に面する東海道広重美術館も擁する由比本陣公園に隣接。広重美術館もあれこれな解説もあり、東海道中を満喫できます。
2009-05-08
「また桜えび、くどいねぇ」…という声が聞こえてきそうですが。
桜えび(由比産)・ルッコラ・プチトマトのアーリオオーリオスパゲッティーニ。風味と色合いで組み合わせてみました。ぜひ、この時期の桜えび、ご賞味くださいませ。
(こちらはわさび醤油でぱくり)
※由比の旧東海道沿いでは、多くのお店で桜えびが売られており、宅配準備もされています。今回お世話になったのは<原藤商店>。ウェブサイトはこちらです→http://www.haratou.com/index.html
2009-05-15
土や木々がたくさんあるところに行くと、夏の香りを感じる日も多くなりました。冬はパキーンとした空気を肌に、鼻腔に感じますが、夏に近づく今や真夏は、もはぁんと土や葉っぱの香りがしてきます。あの夏の香りの元はなんなんだろう?土にいる微生物とかから発せられるにおいなんだろうか…。
10年ほど前からジムでヨガやエアロをすることが多かったのですが、ここ3,4年は近くでランニングな日々。そんな折、「先日日本人関取最重量の山本山がかかとを痛め稽古がままならないため、歩くことでせめてものトレーニングとしていたところ、親方よりかかとへの負担がかかるから、サイクリングにしろ」との指示を受けた、という話を耳にし、「お、自転車でもトレーニングになるのね!」と合点。早速、近くの公園でサイクリングを始めてみたところ、気持ちがいいこといいこと。移動手段として自転車を乗ることは多かったのですが、今さらながら再発見な気分です。
平日ということもあり人手も少なかった公園ですが、中でもやや異色を放っている青いジャージに青の麦わらハットの紳士を発見。元小結龍虎、というよりもグルメ番組料理天国の龍虎といったほうが馴染みがあるかしら(どちらも古くてわかんないよっという方はすみません)。かなり一生懸命歩いてらっしゃる模様。がんばってる人がいると、自分もあと一周、もう一周とがんばれるのでいいですね。
20090512/6/15km/日本橋・品川
2009-05-18
フィットネス話題が続いてます。
ジョギングの際に履いてるものはエナメル素材の町履き靴。相方さんからは「どたどたしてる
」といわれつつも、本格ランナーでもないしということでそれを履いておりましたが、どうも靴の重たさもあってか、すぐ疲れてしまいます。そもそも体力が無いというのも否めませんが、ちょっと靴をバージョンアップしてみようと思い、adidas shop@渋谷店をふら~っとのぞいてみました。
久しくスポーツショップなどに行っていなかった私には、なんだかどこを見ていいかわかんないぐらい、華やかな(?)店舗作りになってることに驚き。店内は地下1階~地上3階のつくりになっており、耳にイヤホンをつけた店員さんが絶妙なタイミングで声をかけてきます。あるフロアから別のフロアに移動し、見ようと思ってた商品を見やろうとするとさりげなく目当ての商品に関する説明をしてきます。店員さんの応対は、個人の好みで分かれるところかと思いますが、ゾーンディフェンスとマンツーマンの両輪でお客さんをマークしているように思えました。過度にならない程度でさくっと教えてくれる店員さんたちは、今回私のようなスポーツ素人にはちょうどよかった気がします。
軽さ、デザインともに気に入ったのはadizero japanという軽量タイプの走りこんでる人向けのタイプでしたが、「軽量≒底が薄い」ため、私のような時々ランナーの足裏には耐えられない模様。なので、そこそこの軽さとそこそこの足底のクッション性を装備したadizero bostonに落ち着きました。さくっと走るだけでも適度に汗もかけて、その後の食事も、お酒も
、一層おいしく感じられる今の時期は、ジョギング日和ですね~。
地下一階には椅子と小さな本棚という読書スペースもあったりで、商品を物色しながら休憩できるのもいいですね。
アディダスパフォーマンスセンター渋谷http://www.adidas.com/jp/shop/adidasshop/locator/#/area/area01/pref12/2558
2009-05-19
沖縄は梅雨入り、夏がじわじわ近づいてきてますね。こうなると、舌も夏っぽいものを自然と欲してくるもので、今シーズン初の素麺を食べました。だし、淡口醤油、砂糖、醤油、みりんに一度火入れをし、冷蔵庫へ。こうしておくと素麺を食べたくなったとき、すぐに食べられるから便利です
。薬味はしそとしょうが、黄金ペアですよね
。
2009-05-22
今年も、そろそろ梅を漬ける時期となりました。梅と塩、赤紫蘇だけで漬けるシンプルな梅ですが、いただいてくださる方々がいるからこそ、一層楽しみながら漬けることができています。
「漬けてみた~い」というお声をいただくこともあり、うれしい限りです。そんなことを受け今年は若干名とはなりますが梅漬け会なるものをしてみようかと思っています。時期は梅漬け5月末・赤紫蘇漬け7月上旬、場所は東京都内となります。「梅を漬けてみたーい!」という方は、お手数ではございますが下記アドレスまでご一報いただけたら幸いです。詳細をご連絡させていただきます。(もう少し早めにご連絡をできればよかったのですが…、今年はあたたかく暑い日も多かったせいもあり、予定より早めの梅漬けとなりました。ごめんなさい!)
e-mail:chisou.chisou@gmail.com
ご飯のおともに、料理のかくし味に、または二日酔いを抜きたい時に…と大活躍してくれる梅です。
↓↓↓ここ最近の梅漬けの様子はこちらです↓↓↓
http://chisou.typepad.jp/blog/2006/06/post_58f6.html
http://chisou.typepad.jp/blog/2006/07/post_d8a1.html
http://chisou.typepad.jp/blog/2007/07/post_4edc.html
2009-05-24
本日千秋楽です。夏物着物でも汗ばむぐらいの昨日は、座布団乱舞する夏場所十四日目でした。昨日の取組み白鵬対琴欧州、日馬富士対朝青龍、なかなか見ごたえのある二番で、両横綱に土がつく展開に。
モンゴル勢を中心に優勝争いが続いている大相撲でしたが、期待の平幕稀勢の里にも優勝の可能性が残る、本日夏場所千秋楽となりました。
食べながら、飲みながら、観戦した相撲についてあーだこーだと反省会するのも楽しみのひとつ。昨夜の帰路、シメにおいし~いシャンパンでも…と近所のお店に寄ったところ、お休みでした…。
今日の大相撲中継では、きっと昨日の二番をVTRで流してくれるはず(期待)。力相撲は何度見てもおもしろい。
片手に相撲観戦な雨の日曜日となりそうです。
本日のNHKの幕内取組みの中継は、【解説】北の富士勝昭(正面)、舞の海秀平(向正面)、【実況】藤井康生(正面)アナウンサーの模様。刈屋富士雄アナウンサーの実況も正確かつ物静かなシニカル表現で好みですが、本日の組合せも、時折苦笑を誘う実況ぶりです。
2009-05-25
乾燥桜えびと冷蔵庫のあまりのものを使ったスパゲッティーニ。乾燥ものはフレッシュものより、凝縮されたうまみ(あまみ)がありますね。
・スパゲッティーニをたっぷりの湯に、塩を入れでゆでる
・エクストラヴァージンオリーブオイルに、みじん切りした小さめのにんにく1個を入れ、じっくりいためる(→aglio olio)
・スパゲッティーニが茹で上がる1分ほど前にたっぷりの乾燥桜えびと小口切りにした大根の葉(流水でよく洗ってから!)をaglio olioの中に入れ、ざっと合わせる
・スパゲッティーニを表示の1分ほど前にあげ、具が入ったaglio olioとなじませ、塩と黒胡椒
・仕上げの味付けに、軽く水気を切った大根おろしにほんのり色づく程度に醤油をまぜたものをざっくりまぜる
・盛り付けたら、たっぷりの大葉の千切りをそえる
駿河湾の恵みに感謝~。桜えびの春の漁期も残すところあと2週間です。
(作りすぎたロールキャベツ。二つの味に分けて、煮込もうと思いま~す。)
2009-06-02
六月に入り、「あ、今年ももう半分が過ぎる…」と妙な焦りを感じています。
この時期は、ちょうど梅を漬ける時期でもありまして、今年も愛媛県・七折から小梅10kgが届きました。今年は5月に暑い日も多かったせいか梅の色づきも早かったようです。毎年おいしい梅を届けてくださる農家さんに感謝。梅が届くと、梅干しになったときの旨い酸味を想像できないような甘い香りが家中に立ち込めます。今年は梅が大好きというイタリア人女性も梅漬けに参加してくれましたが、この香りにも大そう驚いたようでした。
昨年漬けた黒糖梅酒がようやく飲みごろになり、そいつをちびちびやりながら、梅のヘたをとり、洗い、漬け込みがようやく完了。梅酒は氷砂糖だけよりも、黒糖を混ぜたほうが味に複雑さも出て結構好みの味になりました。今年はラム&黒糖の梅酒に。おいしくできるかなぁ。
2009-06-08
2010年world cup出場が決まり、嬉しく、そしてほっとした週末。帰国後もしばらく凹んだ余韻から抜けられなかった2006年ドイツworld cupから3年も経つんだなぁ。あー、早い。
2009-06-11
毎年楽しみにしているAsperage sauvage(アスパラソバージュ)は、5月頃のとても短い期間だけ日本にやってる旬野菜。今年ももう終わりだなぁと思っていたら、築地・青果市場の<大祐>さんにまだありました。「Asperage sauvage(仏語)」とは、野生のアスパラという意味ではありますが、アスパラ(ユリ科アスパラガス属)とは、分類的には同じユリ科でも「属」が違い、別物です。先端部の姿はつくしんぼにも似ています。淡白な中にも、うまみを感じられるアスパラソバージュ、aglio olioをベースにアンチョビを加えて、さっと炒めて、パクリ。泡系や白ワインとの相性バツグンです。
2009-06-12
商店街、スーパー、または各種宅配など、様々なところから食材を調達できる現在ですが、皆さんはどんな風に買い物をされていますか?
私の場合、様々な試行錯誤を経て、野菜についてはよく食べるものは、基本的に<大地を守る会>から調達しつつ、アクセント的に築地市場の青果市場で調達することもしばしばです。そして「あ、うっかり」なんて時には近所のスーパーのお世話にもなっています。
青果市場にはワクワク、そして目移りしそうな野菜がてんこ盛り。通っているうちに、「こんなのどうですか~?」なんて見たこともないニューフェイスを教えてくれることもあるので、たまりません。また、時には「早く食べてよー」と云わんばかりの野菜たちが、破格の価格で並んでいます。ほんの少しだけお疲れ気味な野菜たちですが、まだまだばっちり食べられるものばかり。先日も青紫蘇、10枚×10コが100円で、即買いしました。
もちろん大地を守る会の野菜は美味しい!ですが、実際に目で触れながら買い物するのは楽しいですね。
2009-06-14
初夏、関東近辺でとれるスルメイカの若い(小さい)コ。身がやわらかくて旨いです。麦が実る頃にとれるので麦イカ、そんな呼び名です。この時期、友人の釣り名人は70~80はいは釣り上げるそうで、それは驚き。イタリア版イカ飯にしてトマトソースで煮込んだり、aglio olioに肝+フレッシュプチトマトを合わせた炒めものにしたりなど、ワインの肴にもバッチリです。ただ…、ヤツはアニサキス(寄生虫)の宿主(しゅくしゅ)でも有名
。そんなわけで一層旨さも引き立つ加熱調理でいただく魚介のひとつです
。
2009-06-15
2009-06-17
ねばねば感とさわやかな風味、おいしいですよね、オクラ。形もかわいいよなぁ、とつくづく思います。ひたし物やつけ合わせなど、使い勝手のいい夏野菜。洗ったオクラに軽く塩をふり板ずり。さっと熱湯に通し、薄切りに。刻んだものを豆腐の上に山盛りにして、かぼすの果汁と醤油を合わせたPONSをかけていただきました
。
2009-06-18
ろうそくの灯りって、見ていて飽きないです。波を見ていて、心地よく飽きないのと似た感覚。シャンパンの泡を眺めるのも好き。あ、もちろん頂くのも
。夕食時に灯すことが多いですが、お酒も一緒にいただいてるときは、そのままゴロン
としてしまうこともあり、要注意な我が家です。
今週末から100万人のキャンドルナイトですね。
2009-06-19
今週は大航海時代ウィーク。昔のむかしから、歴史に興味は持つものの、覚えるのが苦手で、高校の時には結局「倫理・政治経済」という比較的暗記量の少ない科目に回避した私です。そのせいというわけでもないのですが、とあるごとに歴史オンチの私は、気になるテーマの歴史事象を乱読。そんなわけで今週は大航海時代
でした。漠然と理解していたことが「ふむふむ、へー!」とスッキリするのは楽しいですね。
日々、何気なく使っているハーブやスパイスに、大海原を思います。日本にもそのうねりがダイレクトに来ていたら、今、私はいないのかもしれないんだな~。
2009-06-25
2009-06-29
黄瓜とも。日本には奈良時代に伝来したといわれています。ぬか漬け、浅漬け、サラダや炒め物など、食感よくおいしく食べられる夏野菜の定番ですね。きゅうりのほか、獅子唐などもちょきちょき収穫。トマトが赤くなるのが楽しみです。
2009-06-30
暑くなってくるとよく作る、夏野菜のマリネ。ズッキーニ、トマトやオクラなど、冷蔵庫にある彩り豊かな夏野菜を素揚げし、ビネガーとハーブを効かせたマリネ液にひたします。キリッと冷やしたリースリングあたりと合いそうです。
(マリネ液漬かり中)
2009-07-01
に、赤紫蘇を追加。赤紫蘇の葉を選定しながらむしって、灰汁抜きし、梅から上がってきた梅酢に漬けるんですが、二日間に渡って葉をむしったせいか、親指の付け根が筋肉痛
。味も色も仕上がるまで、まだまだ待ち時間は続きます
。
2009-07-04
イタリアでいただいた自家製ワイン
に思いを馳せ…。
といってもワインに非ず。赤紫蘇ジュースです。青紫蘇、赤紫蘇ともに真っ盛りな今ですね。漢方薬でも使用されているなど、栄養や薬効とも秀逸な野菜。
赤紫蘇ジュースは、市販のクエン酸を使うことが多いそうですが、今回は酢とレモンを使いました。水やソーダで割ってさらにレモンを搾るとなおよしです。
青紫蘇に関しての あれこれはこちらにも↓。http://www.sbfield.co.jp/salon/calender/0906_2-4.html#recipe6
2009-07-07
今日は七夕ですね。
皆さんは何を想い、願いますか?
そして、何を食べますか?
2009-07-15
関東もあけましたね~、梅雨。牙のような歯と獰猛な表情、鱧(はも)の時期でございます。ウナギやアナゴと同じくウナギ目に属しますが、愛らしい表情のそれらとはまったく違う顔つきです。ハモの上顎には、手前から奥にむけて鋭利な歯が中央に並んでおり、うっかりすると、絆創膏のお世話にも。
祇園祭り真っ最中の京都ですが、鱧祭りという異名もあるほどで、「梅雨の水を飲んでおいしくなる」ともいわれるハモは、今まさに旬。そして、ハモといえば「骨切り」。からだの芯を通っている骨のほか、頭から尾に向かった方向に、頭の付け根から尾までびっしりと、硬い骨が、皮を這うようにして無数にあります。その骨を切るために、ザクッザクッと音も感じながら、身側から包丁を入れていきます。それをきっちり行うと、ふっくらと、上品なハモを味わえるんですね
。
今回は、ハモしゃぶしゃぶでいただきました。この夏、あと何回食べれるかしら。
2009-07-17
夏ですね。
暑いのはほとほと苦手ですが、短く、そしてはかなくもある夏は大好きです。
今度の日曜日7月19日と翌週の金曜日7月31日は夏の土用丑。万葉集にも記録があるほど古くから食べられているうなぎですが、「夏土用丑にはうなぎ!」が広まったのは江戸時代といわれており、歌川広重の浮世絵にもうなぎを焼いてる姿が描かれています。これから夏本番、うなぎやどじょうなど、活のでるものを食べて、元気に過ごしたいと思います。ん~やっぱり団扇をはたいて蒲焼にしようかな。
「なんで夏の土用丑にうなぎなの?」などのうなぎ色々話や、イタリア人直伝のうなぎ料理「Anguilla marinata(うなぎのマリネ)」や「Zuppa di Anguilla(うなぎのスープ)」など、昨年の記事となりますが、下記サイトにてご紹介していま~す。
http://www.sbfield.co.jp/salon/calender/0808_1.html#unagi
http://www.sbfield.co.jp/salon/calender/0808_recipe.html
2009-07-29
なんとも姿かわいいキャンドルトマト。このオレンジ色で熟している状態です。先日、実家にて初収穫。そのほかミニトマトやきゅうり、大葉やローズマリーなどもつんできました。大葉のつみたては、香りが高く、ほんのりあまくも感じます。毎日手入れをして、育ててくれてる両親に感謝しつつ…ご馳走様!
。
夏もあと1ヶ月ちょっと。パッと晴れてくれないかなぁ。
2009-07-30
夏になると、ピタッと現れます。 カメラのシャッター音でビクッとさせてしまいました。ごめんなさい。みなさんのおうちにも遊びに来たりしますか、↓このコ?
2009-07-31
先日、ほんの1本必要で、しその花穂を用意。でも、1本ください、とはいかないので一枚という単位で購入↓。
しその花、花穂。見た目もかわいく、香りもよく、刺身にまさに花をそえますよね。たくさん残ったので、お刺身でいただく時のように、軸の上の方からごりごり~っとばらし、それにしその葉、白ごま、じゃこを足して、しそふりかけにしました。
2009-08-04
シャキシャキした食感がおいしい「おかひじき」。姿が海のひじきに似ていることから、大地のひじきということでそう名づけられたようです。ちなみに、ひじきは鹿の尾っぽにも似ていることから鹿尾菜(かびさい)なんて呼んだりもしますよね。おかひじき、イタリア語だとBARBA DI FRATE(修道士のひげ)というらしいです。修道士はひげを生やすもの(あやしい記憶
)、ってところからきているのかしら…?
?
2009-08-07
先日築地の<祝繁>さんでプックリしたマサバ
と遭遇。「もう鯖?」とちょっと驚きましたが、お店の方によると「切ってみたら、脂もあって、おいしい(この大きさは必要だけど)」とのことで購入。体調45cm、体重約1.2kg、家庭のまな板にぎりぎりのるぐらいの大きさです。
味のほうは、秋のものほどではないけれど脂も上々。さばの生き腐れ、といわれるぐらい劣化の早い鯖。早々に3枚おろしにして、6つの切り身に。4枚はたっぷり生姜をきかせた味噌煮、2枚はソテーにして、トマト&きゅうりを具にしたマスタードソースで食べました。写真を撮る前に食べてしまったので、次のときにはもすこし詳細&写真も含めて、アップしまーす。
2009-08-24
今日の午後、都内はいわゆるゲリラ豪雨。雨あがりのあまりの涼しさに仰天した始末。夏が去ってゆく。まさに、秋来ぬと 目にはささやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる(藤原敏行)、そんな気分。この時期、毎年書いてるな、そういえば。
「火は生きている」ということばに出会った昨日、久しぶりに心打たれるBBQに参加させてもらいました。炭の上にのった使い込まれたダッチオーブンで、ピザやタンドリーチキンなど色々焼かせてもらって、一人興奮。抹茶をたてるときも炭の加減は大変重要でありますが、こちらも同じことのよう。火入れの加減にもがいていたら、「火は生きているんだよ」とのアドバイスをいただき、妙にしみ入ってきたことばでした。
あたたかい方々に囲まれた夏のなごりです。
2009-09-09
つかの間東京を離れていたら、ベランダから聞こえてくる音が、蝉から秋の虫たちになっていました。短かったなぁ、今年の夏。
来年までさようなら。
2009-09-13
今日9月13日から大相撲九月場所。昨日は、築地市場場内にもふれ太鼓の姿が。大相撲の始まりをふれてまわるふれ太鼓。寿司屋の裏から店内に現れ、ひびく太鼓のトコトントントン。出くわしたお客さんたちは、ラッキーですね。太鼓、雨なのでビニールかぶせられちゃってます。
土俵15日間、がんばろう。
2009-10-05
ちょっとご無沙汰しております。先月九月はごそごそと作業やら不在も多く、PCに向かい時折現実逃避しながら
、こちらのほうはあまり更新せずに過ぎました。皆さんはどんな九月をお過ごしでしたでしょうか。
大相撲九月場所も、朝青龍の優勝にて終了。今場所は生舞の海を見れたのも収穫。2016年オリンピックはリオデジャネイロ。これからはフィギアのシーズンか。とぶつぶつ。
かなりの数の秋刀魚を食べた九月。力士の背筋、特に肩まわりがもりあがるように、秋刀魚の頭のすぐ後もぷっくり太り、食べ応えのある秋刀魚が多かった気がします。刺身に、塩焼きに、秋刀魚ごはんに、サラダ仕立てなど。
これからは、やっぱり松茸か。
2009-10-06
2009-10-07
辛くて旨い、そんなラーメン。東京都・板橋区に本店を構える<中本> の蒙古タンメン。味噌タンメンに麻婆豆腐がのっている、野菜もたんまり辛さもたんまりというラーメン。最近は都内に店舗も展開しているようで、先日は渋谷店へ。本店のものより、辛さがマイルドのように思えます。個人的にはやっぱり本店かな。辛過ぎないものがお好みであれば渋谷店のがよさそうです。
こちら↓は北極ラーメン。中本の中で一番辛いといわれているラーメンです。
2009-10-08
ひとめぼれ。
少し前に諸々買出しをかねて京都をふらふらしていたときに目にとまった箸。シルエット、持った感触、紅をさしたデザイン、すべてがつぼでした。
創業240余年という<市原平兵衛商店>(@京都・下京区)には、ところ狭しと箸・箸・箸と箸だらけ。端から端といっても、店内の見られるスペースは8畳あるかないかというものですが、じろじろしたものの、やっぱり行き着いたのはこちら。かれこれ30分以上じろじろしたところで、ようやく奥のほうから、作業をとめてお店の方が立ち上がり声をかけてくださり、実用性は当然のことながら、姿・形とも、店のいちおしとのこと。厳選された竹に、職人技がさらに加わり、ここまで細く作れるのだとか。箸先は拭き漆という仕上げにて変色しにくくなっているそうです。
一時期、装飾が美しい螺鈿ものの箸に傾倒していたこともありましたが、細く繊細な箸は口の中でほとんど箸を感じることがなく、食事の味だけを堪能できるすぐれもの。欠かせないアイテムです。見た目こそ華はありませんが、使ってみてこそ光る箸です。
拭き漆:漆を刷り込み余分な漆を何度も拭き取る塗芸のひとつ
<市原平兵衛商店>京都市下京区堺町四条下ル/075-341-3831
2009-10-09
着物の防虫香の入替えを行った今日。これをやるとスッキリするんだ、とっても。
着物は、何かしらを染み抜きに出していることが多いんですが、その染みの9割近くはワインの染み。学習能力なし。
染みぬきをお願いしている呉服屋さんには「またワインですか?」、そしてやや冗談まじりに「そのワインは高いワインですか?」と聞かれるのもいつものパターン。高いワインのが落ちやすい…うんぬんというのだけど、本当なのかしら?
ワイン通の方、染み通の方、情報求みまーす。
2009-10-13
気持ちのいい秋晴れ、茶会が各所であるようです。みちゆきを羽織らずとも寒くない今の時期は、着物日和でもありますね~。抹茶の、ほの苦く甘い味もさることながら、毎度のこと茶事や茶会のしつらえ・マリアージュにきゅーんと感動。先日も稽古にてはまぎくという菊を活け、俳句をよみましたが、今の時期は菊ものが大活躍。といって、ご紹介できるような歌をよめる日は来るのだろうか…来なさそう、いや来ないだろう。はたまた、もしもそんな腕があるのなら、菊の絵手紙でもしたためようか。いや、腕もない。
マリアージュといえば、やっぱりワインですが、泡もの・シャンパンも幸せ時間のひとつ。あ~、抹茶も泡も旨い!そんな秋日和。
写真はDELAMOTTE BRUT BLANC DE BLANCS 1999。
2009-10-14
少し前になりますが、初めてタニシ入りのクリームコロッケというものを食べました。タニシと聞くと、ちょっと土っぽい味なのかなぁ…などと想像していましたが、土っぽさとはほど遠いテイスト。コロッケの中にごろごろと入ったタニシと濃厚なクリームとが合わさり、ちょっと今まで食べたことのない、力強いシーフード風味のクリームコロッケ。中に入っている細長いたまねぎがさらに旨さを引き立て、衣もサクサク、一度に3、4個はぺろっといけてしまいます
。美味!
↓タニシ入りクリームコロッケを食べてみたい~という方はこちらへ~↓
<頓珍館>静岡市清水区港町1-6-14 /0543-53-1619 …清水港のほど近くです。
そして、静岡続きのinfo.をもうひとつ。皆さん、静岡おでんってご存知ですか?ご存知ない方はぜひこちらも~↓。
2009-10-18
そんなことを思った昨日。そろそろ朝晩、足が冷えるようになり、スリッパシーズン到来です。ホットワインも飲みたくなるな。
昨日は、泡→白→赤という順でワインを愛飲。写真は最後にいただいたオレピノ。そもそもそんな呼び方するんだろうか。
2009-10-19
外の空気をすいながらの食事、そしてお酒って、どうしてあんなに美味しんだろう。ベランダからのぞく空は広くはないけれど、やっぱり気持ちいい。かつて印象派の画家たちが画材を持って外へ出たように、私もワインを持って、外に出よう。理想は高く~。
写真左:Champagne Jean Milan Blanc de Blanc reserve brut NM
Oger - Grand cru
写真右:KITARO Select Wine
喜多郎とマボロシ・ワインのコラボレーションワイン
2009-10-26
顔は、一見カツオにも似ているヤイト。先日築地にて味見をし、即買い。カツオのパンチのきいた味をマイルドにしたやさしい旨み。
(「メ ジマグロに近い味」とも仲卸さん)
カツオは、死後、デスマスクと呼ばれる腹側に現れるラインが特徴的ですが、ヤイトにそれはなく、代わりに胸ビレの下にヤイト(お灸)のようなドットが見られるのが特徴です。3つほど見えますよね。血合い部分がやや多いので、その部分は生姜醤油でづけてから、揚げ物に。
ちょうど友人から葉ショウガをいただいたので、ツバメにしてそえました。甘酢に漬けて色味を出したんですが、写真だとあまり赤く見えないなぁ。というか、つばめに見える?
2009-10-27
八百屋さんにならぶゆずが、青柚子から黄柚子になると、あぁもうそんな時期かぁと思います。お椀にそえた弦月ゆず、ふたを開けたときにただよう、あのかおりがたまりません。香りの主成分ユズノンはすばらしい仕事をしますよね。あこがれる~。
ゆずの親戚かぼすも、焼魚に、サラダに、と出番の多い香酸柑橘の仕事人。ふだん、食べる際に都度しぼってかぼす醤油にすることが多いのですが、先日大量に頂戴したので、たくさんフレッシュかぼす醤油を作りました。といっても、まぜるだけですが
、どんどん使っていこうと思います。やっぱり鍋かな!温奴もいいな。
2009-10-28
灯台もとくらし。<pizzeria bar FORZA NAPOLI>@三宿でございます。
店の近くをよく通るものの、ピッツェリア・バーという接頭語のついた店名から、「美味しいのかなぁ…」という根拠のない疑いがありいつもスルーしてましたが、8周年記念の割引券もいただき(ゲンキンな人間です)、本腰入れてピッツァを食べにゆきました。
ピッツァの種類が大変多く、選ぶのに、相当迷います。現地イタリアでいただくピッツァよりもサイズはすこし小さめですが、シェアしていろんな味を食べたいという方にはちょうどいいサイズでしょう。イタリア現地の方はシェアしないですもんね。
今回はマルゲリータ、フンギ、ビスマルク(トマトソース・水牛のモッツァレッラチーズ・プロシュートコット・玉子)、チチニエリ(トマトソース・しらす・地アサリ・ニンニク・オレガノ)、フェガティーナ(レバーソース・水牛のプロヴォラチーズ・燻製鶏レバー・トレヴィス・チェリートマト)…のほか、パスタをいただきましたが、その他、魚・肉料理も豊富にあるようです。中でもフェガティーナは気に入ったひとさら。濃厚だけど食べやすい、そんなレバーの競演がすばらしいくせになりそうなピッツァです。わいわいピッツァなお店です。
食べに徹して、写真あらず…。すみません。
2009-10-29
「皆さん、最近歩いてますか! 散歩っていいですよ~! さぁ、散歩に出かけましょう!!」。
通常、働いてる方は目にすることのない午前中の番組ですよね(放映は関東圏だけかな?)。ま、そんなちぃ散歩とはちょっとトーンは違いますが、これから、私がお世話になっている市場を中心とした築地界隈を、すこしずつご紹介していこうかと思います。いまさらでですが(汗)。
買出し時は、荷物も重く、暑い時期は早め帰りますし、今までほとんど市場で写真を撮ることはありませんでした。でも、目に入ってくる景色は、何年経っても、私にとっていつも新鮮。そこで最近はまわりの邪魔にならないようキョロキョロしながら時折パチッとしています。そんな写真を中心にアップしていきます。
市場はプロの場所。マナーを守って、食のヨロヅエリア・築地市場を楽しめればと思いま~す。ご興味ある方はのぞいてってくださいね~。
2009-11-10
秋も深まる11月。クリスマスのイルミネーションもちらほらと目に入り、「え、もうクリスマス!?」とちょっと驚きです。
炉開。11月、茶道では炉の時期の始まり。床には、利休の教えを記した黒田如水の軸。この軸は、今までどんな客人、ご亭主たちといくばくの茶湯の時を過ごしてきたのだろう、と思うと無性にせつなくもなり、すり寄りたくもなります。
時を経てきたものへ浪漫を感じる霜月。クリスマスの前にじっくり深秋を堪能しておこう。
2009-11-17
知人の畑でとれた柿をいただき、見よう見真似で干し柿に。とはいえ、近頃雨の多い東京地方。簡単なようで、なかなか成功しない干し柿などなどの経験談もあるようです。敵はカビ。
ただ、窓越しに、ぶらさがっている柿が見えるのは、それだけでも得した気分です。青森の大地の恵みに感謝。
今日の東京は気温が上がらず10℃ほど。窓を開けてるにはやっぱり寒い。
2009-11-18
昨日は柿に風をあてるべく、家の窓をあけて過ごしていたせいか鼻水が。ようやくおさまってきました。
冬が近づいてきてるなーと感じる空気ですね。写真で空気感ってどうしたら表現できるんだろう?
こう寒くなってくると、ほっこりした献立になりがちです。たくさん野菜のクリーム煮や魚の煮付けなどなど。ガスを長時間つけてると部屋も暖かくなるし…。ってこれってecoじゃないよね(凹)。
写真はメイタガレイの煮付け。目と目の間にトゲッとした尖りものが名前の所以でもあるメイタガレイ。白いごはんが進みます。から揚げや煮付けにおいしいカレイですね。
2009-11-19
寒いよ~。明日は小春日和の予報。ということは晴れるのね、ということで安心。何が心配って、干し柿を作るはずが、お天気がよくなくて「干せてない柿」なんです。今しばらく、こちらには「干し柿になろうとしている柿」話題が続きそうです。すみません。
そうそう、パチる築地1をアップしてから、そのままでした。その2をアップ。築地市場正門あたりの風景です。
その2はコチラから http://chisou.typepad.jp/photos/2/index.html。
2009-11-24
柿を干し始めて10日ほど。気になる部分を少しカットし、ウィスキーで殺菌。現在の状態は、表面乾燥、中側はややゼリーっぽく、トロンとしてきました。渋は抜けたようで甘い味。実は柿は好んでいただきますが、干し柿はそこそこ。でも自分で作ると妙に愛情わいてきて「何に使おうか?」とあれこれ思案中。ご経験談などを伺うとまだまだ油断はできなさそうですが、がんばります。
柿のメンテナンスで冷えた身体をあたためようと、七輪に炭を入れました。野菜をあぶり、シメは焼きおにぎりに。おにぎりに刷毛で醤油をぬり、その醤油が炭火にあたるときの香ばしさが食欲を刺激しますね~。米と醤油だけでこんなに美味しいなんて、万歳ニッポン。醤油は日々お世話になっている<丸中醤油>の杉樽三年熟成。こちらは、江戸時代から蔵に棲みつく醸造菌で育まれてるお醤油です。しっかりと、そしてまろやかなコク。おいしい醤油を作ってくれる蔵元さんに感謝です。
2009-12-11
ちょっとご無沙汰しておりました…。今年も、もう師走。早いなー。本当に早い。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
先日、とびきり美味しいハラスと出会いました。鮭カマをよく食べますが、これほど旨みのあるハラスに会ったことはありませんでした。このハラス、私の元着付の先生、如月まみさんがウチへいらした時に頂戴したものです。カリッと焼いて皮ごとすべていただけます。あまりに美味しくて調達先までうかがっているところ。大事に大事に、食してます。
如月まみさんのブログにて、その日のことをご紹介くださいました。彼女の着物のスタイリング、粋で大好きです。着物に関する話題のほかにも、美味しいもののお話など、話題満載なサイト、おもしろいですよ~。
2009-12-15
何度かブログにも書かせてもらってる干し柿の件。干してから1週間ほどした頃は、いわゆるドライフルーツのような凝縮した旨み・甘み。よしよし、順調。干し始めの雨天時には窓をあけ、室内で乾燥するなどして、カビも回避。「これから白い粉もふいてくるんだな~」と。ところが、いつまで経っても白い粉は現れません。そして、次第に柿はさらに干上がりました。
干し始めの写真を見ていた両親は「美味しそうね~」といってましたが、先日自宅の干上がった柿を見て、柿と認識できないほどに。噛もうとしても、歯がなかなか入らないほどです。
欲を出しすぎました~。日陰干しがいいといいつつも、適度な太陽の恵みが必要なんですね。干す環境によっては、引き上げ時が重要です。時間差で遅れて干した柿はなんとか食べれそうですが、ふぅ。
さらに。白菜漬。ぬかづけの漬物も好きですが、冬の白菜の漬物も大好物。先日も、大きな白菜を買ってきて、干して、漬けました。が…、あー、塩が多すぎた模様。漬けすぎた白菜はリカバリーして食べまーす。
ふつぶつ。今年も残すところあと2週間。早いー。
2009-12-17
息が白い、星がきれい。
冬の醍醐味なり。
2009-12-19
三日月さんあり。美しい弦です。お茶でも、お好みならシャンパンでも出して、しばしの長居をお願いしよう。
2009-12-24
Merry Christmas.
Joyeux Noel.
Feliz Natal.
God Jul.
Frohe Weihnachten.
聖誕快楽.
Feliz Navidad.
楽しいクリスマスを…
2009-12-24
再び、メリークリスマス。
今年も残すところ1週間。今年最後の記事がアップされました~。お題はクリスマスです。クリスマスにまつわる興味深いトピックは山ほどありますが、そのほんの一部のアレコレを。よろしければのぞいてやってくださいまし~。
↓↓↓掲載記事はこちらから↓↓↓
2009-12-26
ここのところ、「シャンパン&ワイン withジェンガ」というパターンが続いております。もしかして、ジェンガって、もう一昔前のモノだったりしますか(汗)?。妙に闘志がむくむくわいてくるんだな、あれ。
その宴の後は、にんにくたっぷりな二郎インスパイアと呼ばれる、コテコテのラーメンで翌日のシメとなります。そこで、今日は二件の二郎インスパイアと呼ばれるお店を。
<連爾>@東京都世田谷区
R246沿いのこのお店、ここ数年で何件ものラーメン屋さんが入れ替わり立ち代わり、オープンしては消えていった場所なんですが、連爾になってからは、落ち着いて客も入ってる模様。ラーメン用語でいうところの二郎インスパイアらしく、脂&醤油&にんにく風味。麺もふとく、歯ごたえがっちり。チャーシューもやわらかくて美味。深酒した翌日にしょっからいものを~という時は結構いいです。白い脂がぷよぷよ浮遊しているタイプの汁ではないので、二郎系の中でも比較的食べやすいほうだと思います。
<辰屋>@東京都世田谷区
東急世田谷線・松陰神社駅近くにあるこちらの店も、同じく二郎インスパイアと呼ばれる店で、脂&醤油&にんにく&山盛りもやしキャベツ。麺は極太。野菜の上に盛られた鰹節もうれしい。調理場に置かれたキャベツの入ったビニール袋が、築地市場にある秋山商店の袋だったことが気になる。脂と味の濃さを「多め、少なめ」「薄め、濃いめ」と選べる汁となっていますが、脂を少なめ、味を薄めとすると、極太麺に汁がからみにくくなるので、おすすめではありません。脂も味もガツンとOKな胃袋のときにいただくのがよさそうです。チャーシュー&たまごもあっさりとした味つけで、しっかり味の汁に浸して食べる仕様の模様。麺の量が激しくて、「大」が通常の約2倍、「中」が約1.5倍、「小」が普通と聞いて、中を注文した私は完食に向けて、やや苦戦。小のボリュームでも十分満足できる分量です。
ジェンガやりたい人、お待ちしています。
(fraoulaのビュッシュ ド ノエル)
2009-12-28
目に入った睫を取ったら、想定外にロングな睫。あっれ~、伸びるんだ、睫と思ったついさっき。よくよく見たら二本の睫が重なってただけだった
。髪の毛同様直毛ゆえ見事に重なってるんだな、これが。
2009-12-31
満月の大晦日、結構めずらしい?